和暦の新しい年

元旦は、新月の1月22日でした


 

 

 

今日から29日までが

七十一候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)

毎年最低気温が記録されるのはこの時期

 

昨日から10年に一度の大寒波!と

どのチャンネルでもそんなニュースですが

皆さまは大丈夫だったでしょうか?

 

 

「和暦日々是好日」には

ジャンプする前に一度しゃがむかのように

春の直前には厳しい寒さの峠がやってくる

・・これが自然の摂理と

 

 

 

 

 

「新春」

 

まさに和暦元旦 1月22日に宇都宮にて

綺麗な紅梅でした

 

寒さのゆるむ一瞬の中に

梅の花がほころび始める

一年の始まりは文字通り

春とともにあった

 

 

梅の花を見るたびに

このフレーズを思い出します

古の日本人は

本当に暦と季節が

ぴったりと合った生活がありました

 

 

今は世界統一の西暦なので

日本の季節とずれてしまうのは

致し方ないのですが

 

単に日々のスケジュールに追われていると

何か・・

見落としてしまっているような

地に足がついていないような

ふわふわと上滑りしているような・・

 

いつも心に何かが引っかかりながら

生活しています

 

それは

季節の移ろい

兆しやなごり・・そんな自然の声を

体感できるゆとりがない時なんだと思います

 

 

 

 

 

寒さや雪で外に出られない時

 

断捨離の時間に充てています

 

再利用してもらえるもの

廃棄するもの

特に本は思い切って!

段ボールでいくつも出てきます

 

 

随分隙間ができました

風通しが良くなった気がします

 

それは部屋だけでなく

何より「心が」です

掃除や整理は何より心が整います

 

 

 

 

 

 

さあ

すっきりした「心」で

 

両足で大地をしっかり捉えて一歩一歩

 

空や風

大地や草木

小さき命たち・・

 

新たな年を

すっかり感じ取れる一年にしたいな

 

と思います

 

 

 

 

我が家の裏に咲いていた花

 

昨年暮れまで頑張っていましたが

さすがに今は

寒さで萎れて真っ黒になっていました

 

 

最近少し残念な事

 

それは

冬になると楽しみだった

様々な野鳥たちを眺められないことです

いつもは

我が家のジューンベリーには

たくさんの野鳥がやって来て

可愛らしい姿を見せてくれていました

 

それが

古米などを撒いていても

なかなか姿を現しません

 

原因は

最近 野良ネコちゃんが

我が家の庭を徘徊しているから・・

警戒しているみたいです

 

 

我が家の猫たちもとっても臆病

家の中にいるのに

窓越しに野良ちゃんに睨まれるだけで

すっかり小さくなって

逃げ出すあり様です ネコあせる

 

どっちが家の主人(あるじ)?

 

 

 

 

雪のない暖かい日

友人に誘われ

阿武隈山系の矢大臣山に行ってきました

 

青空にゆったりとした山容が見えます

 

フワフワの落ち葉で

山道も優しい山でした

 

 

 

 

 

 

落ち葉の中にお花?

 

・・のようなキノコでしたラブラブ

 

 

ミズナラやブナの落ち葉

ブナの実もたくさん落ちていました

 

 

 

 

 

何かの実?

かと思いきや冬芽です

 

葉っぱになるんですね

その木の名前は・・

 

 

 

 

 

 

ヨグソミネバリ??

どこできるの?

 

ヨグソ ・・え?あんまり酷い!!

ヨグソミ・ネバリ? 粘りが強いの?

ヨグソミネ・バリ? バリ島からでも来た? 

 

 

帰って調べることに

 

 

 

 

                  写真 植木ペディア

 

黄葉の美しいこんな木でした

 

別名 ミズメ 梓

材は重く硬く粘りがあるので

弓の材料や臼にされたそうです

 

残念ながらヨグソミネバリは

やはり「夜糞峰榛」で

樹皮を剥がすとサロメチールの

匂いがするそうです

 

サロメチール(湿布薬)の匂いが

そんな例えにされるほど嫌な匂い??

 

どれにもそう書いてあるのが納得できず

さらに調べてみることに・・

 

 

 

 

 春の新芽                写真 植木ペディア

 

 

同じように考える人はいるもので

様々な説を調べる人

新たな解釈をしている人もいました

 

その中で 気に入ったのは

 

「ミズメ」の語源

雪国では臼の上に乗って遊ぶと

身長が伸びなくなると言われ「身詰め」

 

「ヨグソミネバリ」の語源

材は「木王」と言われるくらい

重く硬く粘り強い木

梓弓でも有名なくらい

その弓に使われたことから

「良くぞ身が粘る」が転化したもの

 

 

・・

これなら許せる ニコニコハート

 

 

 

 

 

 

頂上は広々としていて

見晴らしも良く

とても居心地のいい場所でした

 

寝転んで一日でもいられそうです

 

 

でも

写真の大滝根山の周りに見えた風車の数には

ちょっと驚きましたが・・

 

風力発電の賛否が問題視される以前から

こんなものがすでに作られていたんですね

 

これ以上

山々の健康を損ねないよう

祈るばかりです

 

 

ところで

気の毒な植物の名前は

ヨグソミネバリもですが

我が家の裏に可憐に咲いていた花も

名前は「掃き溜めギク」

 

お気の毒です ネコ足あと

 

 

 

今のところ

雪もなく仕事にとってはありがたい年明け

 

でも

これも温暖化なのかと思うと複雑ですが

 

 

 

 

コロナの蔓延

信じられない長引く戦闘・・

 

それらの影響もあって世界の動きが

大きき変わってきてしまいました

 

身の回りでも

様々なものも高騰し

様々な店舗や事業者は

なんとか頑張って存続させようと思えば

商品に負荷させなければ持続できず

でも高騰に消費者は買い控える・・

営業していく意味が見出せなくなってしまいます

 

私たち消費者も

安定した生活を維持していくこと自体

益々大変になってきそうです

 

 

 

 

 

昨年

随分野菜づくりを実験してみました

 

本分は造園ですが

造園も無肥料・無農薬

 

大地はつながっています

無肥料・無農薬での野菜づくり

時期やコツを間違えなければ

かなりの野菜で成功することがわかりました

 

 

 

肥料の高騰で農家さんも困っています

日本は肥料をほとんどが輸入に頼っています

 

だったら

地球の許容量を超えている

窒素やリンをこれ以上投入することもなく

大型の機械で化石燃料をバラまくともなく

 

資材を購入せずともできる

自然栽培や自然農こそ持続可能

もっともっと普及してほしいと思います

 

 

何度も書いていますが

化学肥料を使えば自ずとの農薬が必要となります

それらで

大地や水源を汚染することもなく

野菜自体は安全で

それを食べる人も健康になり

生物多様性を取り戻し

大地自体が健全になっていく

 

こんなにいいことはないはずです

 

でも

問題はただ一つ

生産性でしょうか?

 

 

農家はきつい

農家は儲からない・・

でも命を支える農産物は不可欠です

だったら

農家はきついけどやりがいがある

安全な野菜を提供すれば生活が安定する

 

みんなが農家をやりたいと思うくらい

農家を大切にする仕組みを

作ればいいんですよね

 

その仕組みは誰が作っているのでしょうか

私たちは諦めていないでしょうか?

 

 

これから先の未来

地球環境の危機

それに伴う食料不安や自然災害・・

自分の孫たちが

あるいはそのまた子供たちが

どんな苦しい思いをしなければならないか

この国を牽引する人たちは

もっともっと真剣に

想像力を働かせてほしい

 

 

どうしてちっとも焦らないのだろう

 

ボトムアップ

パラダイムシフト・・

 

それらを起こしていくのは

誰でもない私たちなんですよね

 

 

 

 

今日は大晦日

皆さんはどんな一年だったでしょうか

 

 

 

今年1月に書いた文から・・

 

 

ブーケ2 ブーケ2 ブーケ2 ブーケ2

 

植物や園芸で

救える人がいる

自分がそうであったように・・

 

ブーケ2 ブーケ2 ブーケ2 ブーケ2

 

 

もう30年近く前になるのですが

ランドスケープデザインを学び始めた時

 

その先生から

初めての授業の時に

「アメリカには園芸療法のための

ガーデンがある」という話を聞きました

 

 

自分が漠然と抱いていた気持ち

植物や園芸の力で人を救いたい・・

 

その時に「それだ!」と思いました

 

 

ぜひ学びたい!

当時、園芸療法は、まだ草創期でした

 

ランドスケープデザインとは別に

園芸療法を学ぶ場所を必死で探しました

 

 

そしてある師に出会い

彼女の志に習い

自分のライフワークだとさえ思っていました

 

どんな人でも

どんな場所にいても

どんな困難で苦しい状況でも

私の園芸療法の師は

その人の心に寄り添うことを

一番大事にしていました

 

彼女は植物や園芸というツールで

亡くなる最後まで

行動で示してくれました

 

 

 

庭づくりは

お客様の漠然とした夢や希望を

具現化する仕事です

 

一見デザインすることが

目的になりがちですが

 

そのご家族が癒されたり

暮らしが豊かになったり

街の景観にも潤いが生まれたり・・

 

目的は

そこに「幸せが生まれる」ことなのです

 

 

 

時代は移り変わり

 

大震災、原発事故

気候危機、自然災害、感染症・・

私たちは様々な経験をしています

経験できたからこそ

見えてきたものはないでしょうか

 

 

どんな状況になろうとも

季節は巡り

木々は芽吹き花は咲きます

何もかも受け入れて

精一杯生命を全うしています

 

 

人類の成長とは?

一番大切な事とは?

 

産業を生み出し経済力をつけことが

豊かになることなのでしょうか?

敵国をやっつけて一番になることが

幸せになることなのでしょうか?

 

いつまで

そんなことを言い続けるのでしょうか

国を牽引する人たちは・・

 

 

自然と調和し

心豊かな愛に目覚めること

本来

人類の成長とは

そういうことなのではないのかと

思うのです

 

 


ブーケ2 ブーケ2 ブーケ2 ブーケ2

 

事務所の整理をしていたら

 

海外の先生をお呼びして

郡山で初めて

園芸療法のワークショップを

開催した時の写真が出てきました

 

あの同時多発テロがあった年でした

その国から来てくださった講師の先生に

謝意と祈りを捧げ

挨拶している若かりし頃の私

 

講師の先生

そして

私に本当の「愛」の力を

生涯を通して教えてくださった

我が師の笑顔

 

 

 

ブーケ2 ブーケ2 ブーケ2 ブーケ2

 

今年も

暖かい皆さんのご支援があり

「森の風」も「もりのかぜ・らぼ」も

無事年末を迎えることができ

笑顔の絶えない一年となりました

本当に感謝です

 

ありがとうございましたラブラブ

 

皆様も

良いお年をお迎えくださいね

 

 

 

 

 

前回の続き

 

 

 

楢の林にはたくさんの落ち葉が

積もっていました

 

それは大地が安定しているところ

 

 

落ち葉が

風で飛んでしまうような場所は

乾燥し

大地の機能が低下しているところです

 

 

そういう目で自分の周りを見ると

いろんなことがわかってきますね

 

 

 

 

木の根元がオーバーハングしている

これもいろんな場所でよく見かけます

 

こんな光景を見る度に

木が苦しそうで

悲しい気持ちになっていました

 

具合が悪いことはわかっても

でも何が悪いのか・・?

どうすれば良いのか・・?

 

 

 

この原因は

「水脈の詰まり」なんだそうです

 

詰まっていると

水は地下に浸透できません

 

浸透できないので

吸い上げた木の根元から

水はしみ出してしまいます

その時、土も一緒に崩れ

このような形になってしまうんですね

 

 

では

どうしたら良いのでしょう

 

この下の地形変換点に

(斜面と平らな場所の境目)

溝を掘ってあげるんですね

 

そうすると

そこから空気が抜け

(大地が呼吸でき)

水もそこに向かって浸透していけるのです

 

空気と水の流れは一体なんです

 

 

そのようにメンテしてあげれば

このオーバーハングの下にも

次第に草が生え安定してきます

 

 

 

あちこちで

よく見かける光景は

オーバーハングの下は土が剥き出しで

乾燥し

落ち葉さえ溜まれないように

なっていることが多いです

 

道理がわかれば

手助けしてあげることもできますね

 

 

 

 

この後

この斜面と道の境界にある

水脈(溝)のメンテをしました

 

三角ホーや移植ゴテで

落ち葉を除き空気が抜けるように・・

 

 

除いた落ち葉は

斜面や乾燥している場所に

風の仕事のように置いていきます

 

 

自然の風景は

風が作っているのです

 

 

   🍁    🍁  🍁

 

矢野さんのワークショップでは

最後にみんなで感想を共有します

 

初めての方からは

「目からウロコでした」とか

「価値観が変わった1日でした」など

かなり衝撃的な感動があったようでした

 

 

私も

参加するたびに感じるのは

私たちの常識が

如何に自然から遊離してきてしまったか

 

自然を見ているつもりでも

実は全然見えていなかった

ということを

思い知らされることが多いのです

 

 

これからも

矢野さんのように

大地や草木の声が少しでも聞こえるように

精進したいといつも思います

 

 

 

 🍁    🍁  🍁

 

昨夜からの雪で

朝、窓から見える景色は真っ白

 

今までは

雪の下で眠りにつき始めた

宿根草や球根のことにしか

思い及ばなかったけれど

 

大地は喜んでいるんでしょう

これから

呼吸が楽になると・・

 

 

陽が射し雪が解けだすと

ちょろちょろと聞こえる水の音

 

春まで何度となく繰り返されるそれは

次第に

水は地中深く深く浸透し

縦横無尽に走る水脈とつながり

身体中に新しい酸素が行き渡ってゆく・・

 

さぞ

春は清々しい気持ちになるんだろうな

 

それが

春に歓びの息吹となって

私たちに戻してくれていたんだ・・

 

冬こそ

大事な大事な時間ということが

さらに腑に落ちるのでした