前回の続き

 

 

 

楢の林にはたくさんの落ち葉が

積もっていました

 

それは大地が安定しているところ

 

 

落ち葉が

風で飛んでしまうような場所は

乾燥し

大地の機能が低下しているところです

 

 

そういう目で自分の周りを見ると

いろんなことがわかってきますね

 

 

 

 

木の根元がオーバーハングしている

これもいろんな場所でよく見かけます

 

こんな光景を見る度に

木が苦しそうで

悲しい気持ちになっていました

 

具合が悪いことはわかっても

でも何が悪いのか・・?

どうすれば良いのか・・?

 

 

 

この原因は

「水脈の詰まり」なんだそうです

 

詰まっていると

水は地下に浸透できません

 

浸透できないので

吸い上げた木の根元から

水はしみ出してしまいます

その時、土も一緒に崩れ

このような形になってしまうんですね

 

 

では

どうしたら良いのでしょう

 

この下の地形変換点に

(斜面と平らな場所の境目)

溝を掘ってあげるんですね

 

そうすると

そこから空気が抜け

(大地が呼吸でき)

水もそこに向かって浸透していけるのです

 

空気と水の流れは一体なんです

 

 

そのようにメンテしてあげれば

このオーバーハングの下にも

次第に草が生え安定してきます

 

 

 

あちこちで

よく見かける光景は

オーバーハングの下は土が剥き出しで

乾燥し

落ち葉さえ溜まれないように

なっていることが多いです

 

道理がわかれば

手助けしてあげることもできますね

 

 

 

 

この後

この斜面と道の境界にある

水脈(溝)のメンテをしました

 

三角ホーや移植ゴテで

落ち葉を除き空気が抜けるように・・

 

 

除いた落ち葉は

斜面や乾燥している場所に

風の仕事のように置いていきます

 

 

自然の風景は

風が作っているのです

 

 

   🍁    🍁  🍁

 

矢野さんのワークショップでは

最後にみんなで感想を共有します

 

初めての方からは

「目からウロコでした」とか

「価値観が変わった1日でした」など

かなり衝撃的な感動があったようでした

 

 

私も

参加するたびに感じるのは

私たちの常識が

如何に自然から遊離してきてしまったか

 

自然を見ているつもりでも

実は全然見えていなかった

ということを

思い知らされることが多いのです

 

 

これからも

矢野さんのように

大地や草木の声が少しでも聞こえるように

精進したいといつも思います

 

 

 

 🍁    🍁  🍁

 

昨夜からの雪で

朝、窓から見える景色は真っ白

 

今までは

雪の下で眠りにつき始めた

宿根草や球根のことにしか

思い及ばなかったけれど

 

大地は喜んでいるんでしょう

これから

呼吸が楽になると・・

 

 

陽が射し雪が解けだすと

ちょろちょろと聞こえる水の音

 

春まで何度となく繰り返されるそれは

次第に

水は地中深く深く浸透し

縦横無尽に走る水脈とつながり

身体中に新しい酸素が行き渡ってゆく・・

 

さぞ

春は清々しい気持ちになるんだろうな

 

それが

春に歓びの息吹となって

私たちに戻してくれていたんだ・・

 

冬こそ

大事な大事な時間ということが

さらに腑に落ちるのでした