さてここから続き。

HAをハンドで勝ってHラフ、SJをフィネスして効いたらDを上から2巡取ってSAを剥がし、CAでダミー入ってSKでCxを捨ててクロスラフ。SJのフィネスが抜けたらDのゲスを当てる。1HOCを見るとDJでフィネスがパーセンテージ風だけど、D3-1だとHラフだけじゃS2H1D5C1のハートラフで10勝のトリックショートだから、CKオンサイドかつハートとクラブで右手を絞れる形になってなきゃならない。もろもろ考えると、SJが抜けた場合は、結局D2-2に賭ける方がいい、かも?

 

 

ページをめくると、M.Rの言。

 

 

SJのフィネスは抜けそうだ、と思っていた」

 

 

なぜなのか

 

 

「ダミーのHはシングルトン以下なのに、SQ持っているプレイヤーがHリードを示唆することはない」

 

 

なるほど。

 

 

「Dを外すと黒いスーツをうまくフィネスしなきゃいけないけど、OCからCKは裏っぽいから、正しいプレイはHAを勝って即SJを出すことだと直感的に思った。右のTxとか、SQノンカバーとかはゲインするかもしれないし。」

 

 

ひとつずつ論理を追うとそうだねって感じだけど、一般的にこの6DをHA勝て即SJ流すのはかなりクレイジー


ただここからがかわいくて、

 


「Ziaはこういうswindle(騙し)なことを何でも受け入れてくれるからいいんだけど、このプレイがもし失敗したときにチームメイトに説明がつかないと思って、ダイヤをフィネスして抜けて、SJもフィネスして落ちてしまった。今回はSJが非常にワークしそうだったのに」

 

 

フルハンドは以下。

 


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だから彼にとってこのボードは、大きな後悔の章にいれるべきだったのだ。

 

 

実はこのたびでもう一冊持ってきた本も読み終えてしまって、旅はまだまだ続くからどうしたものか、少し困っている。ローマで書店に寄ろうかな。

今は旅の3日目、ミラノに泊まった後、パルマを経てフィレンツェへ向かう列車の中快速で2時間あるので暇をつぶしている。

 


そうそう実は今回のイタリア旅行、訪問都市の順番をイモってしまった

 


というのも、もともと今回の旅は友人がチェルノブイリに行きたいというところから始まっていて、



成田→ミラノ→フィレンツェ→ヴェネツィア→ミラノ→キエフ→ミラノ→成田



と回る予定だったことに起因している。

 

イタリア3都市間なら電車で適当にぐるっと回ってミラノ-キエフの往復チケットを買えばいいやと思って航空券を手配したのだがその後スケジュールを詰めるとローマに回れることに気付く。ならばと地理的にフィレンツェの先にローマがあるから、


成田→ミラノ→フィレンツェ→ローマ→ヴェネツィア→ミラノ→キエフ→ミラノ→成田


というルートを取ることにしていろいろ手配したのだけど、ローマを含めるなら


成田→ミラノ→ヴェネツィア→フィレンツェ→ローマ→キエフ→ミラノ→成田


の方がだいぶ効率的なことに途中で気付く。もうその時には奇形的な旅のスケジュールを遂行するしかなくなっていた。

 


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右下にローマが見える。遠い。


 

山手線で例えるなら、東京→品川→新宿→池袋と行けるところを、中央線を使って東京→新宿→池袋→品川みたいな?

 

 

 

友人とは異なり、僕の今回のイタリア旅行のテーマは食と美術。昨日はドゥオーモからスカラ座の前を通ってブレラ美術館で絵を見て、スフォルツァ城でミケランジェロの未完のピエタを鑑賞、ドゥオーモ周りに戻って1900年代美術館で現代美術を見る。



これはブレラ美術館にあった最後の晩餐が主題の絵。キリストは真ん中として、ユダはどの人でしょう?そしてなぜ?

(答えは記事の一番下に。)



{4128E373-7529-4448-A3DE-AA0649E95974}


 

その間食べたものは朝食にクリーム入りクロワッサン、直後にチョコのソフトクリーム、お昼はブレラ美術館出たところでほうれん草と黒トリュフのラビオリ、アスパラガスのソテー、ピザ。

 


ミラノの右半分をぐるりと見たのちはホテルへ帰ってひと休憩し、夜はリゾット専門店で梨入りリゾット。なにこれ?と思って注文したらこれが超大当たりでびっくりしてしまった。ミラノへ行ったら"Casa Fontana "へ是非。中央駅から歩いて10分弱くらい。

 


そしてフィレンツェへ行く道すがら、パルマハムとパルミジャーノ・レッジャーノで有名なパルマへ寄ったというわけ。

ここでのお昼はトマトソースのタリアテッレ(平打ちパスタ)と、ラグーソースのニョッキ、パルマハム。チャリで街を回る途中にチョコとピスタチオのアイスクリームを食べて夜食に手を付けないでものを書いている。



{B76CC468-01DD-4630-9D51-FAC5220B04C9}


 

さて、Bridge, Zia...and me“がだいぶ終わりに近づいてきた。

この本は、初心者には難しすぎるけど、中級者にはほんとうにいい本。何がいいって、超頭いい人が思考を言葉にして残してくれているから。

 

 

じゃあいつも通り非凡なハンドを。今回取り上げる章のタイトルは、Major Regrets。1991年のヴァンダービルトから。

 

 

K93

6

AJ82

AQT64

 

AJ

AJ82

K9753

75

 

 

オークションは上のハンドから

 

 

1C 1H 2D P;

3H P 3S P;

4D P 4NT P;

5H X 6D//

 

 

OLはH9、plan the play.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

容量超えた投稿だったみたいなので、ここで2回にわけます。ユダクイズの答えは右手前のこっち向いてる男で、左手に金貨袋をもってます。

今、旅の飛行機の中で、“Bridge, Ziaand me”を読んでいる。 


医学部に行った高校の同期が1留して1回国家試験を落ちたため偶然暇が被り、イタリアへ行くことを決めたのであった。


小さいころから歴史ものが好きだったからか、初めて行く外国はイタリアと小学校低学年の頃より心に決めて居たのだが、アメリカへのショートステイから海外旅行をスタートしてしまい、近隣諸国を優先したせいで留学中にもイタリアへたどり着けず、年を取ってようやく憧れの国へ行くこととなった。

 

最近は地味に忙しくゆっくりブリッジと向き合う暇がなかったから、wifiのない機内は本を読むのにうってつけ。冒頭の本はいま半分弱読んで止まっていて、そのあたりにRed Herrings(あの7NT)を含む15題の問題があるからで、これは骨が折れる。


M.Rの解説は非常に優れていて、なんだか数学の良問の解答をじっくり読んでいる感じ。

 

また一つ賢くなったボードを紹介してみよっと



 

{2EB9D78F-96A1-415F-9F5C-3BEE4AD867DD}


 

タイトルの意味はよくわかんない。S6リード、Plan the defense.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リードは明らかにシングルトン。SKを出してディセプションしC7でも返すというのは、アイデアに入れておきたいが、結局ダミーのCA勝ってHQを出されたらPdがスペードをラフする機会がなくなるので、あんまり意味はないかな。

 

 

 というわけでこう考える。


オポのトリックは上からS1H6D1C1の9個ある。ディクレアラーにCKやQJなどがある場合はすでにできているからクラブはmaxでQxということにして、スペード切らせてDを返してもらって、①DK勝てばSをもっかいラフ②DA勝てばいつかDKが勝てる&C1勝でディフェンスで4個とることにしよう。ダイヤを返してもらうには、S7のリターンだ」

 

 

M.R曰く、こう正しく判断できたプレイヤーはある一定のレベルに達している、が十分とは言えない。らしい。不運にも、ディクレアラーシートに座っていたのはSam Levであった。フルハンドは以下。



 

{1B89EA8E-6A77-482E-9CE8-4255DA0ADDC7}


 

M.R.はS7を返してDを出してもらう。これをDA勝ち、2巡でHを駆り集める。CAでダミーへ渡ってトランプを走り切って3-card endingにSKxとDKを残す。

 

正確に言うと、4cardから3cardにする時点でエグジットカードであるCxを捨てさせるノンマテリアルスクイズ。ここでDを出すと、DK勝ってスペードを打ち込むしかなくなるということだ。

 

この後の解説が優れていて曰く、自分はスーツプリファランスでCシフトを要求すべきだったということ。もし実際の配置で優れたディクレアラーがCKを自分と読んでまったく同じプレイをして来たらダウンだし、例えばDxCQTxとか、さらにはDxxCQJ持ちですら落としてしまえるかもしれない。これはすごい。

 

 

詳細は覚えていないけど、MPでS/Pを出さない輩と組んでいるときに自分がシングルトンをリードして、PdはA、リターンでラフと進んで次何出すか悩ましくなった時に、ダミーにAが見えている状態でわざとKJxxのスーツからアタックした記憶あり。PdにQがあればよくて、なくてもローは引けまいという発想。このパートに書いてあることはその一歩先を行っていて、S/Pの時点から全員をだましちゃおうということか。やっぱりブリッジは面白い。