読んでいるオッサンである私の了見が狭いと思わせる若者のリアルだった。今どきの若者は!という台詞は誤っても言えなくなる内容だった。
様々なコラムニストや学者が、若者の就職、文化、恋愛、言語、貧困、地域を綴る内容。
縦軸と横軸の若者の現状を読んだ時。いかに上司や若者より上の世代の価値観や思考が、押し付けがましいかを思わせるものだった。
特に、ゆるい職場を辞める若者。韓国人男性を好む若者女性の話は印象深かった。いずれも現状に満足せず、グローバルに活躍できる人でいる為のスキルを考えるからこその行動と思い知らされるばかりだった。
これからを生きる若者の考えに寄り添う為のバックボーンを知るには持って来いの本書。