そこには確かに小さな男の子の赤ん坊がおった。
「赤ん坊がおるぞ!ばあさんや!赤ん坊じゃ!」
おじいさんは若いおなごとおる時以上のはいてんしょんでおばあさんに言った。

「そうですね~。可愛い可愛い赤ん坊ですや」
おじいさんはどうやら、二人の間に赤ん坊が欲しかったようです。
「やれやれ、どちらが子供かわかりませんな」
とニッコリとおばあさんは齢70を越えたじいさんに言いました。
「ばあさんや、うちには子供がおらん。警察が来る前にうちの子にして育てよう!」
二人はその子を自分ちの子として育てることに決めました。
「桃から生まれたけぇ
桃から生まれ太郎にしよう!」
その子は
『桃から生まれ太郎』
と名付けられました。
それからおじいさんは酒も女遊びも止め、おばあさんと昔のようにらぶらぶ暮らしたそうな。
めでたしめでたし。