「W(ダブル)浅野」という言葉をご存知ですか。
女優の浅野温子さんと浅野ゆう子さんが1988年のドラマ「抱きしめたい!」にダブル主演された際に生まれた言葉なのですが、若い方も、もしかしたら一度くらいはテレビ等でお聞きになったことがあるかも知れません。
そんな社会現象になったバブル期のドラマの主題歌「アクアマリンのままでいて」を歌っていたカルロス・トシキさん(当時は1986オメガトライブおよび改名後のカルロス・トシキ&オメガトライブというバンドのボーカリストでした)が今年もブラジルより来日!
(ホーンアレンジは、納得のジェリー・ヘイ!)
カルロス・トシキさんの歌声は、先日の「声力」というブログでも書きましたが、とにかく丁寧で甘酸っぱいのです。今回の来日時はご本人いわく風邪をひかれていて、コンディション的に万全では無かったようですが、そんなこと全く関係ないくらい、誠実さを絵に描いたような表現力で素晴らしかった!ああ、こうやって音楽に向き合っていけば良いのか、という一つの道しるべを観させて貰った気がしました。
結局、コットンクラブで観た後に、数日後のクラブクアトロのライブにも行ってしまったのですが、集まっていたメンバーが、作詞家のShungo.さん、旧友の田邉香菜子ちゃん、ジェーン・スーさん、コリオグラファーの竹内亜矢子さん、DJ Lady Kさん等々、僕の周りのブラック・ミュージック大好きな方々だったのが印象的でした。
カルロスさんに「Navigator」のLPにサインして貰いました!ありがとうございます!
わー!
きゃー!
尚、今回の来日で、改めて名曲だと感じたのが「Stay Girl Stay Pure」。
こんな真っ黒なアレンジをされている新川博さんもステージ上に登場され、楽屋でご挨拶させて貰いました!嬉しすぎます!
ちなみに、余り書く方が居なそうなトピックをひとつ。ライブの中で恐ろしく僕得だったのがブラジル・コーナー。
マルコス・ヴァーリの1983年のアルバム「Marcos Valle」
(有史以来最凶にダサいジャケットのひとつだと断言できる……)
に収録されていて、マルコス史上最強のセルフカバーだと思っているリンコルン・オリヴェッチのアレンジしたバージョンの「サマーサンバ(Samba de Verão)」(動画参照)を、カルロス・トシキさんがカバーしたこと。失禁しそうだったし、少なくとも目からは軽く失禁しました(泣きました)。
なおカルロスさん、故郷ブラジルの土壌では栽培に適していないとされていたニンニクの品種改良を成功させて、今やカルロスさんのニンニクがブラジル国内のシェアほぼ100%を誇っているとかいないとか(ご本人から聞いた訳ではなく、伝聞です)。もし本当ならば、日本のヒットチャートを登頂した後、ブラジルでニンニクチャートを登頂……。
あとカルロスさんのツイッターのプロフィール写真が、僕がLPにサインして貰っている時のものに変わってました。ぎゃー!嬉しい!次回も追っかけします!