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ダンボール工作教室

ダンボールでいろいろ工作。
手作りって楽しいな。

ダンボールがリサイクルされる工程を追いかけるのも、

今回でようやく一区切りです。

 

リサイクルステーションなどからの回収後、

再びダンボール紙として生まれ変わり、

成型されたものが、

いよいよ箱状になっていきます。

 

印刷と上下の蓋部分にあたる箇所の裁断が終わったら、

フォールディング部と呼ばれる部分で、

箱状となるよう、のり付けが行われます。

 

その後、のり付け部分が剥がれないよう、

熱を加え、再び冷やして、

接着部分を完全に固定します。

 

その後、決められた枚数ごとに重ねられ、

結束紐がかけられます。

 

まとめられたダンボールセットは、

パレットの上に積み上げられ、

しかるべき場所へ出荷されていきます。

 

ダンボールの原材料は、

その90%が使用済みのダンボールです。

 

そのため、ダンボール製品そのものが

究極のSDGs製品であるともいわれるのです。

 

しかし、極端に汚れてしまっているダンボールは、

リサイクルすることができません。

油のしみこみや、特殊な加工素材が含まれるものは、

燃やしてしまう以外に処分する方法がありません。

 

リサイクルできる資源を増やし、

新たに素材となる資源を減らすためにも、

ダンボールはなるべく汚さずに

使い続けていきたいものですね。

これまで、

再生紙からダンボールの原紙が作られ、

3枚の原紙を

表ライナ、中芯、裏ライナに分けた後、

それぞれに加工を施して貼りあわせることで、

ダンボール紙が作られていく過程を紹介しました。

 

1枚の板状になったダンボール紙は、

スリッタースコアラと呼ばれる機械をくぐることで、

板紙の上に罫線が入れられます。

 

この罫線は、

箱の折り目となる部分です。

 

続いて、カットオフと呼ばれる機械で、

決められたサイズへと切り出されていきます。

 

機械によって異なるかもしれませんが、

1分間で約200mものシートが

製造されていくそうです。

 

次に、罫線を入れただけのシートに、

印刷と裁断、のり付けを行います。

 

ここで使用される機械は、

サイズごとに専用のものが用いられる場合があります。

 

たとえば、A式タイプ・みかん箱の場合は

FFG(フレキソフォルダーグルアー)

という名称です。

 

トムソン機という機械では、

木型を使って型抜き加工を行うことができます。

上蓋を内側に折り込むキャラメル型や、

広げるだけで箱状になるワンタッチ型などは、

この機械で作られています。

 

あるいは、全自動カッティングマシンによって、

切り出される製品もあります。

 

次回は、いよいよ最後の工程について解説します。

リサイクルされたダンボールは、

古紙からダンボールの原紙(板紙)へと

生まれ変わってはいますが、

この段階においては、

一枚の紙でしかありません。

 

この板紙を3つ用意し、

表ライナ、裏ライナ、中芯に割り当てます。

表ライナと裏ライナは、板紙をそのまま使用します。

 

シングルフェーサと呼ばれる装置によって、

中芯に波型がつけられ、

糊付けされたライナと貼りあわされて、

片面ダンボールが作られます。

 

一台目のシングルフェーサから繰り出された

片面ダンボールは、

グルーマシンを経て、もう片面に糊付けされ、

二台目のシングルフェーサにて、

複両面ダンボールが作られます。

 

この段階になって

ようやく、なじみのある

ダンボールのシートの形ができあがります。

 

二台目のシングルフェーサから繰り出された

複両面ダンボール紙は、

ダブルフェーサと呼ばれる機械に送られます。

 

ダブルフェーサには、ヒーティングパートと

クーリングパートがあります。

シングルフェーサ内で貼りあわされた箇所は、

接着が弱いため、

加熱しながら確実に圧着させます。

 

ヒーティングパートでは約180℃の熱が加えられるため、

クーリングパートにて放冷を行います。

 

この後の工程については、

また次回解説します。

 

子ども達への読み聞かせ活動などをしていたり、

図書館をよく利用している人は、

知っているかもしれません。

 

名作や人気作の絵本は、

「大型絵本」として通常版の何倍かのサイズの

絵本があります。

 

皆で絵本を楽しむのに、

通常サイズだとちょっと見えにくかったりしますが、

大型絵本なら、離れていても良く見える!

そして何より、大きな絵にワクワクしちゃうのでは?

 

その大型絵本よりも大きな「巨大絵本」。

ダンボールで出来ています。

 

絵本として市販されているわけではなく、

ダンボールにアーティストさんや子ども達が、

絵を描いたり、彩色したりして作るものです。

 

もともとあるお話を利用して、

絵だけオリジナルでつけてもいいし、

お話からオリジナルを作っても楽しそう♪

 

絵を描いてから、

お話をつけるのだってありです。

 

子ども達の発想って、自由だし、面白いですよね。

 

 

ページとなるダンボールは、

板ダンボールを使います。

 

「板ダンボール」で検索すると、

工作用として様々なサイズのものが見つかります。

だいたい10枚セットなどで販売されているので、

好みのサイズのものを見つけてみては

どうでしょう。

 

手に抱えられるサイズで、

冊子タイプにしてもいいし、

畳サイズの大きな板ダンボールで、

屏風タイプの絵本にするのも良いですね。

 

 

大きなダンボールに

全身を使って色を塗る経験って、

余りできるものではないし、

楽しい思い出になると思います。

SDGsというフレーズを耳にしたり

見かけたりする機会が、

随分と増えました。

 

ダンボールは、SDGsを象徴する物資の一つです。

 

なぜなら、ダンボールの素材である紙は、

99%リサイクルされた古紙だからです。

 

では、どのようにリサイクルされているのか?

今一度、振り返ってみようと思います。

 

資源ごみとして回収されたダンボールは、

粉砕された後

パルパーと呼ばれる機械に水と共に入れられ、

繊維状に溶かされます。

 

繊維状になったダンボールは、

クリーナやスクリーンと呼ばれる機械を通過しながら、

付着している異物を取り除かれます。

その後、繊維が絡みやすくなるように叩いていきます。

 

次いで、ワイヤパート部分で、

原料繊維を均一に広げ、

プレスパートで押しつぶして、余分な水分を絞り出します。

 

湿った紙は、ドライヤーパートで乾かされ、

カレンダーロールと呼ばれる機械を通して、

伸ばしながら表面を滑らかにしていきます。

 

最後にリワインダと呼ばれる専用のカッターで

決められた幅にカットされ、

巻きなおされます。

 

巻きなおされたダンボール原紙は、板紙とも呼ばれます。

ここから別の工程を経て、ダンボールが作られていきます。

その工程については、次の機会に解説します。