常識で言うと、非人格の真理が説法するというのは理解しがたいですが、密教では、ゆ伽(宗教的瞑想)を通して、法身の説法を受け取ることができると主張しているわけです。
顕教では、生身の人間が悟りを得るには、何度も生まれ変わり、数え切れない年数をかけて修行しても、困難だと考えられています。
しかし、密教では、両親から授かった生身のままで、成仏することは可能であると説いています。
自分の眼を見開くことによって、即時に、この肉体のままに成仏できることを、即身成仏といいます。
空海は、『即身成仏義』という本のなかで、この即身成仏の問題だけを取り上げて、理論的に説明しています。彼は、そのなかで、インドや中国の密教にも見られない六大説をもって、即身成仏の理論を構築しています。
地水火風空の五大によって、世界が構成されているという思想は、古くから西洋にも、インドにもありましたが、空海は、地水火風空の五大を世界の物質的な側面、識大を精神的な側面とみて、仏の世界も、世俗の世界も同じくこの物心両面を備えていると説いています。よって普通のひとである凡夫も仏も同じく六大(参考記事:「)あなたの体も宇宙の万物と同じエネルギーでできています」からなっていて、質的な相違はないから、凡夫といえども真理に開眼すれば、即時に成仏できると説いたのです。
また空海の思想で面白いのは、動植物のみならず、森羅万象、生命をもたないと思われている石ころや土砂、風や水、星や月など一切の存在が六大からなり、仏の世界も象徴的な表現であり、いずれも生命をもつと主張しているところです。
当時の仏教界では、このような世界観は簡単に理解されなかったでしょう。
しかし、この世界に存在するあらゆる生物、無生物が互いに密接に関連しあって、すべてが生命をもつという考えは斬新です。
地球環境がもっと見直されなければならない現代社会においても、改めて評価されるべき思想と言えるのではないでしょうか。
(空海が唱えた能望から新しい人生が始まるセミナー)
【脳幹気功×空海能望 スーパー 脳望 Q&大回転】東京セミナー
今なら、トライアル価格で20%OFF!
(6月18日迄のお申込み)
さらに!オリジナルグラウンディング瞑想CD(非売品)をプレゼント!
募集中!6月30日(土)開催
詳しくはこちら