腐った縁をぶった斬れ!
心の中で叫ぶ。
踏ん切れない理由をある人と話していて見えてきた。
私がたち切ってしまうと、
モラ男は簡単にしぬだろう。
肉体的に生きていても、
生きる屍となるだろう。
私はモラ男を簡単にコ●せる。
息の根を止める手段を握っている。
ライフラインを握っているのはこの私だ。
太々しく生きながらえるかもしれないが、
生活を激変させるのは確かだ。
生き甲斐を奪う。
その罪悪感に私が耐えられるか?
私の生き甲斐を散々奪ってきたモラ男に?!
なにを遠慮してるんだ。
眼には目を
歯には歯を
やられたんだから、やり返せ!
別れてしまえば、あとはどうなろうとも関係ない!
兄が亡くなってから、諸手続きの複雑さに自分の時間を費やした。
代表相続人を母としたので、書類は母が手書きした。
もちろん父親の直筆も必要だ。
手本を見ながら時間をかけ、何枚もの書類を揃えた。
法定相続人の相関図があれば、戸籍謄本を省略できる。
法務局に出向きExcelで作った書類を提出。
これがあれば発行手数料は無料!
そして金融機関には喜ばれる。
どんどん賢くなる私!
両親に有り難がられる私!
どんなに時間を費やしても、
心のこもった、
ありがとう
の一言で救われる。
週の半分を実家で過ごし、週の半分を公団で過ごした。
モラ男はあれ以来、実家で寝泊まりしている。
誰もいない公団でゆっくり。
これなら実家にいても変わらない。
公団から身の回りの荷物を少しづづ運び、
私は兄の部屋を片付け、
兄の部屋を引き継いだ。