バブルが弾けて３０年余り。
つい最近までデフレの時代が続き、大手企業は初任給を大きく上げることはしてきませんでした。
（外資系企業など一部例外はあると思いますが）
私のイメージとしては、２０万円から２２万円辺りが多い印象です。
大手のみならず中小企業も含め。
私は新卒で大手メーカーに入り、３０歳のときに中小企業Ｓ社（100人に満たない企業）に転職しましたが、このＳ社ですら現在の新卒初任給は２１万円です。
この大手とＳ社の初任給に差がないのは、Ｓ社が無理しているわけではなく、大手企業が出し惜しみをしてきたからだと思います。
ただ、今年はニュースで見たとおり、売り手市場の中、大手を中心に初任給をアップする企業が増えてきています。
印象的だったのは、福岡銀行の賃上げに関するニュース。
同行は、来年４月の初任給を45,000円引き上げる発表をしていましたが、今年の入行式において頭取から
「皆さんの初任給は21万5千円ですが、7月から4万5千円引き上げて26万円とします」
と驚きの発表があったというニュース。
賃上げ競争は、アルバイトやパートのみならず、新卒獲得のための初任給にも及んできました。
来年以降、体力のない企業にとっては厳しい戦いになっていくでしょう。