海外への卒業旅行で注意する点 | 27卒までの徒然日記

27卒までの徒然日記

2004年8月生まれ「夏鈴」と2001年6月生まれ「雫」の父親が徒然を綴ります

昨日、雫は友達と一緒に韓国へ向け、日本を出発しました。少し早めの卒業旅行です。


海外へ行くのは2回目です。

1回目は高2のとき。研修旅行でオーストラリアに行きました。


それ以来の海外となりますが、実は昨年のお正月明け、海外に行くチャンスがありました。


高校時代に一番仲の良かった友達が、フィンランドに長期留学していて、もうすぐ帰国するというタイミングで遊びに行くと決めたときのことです。


結果的には、思いがけないルール(後述)に阻まれて出国できず、フィンランドには行けませんでした。


私も若いころに何度も海外へ行ったことはありますが、そんなルールがあるとは全く知りませんでした。


雫は、友だち宅に泊めてもらう予定だったので、大きな出費としては、往復の航空運賃だけ。

それでも30万円を超える大金です。倹約家の雫ですが、思い切って、それまで貯めていたお年玉や入学祝いを充てることに決めていました。


予約した便は、海外の航空会社でしたが、JALマイルを貯めるため、JALカード(クレジットカード)で支払っていました。


準備万端で上京、21時過ぎに羽田から日本を飛び立つはずでした。

ところが20時半を過ぎた頃、突然に雫から電話がかかってきました。何かあったのかとびっくりし、急いで出てみると、


雫:(泣きそうな声で)「審査に掛かって出国できない、、」

私:「えっ、何で?」

雫:「パスポートの期限が足りないって、、」

私:「えっ?」


パスポートの有効期限は、2023年4月4日、

出国しようとしたのが、2023年1月5日なので明らかにセーフです。


しかし、雫が出入国審査官から言われたのは、

「残存期間が3カ月以上必要」ということでした。

(これが冒頭に書いた「思いがけないルール」です)


ネットで調べてみると、海外旅行時の注意点として同様のことが書かれていました。必要となる残存期間は、渡航先の国によって決まっているようです。フィンランドの場合は3カ月。


雫は、その場で待っておくように言われたそうなので、私は内心「もしかしたら審査官が出国できるように掛け合ってくれてるのかも」と微かな期待を抱いていましたが、飛行機が離陸する時間を過ぎたあたりから、私の気持ちは諦めに変わりました。


その間、雫と電話で話しましたが、キャンセルした訳ではないので、お金は返って来ないだろうということに、随分気落ちしていました。


結局、飛行機に積み込んだ(?)スーツケースを降ろして雫の手元に届けるのに手間取ったのか分かりませんが、2時間以上待たされました。


雫は、せめて少しでもお金を節約しようと、朝まで空港で過ごすと言いましたが、私がお金を出すからと説得して、ホテルに泊まらせました。

ホテルに到着したのは、日付が変わるころでした。本当に疲れたと思います。


翌日、新幹線で帰って来た雫の表情は、意外と明るかったです。「失敗しちゃった」みたいな感じ。でも、今振り返れば、敢えてそう振る舞っていたように思います。


パスポートは「有効期間が1年未満となった時点から更新手続きが可能なので、早いめに手続きをするべし」


苦い経験から得た教訓です。