良いディレクターってさ・・・ | 太亮の独言毒言

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絵本作家、イラストレーター、デザイナー、アート・ワークショップなどで
活動している木村太亮の公式ブログ。
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良いアートディレクター、良いクリエイティブディレクターって・・・。

「こだわりを持っている人である」

でも、

「そのこだわりに融通無碍な人である」

僕はそう思う。

これはイラストレーターにとってでなく、
「良い制作物」を構築して行くために大事な事だと思うのである。

ディレクションは「決定する」という意味であるが、
反面「切り捨てる」という意味合いも持っている。

無駄は切り捨てる。合理的にモノをすすめる。
時としては、その発言行動の方向は、外部スタッフだけでなく
クライアント方向にも及ぶ。

「それは必要ない!」と!

今、パソコンが普及して来て、かえってイマジネーションというか
想像力の欠如した方が増えている。
ラフがちっともラフじゃなくなってきている。

ガチガチの答でプレゼンして、仕上りでなくちゃ分からない。
っていうクライアントも増えている。

でも、クリエイティブはイキモノなのだ。
何がどう変わっていくか?あるいはヒョウタンからコマみたいな展開が
あるから面白いのである。

直しが入るのが、僕らの商売である事は熟知している。
でもね、その千変万化を楽しめないのはクリエイティブじゃないでしょ。

良いADは、自分の頭に描いていたイメージと違っていたとしても
一度立ち止まって、それが本筋にずれていなければ、
あるいは、そっちの方がいいじゃん!と思えれば、
融通無碍に「良し」と出来る人である。



余談だが、ガチガチのプレゼンをした会社がある。
それをインクジェットプリンターで出力してプレゼンした。
で、無事採用されて本印刷に入った。
そこで、出て来た要望が「色が違う」ということだったそうな。

初歩的な事だけれど、プリンターと本印刷では同じ色は出ない。
これはプレゼンした側にも落ち度はあるが、
その知識のなかったクライアントの方にも大きな問題がある。