いよいよ来たゆるさの反動「ゆるブラック」 | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

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いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

いま「ゆるブラック企業」という問題が起きています。「ゆるブラック企業」とは、いわゆるブラック企業のような長時間労働やハラスメント、低賃金などの問題はないものの、従業員が働きがいを持てる環境が整っていない企業です。


 おおまかに言えば、ブラック企業とホワイト企業の中間的な企業といえるでしょう。指導もゆるいがゆえに、自らの将来性が不安につながるようなのです。また上司が食事に誘ってくれないなど、上司からすれば戸惑うこともあるのです。


あまりにも部下に気を使いすぎた反動です。パワハラやセクハラももっと細かく見るべきでした。これは上司と部下との人間関係が大きく左右し、本当は個別対応の問題でした。同じようなことをしても人によって反応は様々です。


不満を抱いている従業員も、正当性がある場合とない場合もあるでしょう。かつての経験からは、人間関係は一緒にいる時間と正比例するようです。たまに会う管理職よりも、いつも一緒にいる先輩などのほうが影響力はあります。


そのため最近は個別面談をする企業もあるようですが、年に一二回したところで本音を聞き出すのは難しいです。もちろん本音を聞き出すテクニックもあると思います。テクニックといっても、信頼を得るためのテクニックですからかなり高度です。


そして人間関係はすべて解決するのは難しいです。しかしすべては人間関係からですから、地方創生もそこが大きく影響します。ゆるブラック反応もやる気の現れなのか、単なるわがままなのかは見極めが必要ですが、個人的にはよい傾向と思います。


親子関係と似ている感じもします。あまりかまい過ぎは良くなく、言ってくれば反応するくらいでちょうど良いのです。かまい過ぎ教育の結果が不登校の一因にもなっています。自分で考えるのが基本中の基本ですね。まずはそこから、ではまた明日。