ファーストペンギンの嘘 | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

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いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

何やらファーストペンギンをタイトルにしたYouTubeを見つけました。不登校関連の話でもありました。ファーストペンギンって前にも聞いたことがありました。最初に生まれたペンギンかと、勘違いした記憶があります(笑)。


氷の上に集団でいたペンギンたちの中で、最初に飛び込む勇気あるペンギンを、ファーストペンギンと呼んだようです。天敵のヒョウやアザラシが氷の下などに潜んでいます。それを確かめるために最初に飛び込むペンギンのことです。


しかしこの話は嘘です。一説によれば2番目のペンギンが、後ろから押したという説もあります(笑)。勇気ある話から怖い話に変わりますね。しかしこれも嘘のようで、ペンギンの集団にはボスもいなく、飛び込むときは一斉のようです。


それで天敵から目をくらまし生き延びていくそうです。ベンチャー企業などにもファーストペンギンになれ、と挑戦心を煽るときにも使われるようです。このファーストペンギンの話をYouTubeで良い意味に使っていました。


誰もがやらないからやるという意味もあるとは思います。危険性というよりも可能性が少ないことです。しかし可能性があれば誰でもやりますし、今度はやる意味もなくなってきます。ビジネスでいえば、セカンドペンギンのほうが成功率が上がるのは確かです。


しかし大きく当てるにはファーストペンギンになることです。いま言ってるファーストペンギンは本物のファーストペンギンです。実際のペンギンはそんな意味では飛び込んではいません。ベンチャーペンギンなどはいないということです。


みんなのために危険を犯して飛び込むペンギンはいません。もしも成功しても、そのペンギンには何の見返りもありません。ですからファーストペンギンを美談にすると嘘になります。ペンギンはおそらく一斉に飛び込むのでしょう。


ボスがいなくて集団行動をするペンギンですから、単独行動は考えにくいです。ビジネスで考えるのならば、孤独なペンギン、ロンリーペンギンのほうがいいですね。さらにそれが進化するとオンリーペンギンになります。ビジネスはこちらのほうが良いですね。


変わったことをすれば、途中では孤独になるときもありますが耐えなければなりません。ファーストであり尚かつオンリーであれば最強です。その気がいつか降りて来ないかと待っています。少しは予感があるのですが焦らず待ちましょう。ではまた明日。