仕事が早く終わったので庭で独り稽古
空には宝石のような星が瞬いている
なんて綺麗な星
暫し見惚れた
さぁ
ゆっくりと
始めよう
木刀素振り
送り足
剣術を習った事は無い
真っ直ぐ出て
真っ直ぐ振り降ろす
剣先に重りが付いてるように
又は
釣竿を振るように
左右50ずつ
2・3歩毎に転換
木刀は身体で斬る
重要なのは、正しい姿勢を崩さないように適切な体さばきをする事で
それが出来れば殊更に意識せずとも
結果的に斬る動きになっている
そのように感じる
次は真横
同じく左右50ずつ
腰で斬る
と、言う言葉の意味は
こういう体感なのだろうか
そうかもしれないし
そうでないかもしれない
俺はただ
身体を使って足を送り
ただ真横に振るだけだ
突き
これに一番
違和感を感じる事が多い
突き貫こうとする気持ちが強すぎるからだろう
姿勢が崩れている筈だ
基本は真っ直ぐ
ゆっくりと
よく整える事を意識して
結果として突きの動きになればいい
素人はそれで充分
袈裟
同じく50ずつ
手の内
とは何処だろうか
手の内は手の内
内部の事であろうと思う
茶巾を絞るように
とある
茶巾とは何か
薄布のようなものであるらしい
つまんだり両端を引いただけでも水を絞れるような代物のようだ
薄布
薄絹
そのようなものであろうか
では
柄の芯にイメージされた
濡れた薄絹の水を絞るように
ここまでで400振っている
自由に最低100
いつも片手で振っている
後は好きなように
好きなだけ
杖も振ろう
その後は
いつもの
腕立て
四股
爪先立ち
等等だ
これはただの生活習慣で
暇人が好きでやってる遊びのようなものだ
この時間がもたらす充実を、俺は好んでいる
ただそれだけの話
透明な冬の空に
わたのような雲が漂っている
赤味を帯びた朧月は
夜空に浮かぶ淡い灯火となって
ただ静かに佇んでいた