クルクルパーマ先生は、これに懸念を示した。
「奥さんにとっては、『嫁ぎ先の実家』なわけでしょう?大丈夫ですか?」
と。
とーちゃんとかーちゃんは、
「数年前まで同居してたし、大丈夫です」
と軽く考えていた。
が!!
これがやはり甘い予見だった。
たしかに、かーちゃんは一日中グゥグゥ寝て、楽できた。
しかし、実際には、そんな嫁の態度は、義母や大義母には快く思われていなかったのだ。
自分がゆっくりしてばっかりで、まだ幼稚園の年少だった娘1号を不憫に思った義母からは、
「あの子は寂しいのよ、甘えたいのよ、我慢していることが多いのよ……エトセトラ」
とご注進が入る。
自己否定パワー全開のかーちゃんには、とーぜんこう聞こえる↓
「アンタが寂しがらせてる」
「アンタが甘えさせてない」
「我慢ばっかりさせている」



言葉の槍が、グサグサと突き刺さってくるのだ。
そしてある日、階下からのこんな会話を耳にしてしまった。
とーちゃん
「アイツにあんまりきついこと言わないでやってくれ」
義母
「いちいちこっちの言うことに反応されても困るわよ。だったら何も言えないじゃないの。」
とーちゃん
「だから何も言わなくていい。」
義父
「あの子はうつ病ったって、軽度だろう?病人よりも家族が大変なんだぞ」
とーちゃん
(お前が勝手に軽度と決めるな)と心の叫び
大義母
「だいたいうちらのときは、子供おぶってでも働いたもんよぉ」
ぜ〰んふ聞こえてしまったかーちゃんは、泣くしかなかった。
2階に上がってきたとーちゃんも男泣きに泣いた。
とーちゃんだって、自分の苦しみを親にわかってもらいたかった。
しかしその望みは叶わなかった。
「自分の親だって理解できないんやな。家、帰ろうや。」
とーちゃんはそう決めた。
クルクルパーマ先生の不安は的中した。
同居生活は、あえなく3週間で終わった。
そもそも、かーちゃんの父だって、
「アイツがうつ病?!ありえね〰‼」
と爆笑してたくらいだしね……┐(-。ー;)┌
うつ病とは、「二人で闘うしかない」と実感した瞬間だった。