「鈴木さんが釣って来たアオリイカ」画像である。

僕のワークショップで、参加者がよく作ってくれるモチーフのひとつが「イカ」である。
(同様に「タコ」も多い)
たぶん、タコの場合は、チギル作業が意外と楽しくなって来て、行ったり来たりしている間に
おっ、こりゃ、8本出来れば「タコ」になんじゃね?ということであろうし、
イカの場合は、むしろ大胆なチギリ方をしてしまって、細長い矩形が出来ちゃった所で
ファシリテートを受け、「イカ」に向かって行くのかとも思う。
(あくまで想像だが・・・・)
さて、「イカ」という動物はとても興味深いいきものであると思う。
体そのものの仕上がりも、泳ぐ事に関して素晴らしく合理的な形であると思う。
水の中での進み方もジェット噴射を想像させるし、生殖の方法も意外な形で行う。
(長い2本の足がその時だけ生殖器になるのだよ)
目の辺りの美しさ、その目の上の部分の頭(実はお腹)部分のシェイプも
ロードレースバイクのカウルを思い起こさせる。
(まっ、現実には逆で、彼らの姿からエアロダイナミクスボディは生まれたんだけれどね)
エンペラと呼ばれる部分も水中で泳ぐ姿を見てみると実に理にかなっているし、美しく優雅である。
ちなみに釣った直後は、写真をご覧のように透明である。これも非常に合理的だと思う。
しかも、釣って楽しく、食べても美味しい(ここ、大事!)
娘が、かつて通っていたシュタイナー学校(彼女は即中退)では、
初めて描く具象物が、この「イカ」だったりする。
多分、上記のような自然が創造した合理的な不思議?から
様々な発想を生む事を期待しての事ではなかろうか?
まあ、釣ってみるに超した事はないのだが、ここまでの観察は、釣った直後の透明感を除いては
正味、スーパーマーケットでも出来ると思う。
要は、そういう目で見ているか?それとも単純に売り物を眺めているかの違いである。
参加者へのメッセージというよりは、ファシリテーターさんたちへの提言のつもりであるが
日々、常々「観察の目」で過ごして欲しいと思う。
何もフィールドに出なくても自然観察は出来る。僕はそう思う。
頭の中に、その「いきもの」たちを動かせるサンクチュアリを持っていて欲しい。
そうすれば、単なる「知識」でなく「知恵」にも繋がって行くと思うのである。