【 翻訳品質についての解説 】

 

 

 

【 超訳の特徴 】 【 翻訳品質 超品質 】

・最初から、その原文が日本語の文章であったかのように錯覚させられるレベルの洗練された訳文のこと。例えば日本の漫画やアニメの台詞が、実は元々、外国のアニメの文章を訳したものであったら、どれほどスゴイことなのか!みたいなイメージです。具体的なキャラクターを挙げるなら、【機動戦士ガンダムSEEDのラウ・ル・クルーゼ】【NARUTOの長門】【Hunter×Hunterのメルエム】の台詞の全てが実は元々、外国語の原文を訳した文章であったら?みたいなイメージです。私もそういう訳文を作ってみたいと思っています。

 

・原文の内容を理解して、自然な日本語の表現へと言葉の言い換えができる翻訳者が作成した訳文のこと。

・訳文を作成した翻訳者に原文の内容や訳文に至った根拠を質問しても、ちゃんと分かりやすく答えてくれる。

 

 

 

【 意訳の特徴 】 【 翻訳品質 高品質 】

・原文の内容や真意、原文に含まれているキャラクターの総数、それぞれのキャラクターの性別、年齢、性格、直訳では訳すことができない慣用句、専門用語、スラング、オリジナルの表現のニュアンスを理解し、自然な日本語の表現へと言葉の言い換えを行った後の訳文のこと。

 

・原文の内容を理解して、自然な日本語の表現へと言葉の言い換えができる翻訳者が作成した訳文のこと。

・訳文を作成した翻訳者に原文の内容を聞いても、ちゃんと分かりやすく答えてくれる。

 

 

 

【 要約の特徴 】 【 翻訳品質 中品質 】

・原文の内容や真意、原文に含まれているキャラクターの総数、それぞれのキャラクターの性別、年齢、性格、直訳では訳すことができない慣用句、専門用語、スラング、オリジナルの表現のニュアンスを理解しようとしている段階の訳文のこと。

 

・原文の内容を理解しようとしている翻訳者が作成している途中の訳文のこと。

・訳文を作成した翻訳者に訳文に至った根拠を尋ねても、ちゃんと分かりやすく答えてくれる。

 

 

 

【 直訳の特徴 】 【 翻訳品質 低品質( 機械翻訳と同じくらいのレベル ) 】

・原文の内容や真意、原文に含まれているキャラクターの総数、それぞれのキャラクターの性別、年齢、性格、直訳では訳すことができない慣用句、専門用語、スラング、オリジナルの表現のニュアンスの理解のないまま、二国間の言葉を辞書に記載されている言葉通りに取り替えただけの訳文のこと。

 

・原文の内容を理解できていない翻訳者が、単に二国間の言葉の意味を辞書に記載されている通りに取り換えただけの訳文であるため、その原文の内容や、その訳文に至った根拠を、その翻訳者に質問したとしても何も答えてくれない。

 

 

 

【 誤訳の特徴 】 【 翻訳品質 超低品質( 機械翻訳よりも悪い ) 】

【 訳抜けの誤訳 】

・正しい訳文を作成するために必要不可欠な要素を勝手な思い込みで、訳文の中から削除してしまった訳文のこと。( 人称代名詞、冠詞、代名詞の正しい用途の理解のないまま、訳文から削除してしまうケースが多いようです。 )

 

【 訳足しの誤訳 】

・正しい訳文を作成するために不必要な要素を勝手な思い込みから、訳文の中に足してしまった訳文のこと。( 原文の内容の理解のないまま、インターネットからたまたま見つけてきたデマを訳文に盛り込むケースが多いようです。 )

 

・原文の内容を理解できていない翻訳者が勝手な思い込みから作成した訳文であるため、その原文の内容や、その訳文に至った根拠を、その翻訳者に質問したとしても納得できる解答は得られない。

 

 

 

 

 

【 まとめ 】

・原文の内容や真意、原文に含まれているキャラクターの総数、それぞれのキャラクターの性別、年齢、性格、直訳では訳すことができない表現、具体的な言葉を代入して訳すべき冠詞や代名詞の表現、その訳文に至った根拠を翻訳を専門としていない方に具体的で分かりやすく解説できる訳文というは【 超訳 】【 意訳 】【 要約 】のどれかです。

 

 

・原文の内容や真意、原文に含まれているキャラクターの総数、それぞれのキャラクターの性別、年齢、性格、直訳では訳すことができない表現、具体的な言葉を代入して訳すべき冠詞や代名詞の表現、その訳文に至った根拠を翻訳を専門としていない方に何も示せない訳文というは【 直訳 】【 誤訳 】のどちらかです。

 

 

 

 

 

【 翻訳業界について チョット一言 】

 

よく翻訳業界の雑誌や書籍を眺めていると、いつも思うことがあります。

 

プロの翻訳者の訳文が掲載されている記事を毎回よく眺めているのですが、原文の訳文のみを掲載しているのは、ちょっとズルいのではないのかな?と思っています。訳文しか記載されていないのであれば、訳抜けや訳足しの誤訳があったとしても、素人目には気付きづらいからです。その出版物が翻訳者になりたい人や英語上級者だけを対象とした出版物であれば、それでも問題ないのかもしれませんが、これから外国語の勉強を始めたいと思っている人にまで翻訳の魅力を伝えたいと考えているのであれば、文章の上段に外国語の原文、文章の下段に翻訳者の訳文を一緒に記載してもらいたいです!そうしてもらえると、原文のどこの表現をどう訳したのかがより分かりやすくなりますし、訳抜けや訳足しの誤訳があった場合、外国語が苦手であったとしても、それが明確に分かりやすいですし、プロの翻訳者であったとしても誤魔化しが利かず、緊張感を持って課題に取り組むことができ、その翻訳者の能力向上にも繋がるのではないでしょうか?

 

 

 

【 こんな感じで雑誌に掲載してほしいです 】

 

 

QUEEN

We Are The Champions

我等こそ この世界の王者

 

 

【 原 文 】 We are the champions, My friends.

【 訳 文 】 我等こそ この世界の王者だ ( 僕の )友よ

 

【 原 文 】 And we’ll keep on fighting till the end.

【 訳 文 】 そして我等は戦い続けよう その刻の最期まで

 

【 原 文 】 We are the champions.

【 訳 文 】 我等こそ ( この世界の )王者

 

【 原 文 】 We are the champions.

【 訳 文 】 我等こそ この世界の王者

 

【 原 文 】 No time for losers.

【 訳 文 】 敗者に構う余裕などない

 

【 原 文 】 ‘Cause we are the champions.

【 訳 文 】 我等こそ ( この世界の )王者で在り続けるのだから

 

【 原 文 】 Of the world.

【 訳 文 】 この世界の

 

 

【 QUEEN News Of The World 】

【 We Are The Champions からの引用 】

 

 

 

 

 

下記のURLのリンクから、このブログの目次に移動ことができます。