昨年はいきなりの裏街道スタートだったので1週目は3日戦い、2週目も午前からやっていたが、今年は表街道一直線だったので、お昼過ぎに四谷につけばいいというらくらくスケジュール。

 

ちょっと早めにサンマルクなどで精神集中などでもしつつ、決勝の相手に思いを馳せても良かったのだけど、その日の午前か前日か、どちらかが何くれと忙しく、四谷についたのは結局試合開始1時間前であった。

 

サンマルクで軽くパートナーと打ち合わせをしたのち、四谷の地下一階へ向かうとN君が外から階段を下りてやってきた。

 

「今日はdaisukeさんをこらしめてやりますよ」

 

前半大勝したようで威勢がいい。

 

「そうだね、こういうのは追われる側の方が強いからね」

 

あれ逆か、逆だ。ちょっとぼんやりしてるな。座り方について少し話し、前半向こうのシーティング権行使の時はまた同じハンドを持とうか、という話になった。ちょっとして僕がEastに座るようにしてシーティングが完了すると、チームメイトがこっちにやってくる。

 

 

「私この人たちと当たりたくないんだけど、なんとかならないの?」

 

 

無理なうえに、本人の目の前で言わないでください。カモだなと思われるでしょ。

 

 

試合が始まった。16bdのIMPマッチ。

我々は#9から始まった。一つ目はプッシュ。

 

 

#10

 

 


 

 

こちらのテーブルのオークションはNSのフリーランでSouthから

 

 

2NT-3C;

3D-4NT;

6D//

 

 

Pdのクラブリード。Jで勝って、D2。さっと6を出したら(だいじょうぶだよなぁ)とつぶやきながらKと出してくれたので-1。なにが大丈夫なのか。

 

 

「やっちゃいましたねぇ」

 

にやにやしている。もうにやつくしかないよね。Southの彼はNorthの彼にむちゃむちゃあおられている。べつに何とも思わないかもしれないが、かわいい後輩だし、17IMPもらったつもりで助け舟。

 

「いやいや、こういうの裏も落としてるよ。実際取られてたりするんだよね、バルだっけ、-3IMPとか」

 

Northがかすかに点が足りないことと、裏のNorthは安定感のあるおじさんなので、まぁほぼ+17かなと思いながら。

 

 

 

「こっちのテーブルではしらけちゃってさ」

 

夜の魚新で、このときNorthに座っていたおじさんは言う。

裏のテーブルのオークションはやはりNSのフリーランで

 

 

1NT-2C;

2D-3NT;

?*

 

*長考によりしらけムード

 

 

ここでSouthはDAを発見したらしい。で、ずーっと考えた挙句、6NT(!)をビッド。リードがハートだったので、ダイヤのセーフティプレイをする暇がなく、上からとって-2。なんと、ホントに3取られだったとは・・・

 

「Aが出てきちゃったのよ!」

 

Pd「それは4NTと言ってください、Aが一個出てきたという意味になります」

僕「Pdがそれ置いたら、僕は正しく解釈します」

Pd「パートナーは強いことより弱いことの方が多いです、パスでもいいと思います。スラムルーズを畏れすぎです。」

僕「今回はNorthが強かったからD2-2で勝負になっているものの、9点こっきりだったら29点の3NTじゃないですか。」

 

「でも10個は取れるのよ」

 

思わず「だ・か・ら!」と言ってしまった。そこに気づくとは賢いですね、くらい言えるようにならないとね。0-3。



#11は裏が良くないリードをしたみたいで、3S6メイク。こちらは普通のリードで4メイクに抑え2取り。



2-3



#12

 




こちらのオークションは




P P 1D 2C;

2S 3C 3S P;

P 4C//




 pdのビッドはフィットジャンプのノリ。これは落とし目なく4メイク。そして裏は




2S P 3S//




これは正しくディフェンスしないと落ちない。クラブリードからクラブ二発取ってHKと始まると、いろいろ見えてディフェンスしやすいかもしれない。


と思ったけど、それは2Sの話か。延々ハートが出てこないと、そういうこともあるかもしれない。-7IMPで2-10。




#13





紙がよれてる。



オークションは




P 1C 1D 2H;

2S 3H 3S 4H;

P P 4S//




と進み-2。ダブルをつけなくちゃならなかった。




「強いんなら、4Hの代わりに4D言わなきゃじゃん」

「弱いと思ってビッドして、弱いと思ってパスした」




4Hが明らかでない状況で4Sゲキ落ちと思いもしなければ、パスかなぁ。ダブんなきゃ勝負になんないとして、その内訳を教えてほしい。


これ結構ね、Northにやられてると思うんだ。さっきの6Dもそうだけど、ちょっと当てられ気味。-9IMPの2-19。




#14


Neither Vul. 1st seat


僕の手は



AKJx

x

xxxx

Q9xx



こちらのオークションは、こうなった。



1C 2H 2S 5H

?



うーーーーん。

パス。フルハンドは以下。





5SXに仕留められるところだった、危ない。5Hはジャストメイク。

クラブ二回切られなきゃ2ダウンだから、戦っても良かったか。



裏は




P 2H P 4H

X//




で5メイク。誤解されるくらいなら最初からオープンしたら良かったね。6取りの8-19。




#15

  




こちらはNSのフリーランで2D by Northが-1。裏はやばかった。




1S 1NT P 2D;

2S 3H P 4H//




リードはSx。Aで勝ってCKと続く。CA勝って左手から9が出てきたのを見て、クラブ3勝だからとHA、Hxと出してみると、HK勝ってCQ、Cラフで-1のプッシュ。



CA勝ったらSKでクラブを捨てクロスラフに向かえば今日はメイクする。スペードが見ながら切れる配置になっているあたりかのプレイプランの方が良いだろう。アナーやミドルカードがプレイラインを惑わせてしまったようだ。8-19。




#6

 

We Vul. 2nd seat僕のハンドは

 

 

J7543

42

K83

T65

 

 

こちらのオークションは、Eastの僕から

 

 

P P 1S 2H;

3S 4H 4S 5H;

P P X//

 

 

オープニングリードは、いろいろ悩んだうえ、S3。Aが勝った時に6がでて、ディクレアラーはダイヤピッチ。

HxはPdのHAが勝って僕はH4を出しておく。DT。ディクレアラーはしょうがないか、などと言いつつDJ。K勝って、何を返すか。

 

 

PdのスペードはKQT96で、9を出すこともできる以上、6は強くCを示唆している。よくわかんないけどとりあえずクラブを返して、落としておくのが安全か。実際C5を返してPdのCAが勝ち、コントラクトは終了。フルハンドは以下

 

 

 

 

「HA即上がりしてダイヤ返すディフェンスだったら、CAしかもってないクラブなんて示唆しなくてもいいのに。むしろダイヤでいいじゃん。」

 

お昼食べながらのポストモーテムではこういったけど、これは正しくない。クラブAがダイヤで消されてしまう、スペードボイドの手など存在しないからだ。このボードの議論が深まらなかった理由は、裏がNSの4Hでストップしてジャストメイクしていたためであり、11IMP取り。スコアは19-19に。



前半はここに小さなIMPの積み重ねで27-21みたいな感じ。残りも全部書き溜めていたんだけど、スマホには保存されておらず、PC漁って後半戦が見つかったらちゃんと仕上げることにしますね。

勝ってしまった。去年が大変だったから、今年はらくらく。

day2は我々ペアの内容がかなりばっちりだったぽくて、day1いまいちだった埋め合わせを出来たかな。

 

特にday1は午前午後とも前半の入りが悪く、7CXのファンタムサクリファイスとか、伝説的なお笑い失点がぽろぽろ。

こういうの懺悔で書き流していきたいんだけど、ハンドレコードがなくって、しかも失点直後は頭に強烈に入ってるからメモらないというのもあって、拾えないんだよね。

 

 

ということでメモのあるハンドを。大体うまくいった話。

午前はこのボード。

 

 

QJx

Axx

AQ7xx

9x

 

 

Ax

Kxx

KTx

AQJTx

 

 

オークションは上のPdのハンドから

 

 

1D-2C;

2D-2NT;

3NT-4NT//

 

 

リードはスペード。SQ勝ってクラブフィネス抜けて、ダイヤのブレイクは良かったので12個。

いやー、3NTには4Dと進むべきだったかな、と思ったら、裏は上の6Dで、Sリードを食らってSKに負け、クラブのフィネスが抜けて1ダウンだったらしい。これは命拾い。

 

 

スペードがガードされている6NTby下はいいコントラクトなわけだけど、どうたどり着くべきだっただろうか。

・・・下のハンドはスーツコントラクト的な良さとNT的な良さがあってアップグレードはいくらでもできるんだけど、前者の良さの方が上回って6Dになっちゃいそう。それでも、スペードリードが来ないことも含めてそこそこいいコントラクトなので、6Dでもいいか。

 

 

あともう一つ、こっちはスラム。

 

 

KQxxx

AKx

Qxx

KQx

 

 

JTx

x

Ax

A98xxxx

 

 

実際のオークションは下の僕のハンドから。NV 2nd seat.

 

 

1C-1S;2C-2D;2S-3C;3D-4C...6C

 

 

ちょっと忘れちゃった、4NTでRKCされた気がするけど、そんなシチュエーションになるかな。

でも上のハンドは2クラブリビッダーをゲーム以下で許すことはないだろう。6Cジャストメイク、裏はゲームどまりで10取り。

 

 

これ、NVの2nd seatであけるかちょっと悩ましい。魅力がクラブだけじゃないから開けたんだけど、じゃあ2227ならどうしたのと言われると、うーんどうしただろう。

 

 

で、開けないときは、丁寧にビッドしないと6blackにはたどり着けない。

こんなビッドでいいのかな、

 

 

P-1S;

2C-2D;

3C-3H;

4C-4H;

5C-6S(6C)//



※2CはDruryだ、公開2週間して気づきました。2NTか3Cどちらかかがフィットジャンプかクラブなので適宜。

 

 

passed handに対して4Hまでトライされたとき、DAを含む2Aとクラブトリックソースを持ってる方は5Cと越えてよいでしょう。

その時ダイヤモンドコントロールはあるだろうから、あとは2Aあるかどうか。このシーケンスはやや野蛮かもしれない。

開けて良かったということで。

 

 

さて午後は表の決勝、ユースBと対戦。またまたN君の登場だ。

チームのシーティング権は後半行使なんだけど、おんなじハンドを持ち合うのが面白い?とN君と話し、我々でNorthを持ち合うことに。

 

 

Jxx

Q

AQTxx

AKJx

 

 

AQxx

AKxxx

xx

QT

 

 

下が、僕とN君の持ちあったハンド。うちのオークションは下から

 

 

1H-2D;

2S-2NT;

3NT-4NT//

 

 

僕のリバースが強さを示すかどうかは議論してなかったけど、この4NTは多分18点ないビッドだろう。

フィットのないmax32点なら6NTやらなくていいかなと思ってパスをする。STリード、SKが勝ってクラブバック。ダイヤモンドをフィネスすると、裏でダックして勝負した人がいて6メイク。裏は6NTby下で、クラブリードから全然できなかったらしい。D4勝でメイクなので、そこそこプレイアブルなスラムだけどね。

 

 

ところで2/1後は、別にリバースで点数示さなくてもいいんじゃないか、それよりもコントロールとか点の寄り方の方が重要かもしれないという話になった。

例えば

 

 

Axxx

AKxxx

xxx

x

 

 

は、2Hってビッドするより、2Sっていう方が表現力が上がっている。その後のオークション的に1H-2D;2S-2NT;3Dとくれば、適切な5Dが、2H経由より見つけやすいかもしれない。

一方で1NTオープンバリュー同士が安全にスラムトライするにはリバースがよさそう。

 

強いときは割と何とかなりがちなので、バリューなくても点の寄り方に応じて、リバースするスタイルが望ましい気がするよ。

 

 

裏は下のハンドがリバースしたら、あっという間に下の6NTへなったとのこと。有り得ると思います。

クラブリードを勝って、DJフィネスしたらDKは出てくるものの、ダイヤバッドブレイクかつSKアウトサイドでメイクチャンスがない。

 

 

前半終わってみたら40-31で勝ってたんだけど、やたらとチームメイトに感謝される。

 

 

「そっち、すごくいいスコアですね!」

 

 

実際は幾らか浮いてるかなー、くらいのものでしたけどね。

裏的には失敗したイメージが強かったらしく、winning team changesでN君と卓を囲むように席替え。

 

後半戦は面白いボードもあったんだけど、ご飯も行かなかったし、対戦相手の、特に反対側のユースと話し合うこともなかったんで、手元にあまりデータが残ってないんですよね。決勝くらいはハンドレコードが良かったな。

 

 

前半後半共に10impずつ浮いて何となく力勝ち風。でもスコアを眺めると、後半の後半ラスト5ボードまで負けてたみたいなのよね。

 

前回勝った時もホントのホントにラストボードで勝ったけど、確かにチーム力的にはそんなものかなという気がする。

 

裏の決勝はどっちが上がってくるかな、表決勝の再戦もいいし、去年の再現もいいし。楽しみだ。

昨年優勝して、defending championとして挑んだ高松宮杯フライトC。

 

前回は初日の午前に1敗してそこから勝ち続けたのでむっちゃ疲れたけど、今回は表の決勝をストレートで勝つという省エネっぷり。

負けたいわけじゃないんだけど、個人的にはもう少しブリッジしてもいいかななんて思ったり。

 

blogを見返すと去年はハンドレコードがあったみたいだけど、あの時はユースが同じフライトにいたとかそういうことだろうか。

今回もいるけど。

 

今年は手シャッフルなのでもちろんない。手元のメモと記憶を頼りに書いていこう。

 

 

day1の焦点ハンドはこれ。

 

 

Both Vul 2nd seat.

 

 

Ax

Axx

T876x

AKx

 

 

(1H) ?

 

 

plan the bid.

 

 

 

 

これ不評なんだけど、 2Dというと、とても当たったんですよね。思ったことが実現したから書いてるんだけども。

 

Pdのハンドは

 

 

Kxx

J8xx

KQ9

xxx

 

 

で、オークションは

 

 

(1H) 2D 2NT;3NT//

 

 

リードのHKを手で勝って、DをKに向かって出しに行き、これは負けてスペードシフト。ダミーで勝ってDJをフィネるとオンサイドかつグッドブレイクで、S2H1D4C2とれて3メイク。実際はダイヤ取り切ってハートでスローインしたらHJが取れる流れになったので4メイクした。裏は1Hがスタンドして-1。

 

 

このハンド引いてオークション番になって思ったのは、1NTはちょっと違うなぁということ。

 

理由の一つは、1Mオープンに対しての1NTとしてはすこーし弱い。

相手に良いリードを示唆されている状況で、点少し弱く、ミドルも心もとなくて、なんかどうかなと。

 

もう一つは、1NTが3NTを目指すオークションだとしたら、サイドはPdが持つべきだということ。

Pdはまだオークションに参加してないので独善的だけど、3NTができるにはダイヤモンドが取れるしかなくて(独善的)、それにはダイヤモンドサポートとハートストッパーがパートナーになくてはいけない(=良いサポートがあっても、ハート1ストッパーじゃ打ち抜きの方が早い)。

 

ていうかスペードも心配。サイドはパートナーが持った方がいい。

 

 

例えば、

 

 

Qxx

Jxx

AQJ

xxxx

 

 

をPdが持ってたら、3NTはそっちがやるべきだ。

 

で、Pdのいいダイヤモンドサポートとハートストッパーを見つけるには2Dがいいんじゃないかと思ってビッド。

実際のハンドは上に書いた通りだけど、Pdが9点で2NTを言った理由は良いダイヤモンドサポートとハートストッパーがあったからであり、狙いはうまくいった。

 

 

Pdと翌朝のルノアールで。

 

「これどう思います?」

「みんなが選ぶビッドじゃないけど、ロジックはあると思うよ」

「Bridge Winnersだとうまい人は大体1NTなんですけど」

「こっちのハンドは、1NTに対してゲームに誘うくらいで、ゲームには行けないかもね」

「2NT3メイクでもいいやってことなんですかね、まぁDJフィネス効かなきゃ厳しいし、そんなものかもしれませんね。」

 

 

まぁあれですよね、結局光って見えたってことですよね。

 

 

もうひとつ。

 

 

Kx

Tx

AQTxxx

KQx

 

98xx

KQx

9

AJ9xx

 

 

オークションは右手の1Hののち下の3NT 。

 

H9リードがダックされHKが勝ち。C5勝あるなら8勝あるので、とりあえずD9を流してみると、右手はDJで勝ち、HA、HJ。

左手はSxをディスカード、ダミーからはDx。ダミーとハンドの状況は以下の通りであと7勝が必要。

 

 

Kx

-

AQTx

KQx

 

 

98xx

-

-

AJ9xx

 

 

 

フツーに考えるとSAもDKも裏にいるけどスクイズの目がなくって、CKで入ってDA叩くしかないんだけど、クラブ5個走ってみたら、右手がSA,Hx,DKxと残してくれたので、勝手にステッピングストーンが発生しジャストメイク。

 

 

これがまたディフェンスもちょっと難しかったようで。右手のハンドはオリジナルで

 

 

AJx

AJxxx

KJxx

x

 

 

なので、僕が3325なのか4315なのかゲスしてディフェンスしなくちゃならない。

もちろん3325はスクイズでメイクしてるから、右手の方は4315のシュードスクイズの回避に向けてダイヤをぜーんぶ捨てるべきなんだけど、状況を簡単にするには、左手がハートの3巡目にダイヤをディスカードすべきだった模様。そうすればディクレアラーがダイヤオリジナルで1枚しか持っていないことに気が付けたはず。

 

 

実際左手はクラブ4枚持ちだから、わかりやすいシグナルを送るのがだいぶ先になってしまう。活躍する機会はすぐに来ていたらしい。

 

ところでHQを勝たされてすぐクラブ5巡取っていたらどうなっていただろうか。ダミーとハンドの状況は

 

 

Kx

9

AQTx

-

 

98xx

Qx

9

-

 

 

で右手は

 

 

AJ

AJx

KJ

-

 

 

..なるほど、スクイズにかかっていないように見える。初手HA上がられなかったからね、しょうがないね。

 

 

day1午前の前半はちょっと負けててひんやりしたんだけど、そのあとは多少勝ってるラウンドがずっと続きました。

day2は次の記事で。