同じ部署にふた回りほど年下の後輩がいます。
正式には「部下」なのですがここではあえて親しみを込めて後輩と呼ぶことにします。
数年前にうちの部署にやってきて、人当たりもよくわりとイケメン顔なので女子人気もそこそこ高いのですが、唯一残念なのが歯並びが悪いこと。厳しい言い方ですが矯正前の自分と同じくらいガタガタです。
初めて会った時はコロナ禍でマスクをしていたので分からなかったのすが、ランチでマスクを外した時に彼の歯並びを見て少し残念に思ったことを覚えています。
自分の場合、会社では噂が立つのが嫌なので矯正中であることは直属の上司1人以外は打ち明けていません。でも今回歯列矯正を始めた時、上手くいったらこの後輩だけには勧めてあげたいと思っていました。余計なお世話かもしれませんが過去に戻れるなら自分ももっと若い頃にやればよかったと常々思っていたので。
で、矯正を始めて1年を過ぎた頃彼と2人で打合せをする機会があったので、「実は俺さあ…」と歯列矯正中であることを彼に伝えました。
「えっ!そうなんですか?」彼の反応はまあ予想通りでした(笑)。ただ私の喋りの不自然さには全く気付いてなく、この1年の矯正期間中も全く分からなかったとのこと。
「実は僕も矯正、とても興味あるんですよ」私の思った通り、やはり彼も歯並びには尋常でないコンプレックスを持っているらしく、費用のことや日々の食生活のことなど様々な質問を受けました。
彼には嫁さんも小さいお子さんもいるのですが、話しているとやはり費用のことが一番ネックになるようです。
将来の子供の学費のこと、嫁さん用クルマの買い換えのことなどを考えるとそう簡単には費用は捻出できないとのこと。
まあ他人様の家庭のことなのであまりしつこく誘うことはしませんでしたが、この年齢になって矯正を始めてみてもっと早くにやっておくべきだったと常々思っていることなどを伝えました。
あと自分の場合、カミさんに相談したら快く賛成してくれたので、一度奥さんにも相談してみたら?ともアドバイスしておきました。
30代の子供が育ち盛りの時期なので実現するかは分かりませんが、もし彼が歯列矯正を検討したいとなったらクリニック紹介など後押ししてあげたいと思います。