8月15日、毎年恒例の施餓鬼会を午前10時より厳修しました。
台風が接近する中での施餓鬼は初めてで、前日大変心配しておりましたが
ありがたいことに予想より静かな天候で、法要を厳修することができました
施餓鬼は、仏教でとても大切にされている行事の一つです。
仏教の世界観では六道と呼ばれる世界があり、その中の一つが餓鬼道です。生前の自らの悪行により餓鬼道へ落ちると、餓鬼という鬼になるとされています。餓鬼となれば常に飢えや渇きに苦しみ続けると考えられており、その餓鬼に食べ物などの施しを与える行いを施餓鬼と言います。
お盆にご先祖様を供養するための行事と思われている方もおられるかもしれませんが、その心をさらに広げてこそ世の中に役立つというものです。
仏教徒として、いかなる者に対しても施しをする心を持つことが、この行事の大きな目的であると考えております。
前日の夕方に総代長と話し合い、檀家の皆様へ「施餓鬼は開催しますが、台風により外出が危険な状態であれば無理に来ないよう」念のため連絡しました。
誰もけがをすることなく、地域に被害なく無事法要を終えられて本当に良かった
これをもって、8月9日より続いた当寺の盆行事は無事終了しました
出頭いただいた和尚様、ご協力いただいた檀信徒の皆様に厚く御礼申し上げます。
そして、夕方になって雨風が強くなってきました。
この度の台風により被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。