雫が高校2年生のとき(6年前)、阪大外国語学部のオープンキャンパスに一緒に行きました。
そのときに印象に残っていて、今も忘れられないことがあります。
今回、それについて書きます。
オープンキャンパスは、専攻する言語別に各教室に分かれて説明を受けるスタイルでした。
保護者は、その教室に入ることができず、校舎の外や食堂などで待機しなければなりませんでした。
ただ、保護者向けに説明してもらえるイベントもあり、それに参加したときのことです。
大きな教室というより、ホールのような建物が会場でした。
イベントの内容は大きく2つ。1つは、学生が自分たちの大学生生活について話してくれるもの。もう一つは、学務の人が外国学部の就職状況について説明してくれるものでした。
印象に残っているのは、この大学生生活について話してくれた2人の学生についてです。
2人とも理系学部の男子でした。
すごく広い会場だったので、マイクを使っていたと思いますが、何を喋ってるのかわからない位の小さな声で、恥ずかしそうに下を向き、終始にやけながら、たまに面白いことを言っているのか、自分たちだけでうけて笑っているような、そんな調子でした。
私は会場の中央あたりに座っていましたが、何も聞き取れませんでした。時間は正確には覚えていませんが、おそらく15分から20分程度だったと思います。
その時に思ったのが、
「この子たちは勉強は出来るんだろうけど、こんな調子で就活は大丈夫なのかな?」
でした。
オープンキャンパスを盛り上げようと参加されていることは、とても素晴らしいことだと思う反面、心配にもなりました。
恥ずかしがり屋な人は、就活がスタートするまでに、飲食でも物販でも何でも良いので、お客さま相手に働くアルバイトにチャレンジしておくのが良いと思います。
日頃、友達としか喋ってない学生が、いきなり就活の面接に臨んでも、上手く話せないと思います。