ゲージュツ論 | 山森大輔オフィシャルブログ「ヤマモリズム」Powered by Ameba

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今日はこんな話題。


俺は音楽が大好きで、気づいたらそれが仕事になっていた。



…というのは実は不正確で、音楽を仕事にしたくてたまらなくてたまらなくて、あきらめないでここまでやってきて今に至る。



こんなに自分が魅了されてる音楽ってなんだ?と考えたりする。


音楽は芸術の一分野だ。


絵画、彫刻、文学、舞踊、映画…いろいろある中のひとつ。



芸術とはなんだろう。


ゲージュツ家は百人いたら百人のゲージュツ論があると思うけど


俺の思う芸術は、「感情、主張が乗せられた表現」。


そして、芸術が人に必要なのは、それが心の救済になるから。



俺が勝手に推測するにね、世界最初の芸術は、


---それがうなり声にも似た”歌”なのか、もがきにも似た”踊り”なのか、洞窟の壁をかきむしったような”絵”なのか、わからないけれども---



「むおおー、この感情を表現せずにはいられない!」


という心のバケツに感情が収まりきらない出来事に直面したときに生まれたと思う。


人を愛してしまって狂おしい気持ちや、家族を失った悲しみや、理不尽な出来事に対する怒りや、大自然の力に直面した畏敬の念など。


そういうものを吐き出す作業とか、吐き出された結果が芸術なのだと思う。



そして、人は同じような仕組みの心をもっているから、


誰かほかの人が同じような感情に揺さぶられて、その感情から何かを作り出すことを見ると、


安心したり、愉快になったり、感動したり、勇気をもらったりする。


それが芸術が素晴らしい理由だ。



長くなったので今日はこのへんで。


数多くある芸術の中で俺が音楽に魅せられたことなんかをまた書きます。