東野圭吾「秘密」の感想 | IT屋さんが世界を変えるまでのブログ~窪田 大輔 OFFICIAL BLOG~

IT屋さんが世界を変えるまでのブログ~窪田 大輔 OFFICIAL BLOG~

『ヒトは忘れてしまうモノ』なので、忘れたいコトも忘れたくナイことも全部含めつづりますです。

ソーシャルアントレプレナーを目指し、ITを武器に使いながら世の中を「ing形」で変えていきます!

今まで小説は古いものしか読んでおらず、

まだ生きている人の作品は読んだことがなかったのですが、

飛行機の移動時間が長いため、ちょいと読書に浸りました。

 

そんなわけで、この作品、今更読みました。古い作品だということも知らずw

若干ネタバレですけど、古い作品だからいいですかね。

 

 

すごーく、のめり込みました。

 

直子の目線、平介の目線、

それ以外のこれをとりまく人たちのプチストーリーはアクセントとして、

二人の壮絶ななんとも言えない感情を取りまとめた物語でした。

 

平介に対しては、

 

・男って子供じゃん。繊細な感情って持てないんだよね。

・心の浮気も一種の浮気なんじゃない?

・一線を越えなければ浮気ではない?

・妻だと思っているなら、妻として抱けよ。

・本当に最後の結末はそれでよかったのか?それだと何のためにつなぎとめたんだ?

・自分が平介だとこの境遇に耐えられるのか?

・いや、全て初めから終わっていたと考えるなら、果たして幸せだったのかもしれない。という話なのか?

 

直子に対しては、

 

・なんで?なんで最後に娘の人生を自分の人生にしたの?ずるくない?

・平介のは浮気で、直子のは浮気じゃないの?

・体が変わると精神も変わるのか?

・ちょっと演技派過ぎないか?本当に入れ替わりはなかったのか?それとも入れ替わって欲しくないかどうかの確認をしていたのは、最終確認のため何度も夫にしていたのか?

・最後の別れ方がオシャレ過ぎるけど、あれでよかったのか?普通の男だと嫌な気がする。

・結局、人生を二回経験できた直子は幸せなんじゃないの?

・結局は夫を裏切っていると思うんですけど、直子は悪くないの?充分頑張ったのかもしれないけど、結果、自分で決断して、自分で進めちゃっているじゃん。

 

やはり男としては、女の感情のほうが説明できない。

 

見る人によって感じ方の違う作品なんでしょうね。どの気持ちに入り込むか?

 

私は平介の気持ちになり「おーい!直子!なんでなんだ!?」

 

という気持ちでしたけどね。

 

とはいえ、その頃にはきっと感情も変わってしまっているから、

もうそれでもいいや。って思えるのかも知れないですけど。

 

でも、やっぱり何で?と思っちゃいます。

 

結果、この結末で良かったのか否か、それさえも分からない。

 

今後、東野圭吾をどんどん読み進めようかと思います。