Toshlさんのカバーアルバム「IM A SINGER」が11月28日に発売。本日が店着日になります。

 

 

僕は

「チキンライス」(浜田雅功と槇原敬之)

「道」(EXILE)

「Everything」(MISIA)

「I LOVE YOU」(尾崎豊)

(括弧内オリジナルアーティスト・敬称略)

 

のサウンド・プロデュースで参加しています。

 

 

Toshlさんと「チキンライス」に関しては前回のブログで長文を書かせて貰ったので、そちらをご高覧いただくとして、今回は残りの3曲について書きます。

 

「道」

 

 

春の門出を歌ったEXILEの名曲のカバーですが、この曲を歌うToshlさんの歌声は一面銀世界のような静謐な空気のイメージもあり(あくまでも僕の印象です)、少し解釈を広げて雪の季節〜春をイメージして編曲しました。「見慣れた景色 二度と並べない」(0:36〜)の箇所のウィスパーから高音の地声への変化の仕方が圧巻!

 

「Everything」

原曲は叶わぬ恋の歌ですが、この曲を歌うToshlさんは賛美歌、それも大きなゴスペル隊がいる感じよりは独唱っぽいイメージがあったので、凛とした佇まいを意識して作ってみました(Toshlさんご自身のコーラスは入っています)。他の楽曲含め、今回のプロデュースは基本引き算をしていった感じがあるのですが、間奏パートのToshlさんのロングトーンが今回のサウンド・プロデュースにおいて「加えて良かった」ポイント。

 

 

狂ったような32分音符の応酬に対応してくれたのは、藤堂昌彦ストリングス。

 

「I LOVE YOU」

本来はエンディングを用意していたのですが、Toshlさんの熱唱を聴いた後で、その場にいた全員で「要らないね」というジャッジになり、ばっさりカット。このポップス・クラシック(オリジナルは1983年の作品)、ギターは若い才能にお願いしたくて、bonobosやLITTLE TEMPOのギタリスト+シンガーの小池龍平くんに。音色が本当に美しい!

 

他の楽曲は僕自身が昔シンガーでデビューした時にお世話になった松浦晃久さんや、坂本昌之さんという大先輩の方々がアレンジをしていて、今回一緒に参加させて貰えて本当に嬉しい!

 

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今回唯一の心残りはToshlさんに「一緒に写真を撮って下さい」と言い出せなかったことだな……。Toshlさんにミーハーな人と思われたくないという、ある意味強い下心……。