CVポート埋め込み術の30分前、短い時間でしたが
主治医の説明を、父、母、私で聞きました。
父の癌が発覚してから、ネットで調べに調べていたので
遠隔転移が2ヶ所ある父の場合、手術は不適応だという
ガイドラインは知っていました。
主治医の説明も、ガイドライン通りという印象。
先生は、余命については仰いませんでしたが、一刻も早く抗がん剤を開始したほうが良いという見解でした。
高齢者の患者と、それを支える高齢者の妻。
パソコンや、スマホを使いこなせる高齢の方も数多くいらっしゃいますが、うちの両親は、一切使えません。ですから、初めて身内に降りかかった癌についての情報を、自分から調べることができません。
頼りになるのは、病院と主治医の言葉だけ。
うちの両親は、病気を治すには、病院と医師にお任せで、生きてきた世代だと思います。
今や時代は変わり、患者が治療を選択できる。別の医師に、セカンドオピニオンすることができる。
でも、その選択肢があるという情報さえも、得ることのできない高齢者もいるのです。
一概にはいえませんが、60~70代以上の患者と、同年代の配偶者への説明は、しっかりと外部の情報を得ることのできる家族が同席の元で行う。というような方針ができるといいなと感じます。