玉川温泉湯治旅

3日目 同行の妻帰路へ

岩手県小岩井農場までドライブ

10月13日


昨日に引き続き早朝5時から内湯に入ります。

内湯は4回目になりますが源泉100%に入ると次第に陰部や胸部あたりのヒリヒリ箇所がさらにヒリヒリしてきました。

入れないほど痛くはないのですがこれもある意味では温泉効果で免疫力が優勢になってきたといえそうです。


今日の体重

出発前 66.4kg  出前比

1日目 65.7kg -0.7kg

2日目 65.0kg    -1.4kg

3日目 65.4kg    -1.0kg


【朝食はスムージーが日課になる】

7時に朝ごはんをいただきました。玉川温泉旅館の朝食で特徴的なのはスムージーがあることです。

バナナやブルーベリーを牛乳と混ぜたスムージー。もうひとつは小松菜、パイナップル、リンゴなどを混ぜたスムージー。両方とも甘めの味で美味しかったです。

スムージーはどちらもおいしいです。緑は青汁味はせずリンゴやパイナップルの味がします


【妻はこれにてお帰り】

私の湯治旅に付き合ってくれた妻は今日最終日です。岩盤浴と温泉に田沢湖や八幡平観光もプラスして満足してくれていました。

温泉も「肌が潤った」と喜んでいたので美容目的でも玉川温泉の湯はおすすめです。

妻最終日の朝旅館入り口でなまはげさんと一緒に

【レンタカーで岩手へドライブ】
玉川温泉を8時に出発。
レンタカーを走らせてまずは初日に寄った玉川ダムへ。トイレ休憩を兼ねます。
田沢湖から玉川温泉までの距離は約40km。トイレ休憩する場所はほとんど見当たらないためほぼ中間点にある玉川ダムのトイレがいちばんおすすめです。
玉川ダム展望台にて。初日は曇りでしたが今日は晴れ。青い空の下、宝仙湖と山々が映えます

【玉川ダムの復習】
玉川ダム、実はすごく大きなダムです。貯水量は全国13位、東北地方では田子倉ダムに次いで2位。全国的に有名な富山県の黒部ダムよりも貯水できます。

それというのも玉川ダムの貯水をしている宝仙湖がそもそも大きな人造湖なのです。
そして上流の中和処理施設で強酸性の水を薄めて田沢湖方面へ流れるにつれて水は強酸性から中酸性へと変わり街中に出る頃にはphが6.5ぐらいになり生態系を維持して農業用水などにも無事使えることになります。


【玉川ダムからほぼノンストップで小岩井農場へ】
そんな玉川ダムから20分で田沢湖へ。その後国道48号線を盛岡方面に進み約40分。10時前に小岩井農場に着きました。
小岩井農場では牛舎を見学。たくさんの牛たちが出迎えてくれました。



ソフトクリームを食べて牛乳も飲みました

【妻とは盛岡駅でバイバイ】
小岩井農場から盛岡駅に向かいガソリンスタンドで満タンにしてからレンタカーを返却。トヨタさんありがとうございました。
盛岡駅では冷麺のお店に入り美味しくいただきました。
中の果物は夏はスイカ、今はリンゴだそうです

【妻と離れ私はみちのく一人旅のはじまり】
妻は新幹線に乗り横浜へ帰りました。
3日間サンキュウ!

そして私は再び秋田新幹線に乗り盛岡から田沢湖へ。

大きな盛岡駅ホーム

龍が出迎えてくれる田沢湖駅

田沢湖駅からは羽後バスに乗り1時間半揺られて玉川温泉に到着。
玉川温泉旅館には今日からまた5泊することになります。
湯治らしくなってきました。
今日から1人部屋に移動です。トイレなしテレビなし。湯に向き合うようにしなさいと言われているようです。

今日は運転疲れもあったので岩盤浴はパス。かわりに自然研究路をウォーキングしました。

夕食後は帰宅した妻と電話。愛猫あまおう君もビデオ通話に参加したが私の電話口での声が分からないようでした。ペットシッターさんからは報告受けていましたがいつもと変わらず元気に過ごしていたようでひと安心。

私はこの後内湯に入り22時前に就寝しました。

【本日の入浴回数】
内湯2回 岩盤浴0回


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玉川温泉湯治旅

2日目

紅葉ドライブ

10月12日


【5時に内湯へ】

早朝5時に内湯へ入りました。

内湯は昨日夜入り今朝が2回目です。

玉川温泉の内湯は4時から開いてます。5時の時点で20人は入っていたでしょうか。朝から盛況です。

玉川温泉HPより


私はこの日の朝から体重測定した数字を記録することにしました。昨日も朝測定しています。


出発前 66.4kg 出発前比

1日目 65.7kg -0.7kg

2日目 65.0kg    -1.4kg


順調です。


【玉川温泉の内湯】

玉川温泉旅館の内湯は11のお風呂があります。

中でもいちばん有名なのは源泉100%の湯。

PH1.2

日本一の強酸泉です。


強酸泉の特徴

◇殺菌力が強い 硫黄や塩酸、硫酸、ホウ酸などの成分が含まれており、殺菌力や抗菌力が高いことで知られています。 別名「傷の湯」と言われるほどです。 そのため、殺菌力の高さから皮膚病などが適応症に挙げられ、湯治として酸性泉の温泉を訪れる方もいます。

(らくらく湯旅HPより)


日本の強酸性温泉ランキング

1位 玉川温泉 (秋田)

2位 蔵王温泉(山形)

3位 塚原温泉(大分)

4位 酸ヶ湯温泉(青森)

5位 草津温泉(群馬)

源泉100%の湯です。
(玉川温泉HPより)

源泉100%の感想
この湯はかなり身体に刺激がきます。湯温は39℃と低め設定、入る時はヌメっとした感触でサラダ油を手で触った時のような感触でした。
陰部や腕や手にヒリヒリする箇所がみられます。
入浴後に市販の手荒れ乾燥に効くクリームを塗りました。
飲泉もできます。
源泉をスポイトで数滴たらした量に150cc位水を入れて38倍に薄めた状態で飲みます。(飲泉コーナーに説明があり)

実際に飲んでみましたが感想は鉄とレモンを足して2で割ったような味でした。
酸っぱさが半端なくて私は一度飲んだしもういいやとなりました(苦笑)
もし話のネタにと源泉をそのまま数口飲んだりするのは絶対にやめたほうがよいです。
鉄味のレモンを飲むようなものですので…


【朝食後は八幡平ドライブ】

朝食はこんな感じです。

他にも美味しい料理がたくさんありましたが体重をベストにするため身体によいものを中心にしました。大豆や魚、卵メインです。
3連休の真ん中のためか朝の食堂はほぼ満席。玉川温泉の人気ぶりがうかがえます。

このあと8時発で妻と八幡平までドライブに行きました。
玉川温泉が標高700m。そこから八幡平アスピーテラインを走り標高1600mの八幡平山頂へ。途中紅葉が見られました。

後生掛温泉付近

そして山頂のレストハウスに着きましたが残念ながら雨と霧で眺望は見られず。
寒さを体感するにはよい場所でした。

この場所は岩手県と秋田県の県境にあたり十和田八幡平国立公園の地域。こんな広大な公園に来れてよかったです。
※音声あり
紅葉ドライブの模様

天気は雨でしたが紅葉は見頃で運転していて楽しかったです。

【玉川温泉に戻って午後は岩盤浴2連発】
旅館に戻って昼食を食べました。私は十割山菜そば、妻は親子丼+ミニ稲庭うどんセット。
玉川温泉旅館では日帰りの湯治客用にランチの提供をしており宿泊客も食券購入すればランチ可能です。この地域は玉川温泉か姉妹施設の新玉川温泉旅館でしか昼食の外食ができないのでランチ提供はありがたいです。

午後は13時から屋内岩盤浴。外とは違い空いているのと室温が一定で寒い風がこないのがありがたいです。
玉川温泉旅館の岩盤浴
予約制で有料です。

前の利用客が終えると清掃されてから次の利用客が使えるので清潔感があります。

室内岩盤浴を終え部屋に戻り一休みしてから入浴説明会に参加しました。初心者のために旅館スタッフさんがスライドを用いて色んな説明をされます。10人位参加していました。
この説明会でおすすめの入浴法=源泉100%→源泉50%→蒸気浴の3回ローテーション(各回ごとに2〜3分休憩)を私はその後の入浴で実施していきました。
入浴説明会は毎日15時30分から15分程度です。

夕方は雨でしたが妻は明日帰るので屋外岩盤浴をやりました。
雨なので大噴前や鳥居前でやる人はなし。

岩盤浴客はテント小屋に集中していましたが何とかいちばん上の温かい岩盤に寝転んで50分できました。


【2日目からはルーティン化していく】
屋外岩盤浴が終わり次は夕食。その後内湯でローテーション入浴。

2日目の午後からは湯治らしくなってきました。

【本日の入浴回数】
内湯 2回 岩盤2回


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湯治旅 初日後編
10月11日

【前回のおさらい】
東京から秋田新幹線で田沢湖へ直行。9時20分到着。田沢湖駅でレンタカーを借りて田沢湖周遊ドライブ、駅前食堂でランチをし、12時半に田沢湖駅を出発しました。
途中、玉川ダムのある宝仙湖に寄ってダムのお勉強と景観を楽しみました。

【玉川温泉に到着】
レンタカーで田沢湖から走ること40km。14時過ぎに玉川温泉到着。

玉川の景色を見て感激
運転しながら玉川温泉の敷地に入ると
『硫黄のにおいが強烈』
『至る所から湯気が高くあがっている』
ことに驚きました。
そして旅館前の下り坂ではござを手に屋外岩盤浴に向かう人たちの姿が見えて「本やネット画像で見たあの光景だぁ!」とうれしくなりました。
妻も至る所から上がる湯気に驚いていました。
     ↑

この景色が最初に見えたところです。ござを片手に岩盤浴へ向かう人たちとすれ違って「いよいよこの地へ来たんだ」と思えました




最初の湯治は屋外岩盤浴からスタート
ここからは湯治の始まりです。この旅行は私のがん再発予防と腎機能維持がメインテーマですがあまりにストイックにやりすぎると旅行というより修行になってしまいます。そして久々の夫婦旅でもあるので玉川温泉を楽しむように考えています。

チェックインを済ませたらござや岩盤浴アイテムを持って外に出て自然研究路内にある岩盤浴へ行ってみます。
研究路の案内図。今社会問題になっているクマ出没注意報がここにも出ていました。(写真右)

自然研究路は1周20分程で歩けます。至る所から湯気が上がり硫黄のにおいがしています。ここを歩いていると地球や大地の生命力みたいなものを実感できますね。人間が地球や社会を動かしているんじゃなく地球の活動によって人間は生かしてもらっているのだと。


自然研究路を歩くこと6〜7分すると大噴(おおぶき)が見えてきます。


※音声あり
温泉の噴出口、大噴(おおぶき)。
ひとつの源泉における1分間の湧出量が日本一

1分あたり9000リットル(一般家庭の浴槽45杯分の湯が出る)だそうです。大噴前にはすでに5〜6人岩盤浴をされている人たちがいました。

テント小屋で初岩盤浴
次は岩盤浴会場となるテント小屋へ向かいます。
見えてきました!
この光景こそが玉川温泉の象徴です。本、体験談、動画などほとんどの媒体が玉川温泉を紹介するのに使うのがこのテント小屋の風景。その場所に今私たちが立っていることに感激。

テント小屋は3つあります。午後4時どのテントも8割の人たちが岩盤浴をされていました。

私たちは真ん中のテントに入りござを敷いてタオルケットをかけて岩盤浴をスタート
玉川温泉の屋外岩盤浴は日本における岩盤浴発祥の地だそうです。

岩盤はわりと平らで寝心地はよいです。10分もすると体が温かくなり熱さも感じてくるので体の向きを変えました。
岩盤浴の案内でも低温やけどを防ぐため体をうつぶせにしたり仰向けにしたりするようにと書かれていました。
確かに温かいからだんだん熱いに変わってきます。体の向きを変えてこまめに水分補給しました。

50分で岩盤浴を終了。私も妻も汗びっしょりになっていました。

玉川温泉自然研究路内の岩盤下には日本で唯一、世界でも台湾にしかない北投石があります。その北投石からラジウム(微量の放射性物質)が放出されて体内に入れると本来持っている免疫力を活性化して自然治癒力が期待できます。

夕食も健康的に
初日の夕食

野菜、煮物、魚が中心。米はあきたこまちでおかゆや炊き込みご飯も揃えています。玉川温泉旅館は湯治客に合わせた食事メニューとなっておりバイキング形式ですが肉や揚げ物は少なめです。
秋田名物きりたんぽ鍋と漬物のいぶりがっこは毎日並ぶとのこと。

【夕食後は内風呂へ】

夕食後は玉川温泉の内湯に入りました。
内湯の詳細は次回の記事にアップします。

【本日の入浴回数】
内湯1回 岩盤浴1回


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