大徳寺では、昨日4月2日(土)に釈尊降誕会(花まつり)を開催しました。
摩耶夫人の右脇から生まれたとされ、その直後に七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさす。
花御堂の中の像は、そのときのお姿を表しております。まあこの辺りのお話は無茶苦茶なので昔からあまり好きではありませんが(^^;)
しかし、そのときに述べられたとされる言葉は大好きです。
「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)
この世の人、物それぞれすべてが、たった一つの、かけがえのない尊い存在であるという意味が込められていると思います。
お釈迦様は、自分が最も偉いんだ、自分が誰よりも尊いんだ、なんて言った訳ではありません。
臨済宗妙心寺派の生活信条とリンクする言葉です。
「人間の尊さに目覚め、自分の生活も他人の生活も大切にしましょう」
争いの無い世界を願い、自分のできる範囲で実践して日々を過ごしたいと思います。