岸田内閣が内閣改造を行い、メディアが騒いでいる。
これを見ていたら枕草子の「すさまじきもの」を思い出した。
政権人事の雰囲気は、千年前も変わらないのだなと思う。
枕草子の著者、清少納言は見事に描写している。
当時は一族の命運が決まるので、今とは異なる大事件でもあった。
「すさまじ」という古語の意味は、この話を読んでいるとよくわかる。
この時代には清少納言と紫式部という天才女性がいたことに驚く。
日本の歴史を見ていると、とんでもない優秀な女性がいたのだなと思う。
学生時代、授業で習ってきた日本史は、とても悪い国だと思わされる感じだ。
今はそれを疑問視する見解も増えて来た。
大学時代の先生たちはかなり偏っていたなと思う。
当時の時代風潮なのだろう。
当時の大学の授業内容について高校時代の恩師に聞いたら、、「大学の先生は好きなこと言ってるな」と笑っていた。
この先生は博学で思想的にも中立的であったと、生徒の中でも評価の高い人であった。
人事における喜怒哀楽はいつの時代も変わらない。
国会議員の先生方も、内閣改造を一日千秋の思いであったのだろうなと思った今日である。
教員の人事異動発表の日ってそういうものであった。