5月12日、
頑張り過ぎた昨日までの山歩きの影響で
未だにじじぃのようなギクシャクした身体を
引き摺ったまま、桜木町まで遠出して来た。
野毛小路のCabaret Café うっふ なる店に
とあるショーを見に行く為である。
スパイシーキーマカレーで軽く食事を摂り、
タンカレーソーダをゆっくりと飲みながら
開演を待つ。
キャバレーを謳うだけあって、店内は
レトロで程よく猥雑で退廃的なイメージが漂う。
天井が高く、吹き抜けになっている。
これは、本日のショーには不可欠な要素だ。
昨年11月、私がMCを務めさせて頂いた
音楽イベント『SOUND GARAGE いけだ』に
出演されていたDevilさんの歌とピアノ、
そしてこちらは初めましてのBANさんの
バイオリンに併せて、若林美保さんが
エアリアルシルクを踊るというのが
本日のショーの内容だ。
名付けて「Aerial Sonnet (空中の旋律)」。
わかみほさんは直接の面識こそ無いが、
そもそもセクシー系の業界に留まらず、
小劇場界隈でも良く知られている方だ。
加えて、あまり公にはされていないようなので
詳細は伏せるが、間接的に若干の繋がりもある。
以前から是非、パフォーマンスを拝見したいと
思っていた方なのである。
是非もう一度聞きたい演奏と、是非一度は
拝見したいパフォーマンスが一堂に会する、
こんなオイシイ話、逃す手は無いではないか。
19時、一回目のショーが始まる。
Devil さんとBANさんが一曲披露した後、
わかみほさんの登場である。
とてもチャーミングな印象の方。
だが、踊りが始まると妖艶で、且つカッコいい。
Devil さん達の演奏にも熱が入って来る。
シルクを振り回す力の反作用で自らの体を
回転させるという仕組みらしい。
なので、シルクがチョイチョイ演奏者達に
当たったり被ったりする。
狭い空間ゆえ、なかなか大変そうだ。
でもDevil さん達の反対側にはお客様が居る。
最大限可能な範囲でお客様からの距離は確保
しているが、それでもグラスを引き倒したり
しないように、避けて貰ったりしなければ
ならない。これ以上は演奏者からも
距離を取れないのである。
こういう狭い空間でのパフォーマンスの
難しさでもあり、逆にそこが面白さでも
あったりする。
初回パフォーマンス終了後、Devil さんの
投げ銭ソングが披露されるww
「♪︎今だけは愛(カネ)を下さい」
Devil さん、陰鬱とした歌がめっちゃカッコいい
のに、こういうとこお茶目で可愛らしくて
本当に素晴らしい。愛、差し上げましょう！w
そして、初回の記念撮影。
Devi さんとは勿論、改めてご挨拶したが、
先述の間接的な繋がりをダシに、
わかみほさんともお話をさせて頂いた。
とてもフレンドリーで素敵な方。
二回目開演
Devil さん、ちゃんと衣装変えされてる。
わかみほさんも衣装チェンジして
真っ赤なレオタード？で登場。
これなんか、まだ踊ってる位置が低い方だ。
シルクをスルスルと登って行き、二階の
お客様の目線まで高く上がられると、
演奏と踊り、どこを見てればいいのか
迷ってしまうのには、ちょっと困った。
二度目の記念撮影。
お三方とも豹柄っぽい模様で、見事に
赤、黄、青が揃って信号みたいだとはしゃぐ。
そしてラスト三回目のパフォーマンス。
わかみほさんは黒の総タイツ、
Devil さんは黒と白のミニドレス。
二回目とこの三回目は、11月に演奏していた
曲も何曲か出て来た。懐かしい。
そして何度聞いてもカッコいい。
内容が、実はとんでもなく滑稽だと
ネタバラシされても、それをカッコいい歌に
してしまう、そのセンスと手腕がカッコいい。
全ステージ終了。
お疲れ様でした。
終演後、わかみほさんにDevil さんとの
関係を尋ねられる。新松戸のライブハウス、
FIREBIRD でMCをやった、という所までは、
どうやら楽屋でDevil さんから聞いたらしく、
「FIREBIRD と何か繋がりが？」と
訊かれたので、「いえ、その時のライブの
主催者の池田みどりさんと知り合いで」と
答えると「あ！池田みどりと知り合いなの！」
と、何とわかみほさんもみどり嬢を
ご存知の様子。逆にどちらで面識を？
とても面白いパフォーマンスを拝見し、
いい空間で、飯も美味かったしと、とても
楽しい時間を過ごさせて頂いた訳だが、
結果的に一番深く脳髄に刻み込まれた記憶は
「池田みどり、何者？！」
という強烈なイメージだったという、
何だか振れ幅の激しい一日となった。
彼女、本当に興味を持った事へののめり込みと
エネルギーが凄いんだろうな。
こりゃ今後も色んな方面で池田みどりとの
繋がりが出て来るかも知れないな。