追悼 メメ先生 | 太亮の独言毒言

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絵本作家、イラストレーター、デザイナー、アート・ワークショップなどで
活動している木村太亮の公式ブログ。
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昨日、中野にハリ治療に行って来た。
置きバリと吸引が終わって、S先生に
「院長先生でもメメ先生でもどちらでも構いません」
と伝えたら、S先生の顔が曇った。

「実はメメ先生、二日の日に亡くなったんです」
「・・・・・・えっ?」

僕は絶句してしまった。

メメ先生は院長先生の母親で85歳。現役バリバリであった。
亡くなる前の日に倒れるまで現役でハリ治療をされていたそうだ。

僕が彼女に会ったのは、もう30年近く前の事だ。
友人のTBSアナウンサーのチエさんから紹介された。
以来、現在までズ~~~っと、心身のメンドーを見てもらって来た。
ハリそのものは院長先生に打ってもらう事の方が多かったけれど、
節目節目で相談に乗ってくれたり、励ましてくれた。
個展にも来てくれて、絵も買ってくれた。

僕は自信の祖母祖父という経験がほとんどなかったので、
おこがましい話だが、仮想の祖母だと思っていた。
また、メメ先生も自分の孫のように見てくれていた。

メメ先生は、昔、力道山や王さんや長嶋さん、江夏さんや荒木大輔や
また歌舞伎の世界の方々にも鍼治療をされていたそうだ。
そんな昔話も、時折話してくれて、それはとてもリラックスした時間を
提供してくれていたのだ。

最近は、以前にも益して温和で優しく、何か崇高な空気さえ感じさせていた。
だから、ここの所、僕は指名してメメ先生に鍼を打ってもらっていたのだ。

あまりにも突然のご逝去。

まあ、年齢からいっても「天寿」なのであろうし、
本人が、ずっと以前から発言していたように「生涯現役」を
見事に貫き通されたのだから、「天晴れ!」とでも言うしかない。

たぶんどこぞの神様が、ひどい肩こりにでも悩んでいるのかもしれないなあ。
それでメメ先生を呼んでしまったのかなあ?

昨日、施術してもらった後、地下のホールに安置されている
祭壇にお別れを言って来た。
「メメ先生からいただいたエネルギーを大事に、
また次の世代に伝えて行きますよ」
そんな事を考えながら祈りを捧げていたら、
「ガンバンナサイヨ!ダイちゃん!」
と、笑顔のメメ先生がポンっ!と背中を叩いて、
送り出してくれているような気がした。

合掌。