リピート | 松代 大介のブログ

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おはようございます。

珍しく朝からの更新です。

タイトルに有るリピートと言う事ですが…。

何の仕事でもそうである様に、リピート率って本当大事だと思う。

僕の様なまだ認知度が低くて、芸事のお仕事してる人は尚更!

僕は今このお仕事を始めて4月で丸6年経ち、7年目に突入するのですが、このリピートを複数頂ける様になるのに4年かかりました。

時系列的には、1年目は芸事本当に何もやった事無かったので、ひたすらエキストラの1年。

もう通行人から、レストランの店員さんから、DJ役から、生徒から何から何までやりました。

やった事無いエキストラ無いんじゃないかってくらいで、週5〜6日間1年間ほぼ毎日行きっぱなし。

正直…。

地獄でした。笑

寒い中何時間も外で待たされるのは当たり前、暑い中何時間も外で待たされるのも当たり前、行ったは良いものも、全く映ってない事も何度もありました。笑

けど、あの経験が有ったからこそ、今みたいに役を頂いてセリフを言える喜び、撮影の合間には楽屋、控室に案内して貰えて涼しい所、暖かい所で待てる喜び、待機時間にベンチコートを初めてかけて貰った時のあの喜びは忘れません。

たかがベンチコート、されどベンチコートですが全然泣くシーンじゃないのに泣きそうになりました。笑

あの時の悔しさ、そして初めて映像の作品を撮る大変さ、撮り方を勉強出来たから今も頑張れる。

なので、たまに現場とかでエキストラの人達が愚痴を言ってるの聞くと、今すぐ辞めて普通に働いた方が良いよ。って思っちゃいます。

そして2年目は舞台に没頭しました。

エキストラ以外のちゃんと役を貰ってセリフを覚えて立ち位置も覚えて動きも覚えて自分の表現で何かを伝えると言う事にデビューした1年。

やぁ〜。笑

序盤は怒られに怒られまくったし、多分序盤に演出を付けて下さった演出家の皆さんは二度と俺を使いたく無いと思ったでしょうね。笑

本当酷い芝居でした。笑

今も決して上手く無いですが、もっと酷かった。笑

しかしその年の10月に出演させて貰った作品の頃には少しは成長してたのかな?

同じ制作会社さんから11月、12月ってリピートを頂きました。

舞台に関して思うのが、例えばチケット4.000円だとしたら、僕はその5倍の金額の価値あるものを届けなければいけないと思ってます。

だって、4000円だとしたら、映画3回見れますからね。笑

しかも、地方から来てくれる人とかはお仕事休んで来てくれる、その分その日はお休み取って働かない訳だから収入は減る、そしてお花送ってくれる人はお花代、新幹線代等の交通費、で差し入れ、そういうのを諸々考えたら4000円のチケットは、2万〜3万円の価値分を見せなきゃ意味無いと思ってます。

そして3年目、3年目は舞台でも最低200人以上入る劇場での作品、そして映像もちょい役でも良いから出演したいと言う目標を立て、無事中劇場の作品1つ決まったらそこからリピートがかかりもう1つは300人キャパ、ここまでは良かったです。

問題は映像の方です。笑

いきなり映像のお仕事なんかいける訳無かったのですが、とある再現VTRにいくつか出演させて貰った際に、ディレクターさん等によく言われる言葉。

「お芝居大きいからもっと小さくして」

そして小さくすると「小さ過ぎるからもう少し大きく」

そうなんです。

舞台のお芝居が体に染みついちゃって中間が全く出来なかったのです。

お陰様で散々。

そして、2度とその再現VTRでは呼ばれる事無くなりました、今現在もそこからは呼ばれません。

要はリピート0です。

マネージャーさんや、事務所の社長さんにも散々言われました。

お前は演技下手過ぎる、滑舌いつからそんな悪くなった?ってボロカスです。笑

僕映像の現場で思うのは、ディレクターさん、監督さんのイメージを覆すオッケーを出す事と思ってやってます。

監督さんのオッケーって3パターンあると思ってます。

オッケー⬆️
めっちゃ良かったオッケー

オッケー➡️
まぁ、普通にオッケー

オッケー⬇️
もうしょうがない、これ以上やっても何も生まれない、しゃあなしのオッケー

3年目の映像の現場では僕基本この3つ目でした。

監督さん、ディレクターさん、プロデューサーさんって大体の撮りたい絵が頭に浮かんでるハズです。

だからやろうと思えばわざわざ僕達演者を使わなくても自分達が演者になる事が出来る訳ですよ。

なのに僕達に出演料を払ってくれて使ってくれるって事は、オッケー⬆️これを出さなきゃ演者を使う意味が無い訳です。

だってそうじゃなきゃ僕達がプロを名乗る理由が無いのですから。

スタッフさん達で完結しちゃう訳ですから。

そんな反省をした3年目。

そしてこんなんじゃ駄目だと思い、映像に全仕事をシフトした4年目、

まずワークショップに通いました。

自分でお金を払って、メソッド演技、よりナチュラルなお芝居が出来る様に映像向けのワークショップに。

学びの姿勢が功を奏したのか、お芝居全然関係ありませんが、バラエティのお仕事が決まりそれが今でも出演させて頂いてる「指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙」

全然お芝居関係ありませんが、たっくさん女遊びして来た事が、そして真面目に仕事に対して向き合ってたのを神様が見てくれてたのかこちらは今でも有難い事にリピートして下さってます。

本当に嬉しい。

ありがとうございます。

更にバラエティが続き、陸海空〜地球征服するなんて・イケメンマネーアースのロケで初の海外へ。

本当普通の人は体験出来ない経験をさせて頂きました。

だって、旅行行くって言ってわざわざバヌアツ共和国選ばないですよね?笑

わざわざ裸にならないですよね?笑

部族の文化、その国の文明に触れる事が出来て、過酷だったけど幸せな1週間。

そしてこの年秋には映画も初めて役付きセリフ付きで出演が決まりました。

前半に出て来た、初めてベンチコートをかけて貰った現場です。

作品名は「イマジネーションゲーム」ちょい役ですが、嬉しかったな。

今でも心に残ってます。

そして5年目。

ワークショップで学んだ事が実を結んだのか。

まさかの東宝さんの映画でめっちゃ良い役が決定しました。

まだ情報解禁前なので、詳しくは言えませんが、撮影は終わってまして、今年秋公開予定です。

この作品は、書類選考も加えると4次審査までありまして、最終を受けてマネージャーさんから電話来て、決まったと聞いた時は本当涙出ました。

早く言いたいですが、皆さん公開をお待ち下さい。

全国でロードショーです。

そして、この年はサイテー男も継続して頂き、ご縁で、今日も撮影に行くCCHANNELさんにも初めて出演させて頂き始めた年です。

有り難い事に今でも度々呼んで頂いてます。

本当に有り難い。

そして、モデルのお仕事も!

メンズスタイルというECサイトのモデルが決まりました。

身長173センチしか無いし、モデル経験は殆ど無かったので、不安でしたが雑誌ほぼ読まない僕が蔦屋書店等で撮影後カメラマンさんと一緒に勉強した甲斐があり、今でも呼んで頂いてます。

サイテー男、C CHANNEL、メンズスタイル 、この3本の柱が立った年ですね!

その他にも、4年目から呼んで頂く様になった再現VTRも定期的に呼んで貰えたりと、リピートが増えた年でした。

6年目の今年。

前年のサイテー男、C CHANNEL、メンズスタイル 、そして度々の再現VTR、この3本柱にプラスで再現でほぼ生活して来たのですが、去年の終盤にまさかの決まった映画「サイレントトーキョー」

激ちょい役ですが、ちゃんとセリフ付き、役付きで頂きました。

本当バヌアツとタメ張るくらい過酷でした。笑

けど、過酷な中でも西島秀俊さん、勝地涼さん、中村倫也さん、広瀬アリスさん、と超一流のメンバーの中に混ざってお芝居出来た事が幸せだったし、勉強になりました。

現場での立ち振る舞い、居方、全てが勉強になった。

過酷な分、得る物も大きかった。

そして、4月から放送の牙狼、こちらもオーディションで決まり、先日クランクアップしました。

なので、2020年は4月に牙狼放送、秋に東宝映画公開、冬にサイレントトーキョー公開、と言った感じになってます。

この数をどんどん増やす為に今日も頑張るのですが、本当リピート率って大事。

そのリピート率を上げる為に撮ってる方々、スタッフさんが度肝抜かれる表現をしなきゃ上がらない。

どんな仕事でもそうですが、言われた事ただやってるだけだと駄目だなーとつくづく思います。

だから、何の努力もしないでただ言われた事だけやって、今の事務所何も仕事貰えないとか、事務所変えようかなーとか言ってるアホ共を見るとマジで虫酸が走ります。

お前はそれを言えるだけ何かやってるのか?って思います。

リピートが来なくなったクライアントさんも多数居るので、僕も偉そうな事言えないのですが、もっともっと自分を高めて、よりリピート率を上げて、新規と掴んだら話さない勢いで6年目終盤、そして7年目突入も頑張っていこうと思います!

ではでは、今日も皆さん行ってらっしゃーい!