うつ病経験者のみなさん、これが結構キツいのではないだろうか。
過去の出来事のフラッシュバック
↑しかもコレ、ハッピーなことじゃなくて、
苦しくて!!つらくて!!忘れたいぐらい悲しいこと!!
こんなイヤ~な事実ばかりの記憶が呼び起こされる。
かーちゃんは、かなりコレで苦しんだ。
いまだに克服していない。
いまだによく我が身に起こる症状だ。
かーちゃんの場合は、嫁ぎ先の舅・姑関係で、このフラッシュバック現象がよく起こる。
以前にもお話したように、かーちゃんは、典型的な核家族育ちで、地方の本家長男のとーちゃんと結婚した。
当然価値観やいろんな場面で、衝突もしたし、悔しい思いも、悲しい思いも、それなりに世のお嫁さんなりにあった。
うつ病になって、病気の理解が得られないこともあって、ある程度距離をあけるようになって数年。
今では特に何の確執もなく、何の感情もないのだが、
何かの拍子でスイッチが入ってしまうと、とりとめもなくつらかった思い出がよみがえってくる。
ついでに怒りのパワーもふつふつと湧き上がってくる。
こうなるとさあ大変。
怒涛のごとく、義理の両親に対する怒りを、延々ととーちゃんに噴き出す。
自分の親の文句を結婚相手に言われることは、悲しいものだ。
かーちゃんだってそれは十重わかっている。
だから、ひとしきり怒ると、その後は大反省し、とーちゃんに謝る。
そして近年、このスイッチが入るタイミングがわかるようになってきた。
かーちゃんの場合、
盆・正月・ゴールデンウィーク・秋の連休・夏の祭りシーズン
など、親戚が集まるタイミングの時だ。
もちろんかーちゃんにはまだ、義実家での催しごとは刺激的すぎて、とーちゃんが出席を止める。
かーちゃんも自粛させてもらう。
それでも、その時期が近づいてくるだけで、スイッチが入ってしまうのだ。
とーちゃんにもそれがわかっているから、このときは、やっぱり
「仕方ない」と割り切って、妻に火を噴かれて黒焦げにされることに耐えている。
「結婚したての頃、それだけアナタが受けた仕打ちはひどかったからね。」と言ってくれるから恐縮だ。
今思えば、「仕打ち」というほどのことでもないのだが。
単にかーちゃんも若くて、人間が未熟だっただけなのだ。
このフラッシュバック、家族は、
「その話、前に納得して終わったじゃん!!なんでまた蒸し返すの?!」
と思うだろうが、どうか我慢してあげてほしい。
たびたびこの現象に襲われる本人も、そのたびにつらかった過去に呼び戻され、苦しんでいるのだ。