気づけばお盆も過ぎていました。エニータイムフィットネスのトレッドミルがNetflixと連動できるので、ベッドの中でダラダラと寝ながら観るよりは良かろうと、背後に人が居ないかどうかビクビクしながら「全裸監督」だったり「テラスハウス」を観ています。

 

 

さて、先週は由紀さおりさんの50周年ツアーで関西に4日間滞在しました。

 

(浮かれる筆者近影 2019 夏)

 

詳細はツアー中なので書けませんが、これまでの50年を総括した上で、51年目以降をプレゼンする内容で、由紀さんのエネルギーの渦みたいなものをこれでもかと堪能できるコンサート。由紀さんって「火の鳥」みたい。

 

 

京都公演には和紗ちゃん、大阪公演にはギタリストの大江和基くんが観に来てくれたのですが、おそらく若い世代の目にはコンサバティブというよりはアバンギャルドに映ったのではないかと予想。僕自身、由紀さんのステージは「あー、ステージってここまでやっていいんだ」とインスパイアされることが多く、これから1年近くツアーが続く中でますます寄り添える演奏に昇華させて行きます。皆さんには是非観に来てほしい!スケジュール等はこちらをご覧ください。

 

 

 

にしても、音楽ソフトの進化はすごい。旅先で家と変わらぬ編曲作業が出来る良い時代になりました。コンサートの最終日、ツアーと同時進行でやっていた編曲作業を家に帰ってからやろうかとも思ったのですが、東京まで新幹線で3時間くらい掛かって、さらにそこから家まで1時間、家に着いて一息ついて、きっと眠くなって、翌朝起きてからやるかみたいになって……きっと1日遅れるな、それよりコンサート終わりのテンションの高いうちにやっちゃいたいな、と思った時に、高級ホテルのラウンジが最高でございました(宿泊はしてないのがポイント)。

 

 

さすがの高級ホテル、コーヒーは一杯1000円くらいするのですが、その分余程のワガママじゃない限りは融通を利かせて下さる。僕の利用したホテルに関しては電源も使わせて貰えて、当然Wi-Fiも使えて、空調の温度管理も完璧で、頼めば食べたいタイミングで出来たての食事も用意して貰えて(高いけど)、ただただ天国。無事完成した楽曲は、おそらく来月にはお聴かせ出来るかと思います。

 

 

 

 

 

そして熊本以来の土岐麻子ちゃんのサポートでS/PARK SUMMER FES 2019。つくづく土岐さんの歌声は夏に聴くと冷風のようであり、冬に聴くと温もりのようになるから不思議。これまた横浜の新高島にある資生堂の建物がオシャレな上に、天然で音が反響する空間。あっという間でしたが、楽しかった!そんな土岐さん、トオミヨウくんとの3作目の作品『PASSION BLUE』が10月1日にリリースなのだそうで、今はレコーディングが佳境とのこと。楽しみ!

 

 

 
 

ところで、前回思った以上に反響を頂きました「灼熱のウィーウー」こと車の電子キー問題

 

(イメージ画像)

 

大雑把に書きますと、車で空港に向かおうとしていた朝に、車の電子キーが壊れていることに気付き、急いでいた僕は電子キーの中に収納されているアナログのステンレスキーで車を開錠しようとしたところ、車のイモビライザー(盗難防止装置)が作動してしまい、何をやっても隣町まで聴こえるくらいの音量で「ウィーウー」と爆音が鳴り続けてパニック。

 

車内で複数回ウィーウーさせた後にようやく車外に脱出したのですが、壊れた電子キーを新調して貰おうにも、再びウィーウーさせて車の中に入って車検証の原本を取り出して持って行かない限り対応して貰えないとメーカーに言われ、車内でも車外でもパニック……という話。

 

(アメブロ事務局の方が1行にまとめるとこんな内容です)

 

ダメ元で同じメーカーの別店舗に頼んだところ、車検証の原本無しでも電子キー自体は新調しますよ、と非ウィーウー対応をして貰えることになりひと安心。

 

先日新調して貰った電子キーを受け取りに行って来ました。

 

その場で担当の方からはじめて聞いた衝撃の言葉。

 

「ええとですね、電子キー自体は新調できたんですけど、電子キーというのは車本体に挿し込んで、はじめて正しい鍵だと認証されるシステムなんですよ」

 

ええと……それとは、つまり?(震)

 

「なので……一度車を開錠しなけなきゃいけないのですが、それは電子キーでは出来ないので、アナログのステンレスキーで開けて頂いて……」

 

 

 

 

 

ウィーーウーー

ウィーーウーー

ウィーーウーー

ウィーーウーー

(記憶の中のあの子)

 

 

ステンレスキーで開けると100%鳴るんでーすーけーどぉおおおおおおおおお&%$#`*+?>……(パニック)

 

電子キーを渡されたのが由紀さんのツアーで関西に行く前日の夜だったのですが、あまりの爆音なのでさすがに夜の時間帯には開錠できない。そして翌日からはその担当さんが夏期休暇とのことで、万が一の際には対応頂けない。

 

うーむ。ならば、決行は担当さんが休暇から戻っていて、更にマンションの住人の皆さんが出勤しているだろうタイミング。月曜日の朝10時!お盆開けまで待ってると車のバッテリーが上がっちゃうかも知れないから、中にはお盆休みに突入して家に居らっしゃる方々もいるだろうけど、その方々はスマン!僕の地獄行脚に付き合って!(涙)

 

 

 

決行の朝がやってきました。意を決してまずはマンションの管理人さんのところに挨拶に行きます。

 

僕「あの……先日もお騒がせした車の件ですが……」

 

管「ああ!物凄い音でしたねぇー!大丈夫でした?」

 

(うう……涙)

 

僕「はい、その節はご迷惑を……。そして、●●という理由で、もう一度物凄い音を立てることになりそうなのですが、車を開錠して、車本体に電子キーを挿し込めば、警音はすぐ止まるそうなので、10秒……いや5秒ほど」

 

管「……わ、わかりました。そのつもりでおります」

 

深呼吸をしてから駐車場に向かいます。

 

高まる鼓動。マジで僕の胸のドキドキって、こんなクソイベントの為に存在するわけじゃないんですけど。

 

嗚呼、結局アナログのステンレスキーで開けなきゃいけないのかー。それを避けられると思っていたのに。あの時運悪く駐車場に居合わせた同じマンションの住人の女性の「キャーーーー」という叫び声(前回のブログ参照)が忘れられないな。

 

駐車場で入念に回りを見渡します。よし誰も居ない。

 

いざ決行の時。

 

(今の段階では電子キーの開錠ボタンは機能しないんだよなー。くそー)

 

半分ヤケ気味に電子キーの開錠ボタンを押してみます。

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 

(ん?……あ、あれ?

 …………。今、もしかして開錠された……?)


ただ問題はその先です。前回は扉を開けようとした途端にイモビライザーが。左手で車に近い方の耳を塞ぎながら、右手でドアノブに手を掛け、手前に引きます。南無三!

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

(…………。え?え?扉普通に開いた?

 それも、鳴らない…………イモビライザーが鳴らない……?)

 

狐につままれたような気持ちで車に乗り込み、最後の砦、電子キーを鍵穴に挿し込み、エンジンを掛けるべく右に回します。

 

 

 

 

 

ブルルルルルーーーーーーン

 

 

 

 

 

 

 

ええと?

エンジンが普通に掛かったってことは?

イモビライザーが鳴らないってことは?

 

これってつまり直ったの?

ウィーウーの呪いが解けたの?

ちゃんと電子キーが認証できたの?

 

わ、わぁ。

わ、わ!!!!!!

 

わーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(イメージ画像)
 
 
 
 
 
 
 

(イメージ画像)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと僕以外にも隣町まで聞こえるウィーウーをぶちかました方々が全世界にたくさん居て何かしら問題になったのか、メーカーの担当さんも知らないうちに電子キーを車本体に挿し込まないでも認証できるシステムに変更されていた模様。全世界のウィーウーさんたち、ありがとう。僕は、川口ウィーウーは、今、ここで、東京で、元気です。笑顔です。

 

以上、最後はパニックブログとしてはさほどご期待に添えなかったかと存じますが、お騒がせした件のご報告と代えさせて頂きます。残暑厳しい折、皆さま体調崩されませぬよう。