これはよく聞くことですが、今は理不尽なことでも昔はそれが正しかったことがあるのです。それもたくさんあります。直近で一番よくわかるのが明治からです。明治維新と文明開化がその頃にありました、わずか150年前のことです。
明治維新と文明開化が起こりました。明治維新は政治的な面で文明開化は文化的な面で起きました。政治的には中央集権や廃藩置県、そして富国強兵を目指す政策を作りました。文化の面ではまず洋装や靴などが入ってきました。
生活様式もかなり変わりましたが、それでもまだ150年くらいのことです。明治生まれの人もまだいます。2022年の今現在で1400人弱となっています。明治が1912年で終わっていますから、みなさん110歳以上にはなっているでしょう。
そんな人たちが1400人以上ですから、多いかどうかはわかりませんが貴重です。今日のテーマもチームラボ代表の猪子さんの影響をかなり受けています。チームラボは日本ではデジタルアートの先頭を行っています。
日本よりも世界の方が有名なようです。デジタルアートは止まって見るものではなくて、動きながら見るのが特徴です。映画やテレビはレンズを通して見るから、どうしても座って見るようになります。
デジタルアートは、プロジェクションマッピングで一躍有名になりました。光をあてる場所がキャンパスになるようなものです。ビルでも山で公園でもどこでも良いのです。イルミネーションとも少し違ってそこに写し出すのです。
猪子さんは経営者タイプではありません。あくまでも技術者(エンジニア)だと強く感じました。科学を追求しながら、途中から仏教にもかなり関心を持ちました。過去になればなるほど宗教の影響が大きかったからだと思います。
猪子さんは反文系のようで、言葉は一切信用ならないというスタンスです。その点科学は信用できるのだそうです。1+1=2は不変だから信用できるのだそうです。言葉がいい加減なことははわたしも同感です。言葉巧みな人は要注意です。
今は最先端をいく猪子さんですが、逆に過去のことも気になるようです。過去は否定するものではなく、今をつくってくれた元なのです。親の連鎖と同じことです。大昔の親がいなければ今の親もいないし、自分らもいないことになります。
これが猪子さんの考えのベースにあります。それを今で考えればやはり今とこれからが大事なのです。わたしは間違って理系に行った文系だと思っています。猪子さんとは逆の考えなのですが、なぜか参考になることが多いのです。
しばらく猪子さんを追いかけるかも知れません、アナログを生かすためにもデジタルはもっと知るべきです。人間関係なんてどうでも良いという猪子さんがおもしろいです。正体暴きます(笑)、ではまた明日。