先ほど、通りすがりのピグの方からお手紙いただきました。
僕はプロフィールに「絵本作家」と入れてます。
「素敵なお仕事ですね・・・」と、いただきました。
ありがとうございます。
僕は小さな頃から絵描きになろうと思っていました。
幼稚園、小学校、中学校・・・卒業アルバムにはそう書いていました。
高校のときは、すでに仕事をしていたので、書いてません。
そう、「なりたい仕事」をしている訳で、それはとても嬉しい事実です。
でも、ここ数年、疑問に思う事も多々あります。
まず、「定価がない」という事です。
次にその価格は概ね「言い値」であるという事です。
(出版印税の場合は、ほぼ決まっていますがね)
さらに支払い期日も概ね、先方都合で決まっている。
そこに「末締め翌月末払い」なんてのは滅多にない。
特に一番気になる事が、最近頓に増えて来たのが、担当さんや編集事務所、
その他多くの発注元にホスピタリティが感じられなくなって来た事です。
もちろん全てが、そうではありません。
定価が決まっている所もあります。発注書を発行してくれて
いついくらの金額を振り込んでくれるのか明確な所も数多くあります。
作業の進捗状況を常に知らせてくれる真摯な所もあります。
あるいは、その仕事が、たとえば価格が安かったからと言って、
あるいは支払いまでが長いからね。と言って、
他の仕事を発注してくれて補填してくれる所もあります。
定価が安くても中味が僕しか出来ない事や、
僕がやるべき仕事であることや、
あるいは続けて出してくれる良い関係であれば、
僕らは不安なく仕事が出来ます。
そう、その「良い関係」の根本はホスピタリティだと思うのです。
普通の仕事なら、価格設定があって、見積もりも出来ますが
僕らの仕事は「いくらくらいかかる?」と言われても
明確な見積もりは出せません。というか聞いてもくれません。
普通のお店や会社なら、こんな先が見えない状況では
やってはいけないでしょう。
八百屋さんだって、「うちのキャベツはいくらいくら」って決まってるでしょうし、
お弁当だって「コンビニ弁当」でも「吉兆幕の内」でも価格はあるのです。
でも僕らの世界は、それがない。
ちなみに、先方の見積もりは大抵の場合「コンビニ弁当」の値段で来ます。苦笑。
その辺もホスピタリティの問題なのかもしれません。
そういう社会なんだ。そういう業界なんだ。というのは簡単です。
でも、今、その状況では良くない。と思うなら
やっぱり、改善すべきだと思います。
そうでないと、ちっとも「素敵な仕事」じゃなくなってしまう。
マッ、毎度の事ながら、毒のある戯言なんですけどね。