自然の素晴らしさと恐ろしさ | ゆうの日単「己事究明」

ゆうの日単「己事究明」

滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

境内でドウダンツツジが咲き始めました。

禅の書物『碧巌録』に、「百華春至って誰が為にか開く」という言葉があります。

自分の生命の赴くままに、誰の為でもなく、ただただ咲く花。

ただ咲いて、その姿が自然と私たちを楽しませ、そしてそれを誇ることもない。

自然の素晴らしいところだと思います。

 

そして、その反面自然には恐ろしさもある。

近年の自然災害や、今直面しているウイルス。

世の中暗い雰囲気が続いてますが、今は無理をせず流れに身を任せて生きて行く他なさそうです。