皆さん今晩は
埼玉県川越市で公認会計士税理士事務所を開業している代表原 浩一です。
ご覧いただきありがとうございます。
今日は久しぶりのブログ更新です。
仕事でやることが増え手が回りませんでした。
業種的にいろんな意味で今が忙しい時期です。
では今日はクラシック音楽のおける古典派音楽の最も重要な形式であるソナタ形式について
お伝えします。
以前にも少し書きましたがソナタ形式は、形式美を重視する古典派において、
最も複雑でかつ考え抜かれた形式です。
そのため必ず第1楽章で使用されます。
全ての曲の1楽章で使用されるため古典派の3巨匠である
ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンの変奏曲を除く全ての曲で使用されていることになります。
そのためどの曲を使うかとても困るところですが、最も解りやすいのが
モーツァルト交響曲40番1楽章が、完全にイレギュラーのない規則正しいソナタ形式のため
これを使用して解説します。
まず専門用語で書くと
提示部→提示部の繰り返し(省略されることもあり)→展開部→再現部→コーダ
となります。
古典派の特徴は、主題の追求でした。
必ず主題が提示され、主題をひたすら追求します。
変奏曲は主題を提示してからは、提示した主題を維持しながらもひたすら変化させるものでした。
これも主題の追求そのものといえます。
提示部は何を提示するところかというと主題を提示する部分です。
いままでの形式と異なるのはソナタ形式では主題を2つ提示します。
これを第1主題と第2主題といいます。
どちらも重要ですが、より優先されるのは第1主題です。
通常第2主題を奏でた後にもう一度、第1主題と第2主題を繰り返しますが
省略されることもあります。(コンサートのときで時間がないときなど)
次に展開部です。
これは変奏曲を思い出すとよくわかると思います。
主題のメロディーを維持しながらも変化させていく。
これをソナタ形式では展開部で行います。
通常第1主題を展開させていきます。
このことからやはり第1主題を重視しているといえるでしょう。
最後に再現部です。
何を再現するかというと提示部を再現します。
ようは提示部の第1主題と第2主題を繰り返すだけです。
提示部(第1主題と第2主題の提示)→展開部(第1主題の展開)→再現部(提示部の再現)→コーダ(曲を終わらせる部分)
となります。
明日にモーツァルト交響曲40番であてはめをしてみます。
ソナタ形式に関しては、とても重要なため5曲ほどあてはめをしてみたいと思います