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陽介は又、デートの誘いの電話を入れようとした、が、本気のコにはとことんシャイな陽介は「うお!ど~しよ、マジ、緊張してきた…。遊びでないコ…か…。二人目だな…。よしっ!いやいや、メール嫌いだけどメールにしよう…。」


陽介は基本的にメールをしないのだが、デコメまで使い出し「やべー!!このメール、乙女じゃねーか!デコメまで!」


悪戦苦闘の末メールを送信した。


それから10分経った「マジ、まだ、まだ、まだ来ない…。」


それから一時間「っ!だからメール嫌い何だよ!もう、限界!電話しよ!」


プルプル「…」


「っダヨ。留守番かよ!マジか!!うぉぉ~!」


と、一人悶絶していた。


とし子はバイトがシフト制なので、決まった休みもなかったし、一人アパートで陽介が悶絶しているとは思いもせず居酒屋でビールジョッキを運んでいた。
陽介も友人と飲みに行った。


「おい、陽介、最近女絡みおとなしいけど、ついに、遊びでない、マジの女でも現れたのか?」


「な、何だよ!俺がまるでろくでなしみたいな…。いや、年上のコ何だけどよ、今までの平成系でなく、超昭和なんだよ…。マジ、あんな健気なコ、最初はどん引きだったけど。俺ってチャラい硬派だから、結構、ってか、マジなんだよ。マジ過ぎでこの俺が告れんし手出せん、って、マジかって感じだよ!」


「お、お前、超マジで恋してんじゃんか!マジかよ!あの女をオモチャのように扱う陽介が!!」


「お、オモチャ!ふざけんなよ!って、まあ、端から見たらそーなるか…。」


「何、びびってんのよ!付き合おう、くらいサクッと言えよ!情けねーな!」


「うっ!今回ばかりは何も言いかえせんよ…。わ、分かったよ。次デートの時、きちんと言うよ!」


「ゲ~、あの陽介が…。マジか!」


陽介は見た目、ファッションセンス、トークなどなどが長けていて、かれこれ泣かした女は数知れずだったが、みな女のコは陽介の表面だけ目当てのコばかりであった。
とし子は久しぶりに女友達とご飯した。


「しかし、人って変わるね~!とし子、別人じゃん。」


「う、うん。」


「分かりやすすぎなんだけど、男出来たって。」


「男…って、別に、食事とかしたけど、彼氏じゃないよ…多分…。」


「ゲッ!又いつものパターンじゃん。」


「ううん、違うよ!今度は…多分。」


「どうせ、又、チャラチャラしてるんでしょ?」


「ううん、確かに見た目はチャラチャラっぽいけど…。っていうか、付き合おう、とかも言ってくれない…。それに、何もないし…。」


「も~、とし子、結婚サギとか、ホント気を付けなよ!いつもいつも変な男ばっか。それに、見た目も男受けかなり上がったんだからなおのことだよ!」


「わ、分かった。」


確かにバイト先でも同僚は勿論、客の酔っ払いもとし子に近づいてくる男が以前より格段と増えていた。