Toshlさんが11月28日にカバーアルバム『IM A SINGER』(アイム・ア・シンガー)をリリース。15日に「チキンライス」(浜田雅功さんと槇原敬之さんの楽曲のカバー)の先行配信がはじまりまして、そのサウンド・プロデュースで参加しました。

 

 

Toshlさん……本当にご一緒できてよかった。まずはどこから書こうかな。

 

X時代のメジャーデビュー(1989年)タイミングからリアルタイムで拝見している僕からすると、Toshlさんは絶対的にスターでありミステリアスな存在なので、初対面の日はドキドキしながらスタジオで待機していたのですが、めちゃめちゃ優しい方だった……。

 

上下関係みたいなものを一切強要しないスタンスで居て下さるし、初対面の僕の意見も言いやすい空気をちゃん下さった上で、佇まいは一貫してスターのToshlさんという。

 

そんなお人柄とか、マイクで歌い出す一声目から余りに声が仕上がっている感じとか、全員が一瞬にしてToshlさんの声と分かる声力とか、諸々にいちいち感動していたのですが、何よりも歌詞と声色で何も無い空間に明確に映像が浮かび上がらせて、人の心に届ける才覚が超人的な方。こういうのを言霊っていうんだろうな。

 

どらえもんのひみつ道具で「コエカタマリン」というのがあって、「ワー」って叫んだら、叫んだ大きさ通りの「ワー」が形になって、練習すればそれに乗ることが出来る、というものなのですが、

 

©️藤子プロ

 

Toshlさんは単語や助詞の持っているニュアンスまでも全部その通りの形で明確に目の前に現れるのに、触れることも掴むことも出来ずに消えてしまう、そんなうたかたの夢を観ているような……うーん、ブログなので言葉で説明することに挑戦してみましたが、やはり上手に言えないので、ぜひ聴いてみてください!

 

歌に加えてピアノもToshlさん。ギターは田中義人くん、トランペットは西岡英郎さん。






昨年X JAPANの大ファンのCHEMISTRYの川畑要くんに誘って貰って映画『We Are X』を観に行き、Toshlさんの歩んでらした激動の人生の片鱗には触れて居ましたが(名画だから観て!)、あれから一年後にまさか作品でご一緒することになろうとは……。あの日に川畑くんが何かの扉を開いてくれた気がする。本当にありがとう!今度何かご馳走する!プロテイン以外は要らないです、って言われたらどうしよう(涙)!

 

なお、アルバム『IM A SINGER』の中で他にもサウンド・プロデュースさせて貰った楽曲があるので、発売日近くになったらまたブログにアップします。

 

 
なお、直前の告知で恐縮ですが、本日の21時からニコ動でリリース直前緊急生放送をやるそうなので、ぜひチェックしてみてください。
 

 

 

IM A SINGER IM A SINGER
2,916円
Amazon