玉川温泉湯治旅

5日目午前
10月15日
青空岩盤浴実施



【明け方から始動】
4時30分に起床して最初は内湯へ行きました。こんな早い時間でも何人か先客あり。皆さん本気度がすごいです。
私は源泉50%→蒸気浴→源泉100%を2サイクル行いました。

今日の体重測定
出発前 66.4kg 出発前比
1日目 65.7kg -0.7kg
2日目 65.0kg  -1.4kg
3日目 65.4kg  -1.0kg
4日目 65.3kg  -1.1kg
5日目 65.4kg     -1.0kg
旅館での食事はしっかり食べているのとお通じは毎日あるのと温泉岩盤浴で汗かいたり水分補給したりの繰り返し生活で結果だいたい毎日同じ数字になってきています。

【玉川温泉の蒸気浴】
蒸気浴は玉川温泉の内湯に2種類あります。
ひとつはサウナと同じような部屋に源泉100%の蒸気が出ています。いちばんイメージしやすいのはスパによくあるミストサウナですが玉川温泉の蒸気はかなり熱いです。特に足元がかなり熱くなるので時々ぬれタオルをあてたり人によってはイスに足を乗せています。
硫黄臭はありますが気になるほどではないですね。室温70℃以上あると思うので2〜3分がベストでしょうか。5分以上やる人は脱水の危険があるので水分補給が必須です。

そしてもうひとつの蒸気浴はなかなかお目にかかれない箱蒸し湯です。
玉川温泉旅館の箱蒸し湯(旅館ホームページより)

写真左側に2つある箱のいずれかに体ごと入り顔だけ出して3分〜5分身体を温めます。サウナ式の蒸気浴よりは温度低めですがやはり3分過ぎると足の方から熱くなります。密閉されているので源泉100%の蒸気が体内にどんどん取り込まれるイメージです。

【朝食は野菜中心パンも美味しい】
今日の朝食はパンにしました。ほとんど野菜ですが自家製ドレッシングが美味しくてサラダも進みます。右にある2種類のスムージーも毎朝欠かせません。

【この旅行2度目の洗濯】
朝食の間に2日目夜以来2度目の洗濯をしました。洗濯機が無料で使えて乾燥機は40分100円でできます。湯治客にやさしいですね。入浴や岩盤浴で常に汗をかくので着替える機会が多く洗濯機があるのは助かります。洗濯が干せるスペースもあるのでレインウェアだけ干させてもらいました。

【9時半に1回目の岩盤浴】
朝食を終えて乾燥機の洗濯物を取りこんだ後、天気がよいので自然研究路に行き岩盤浴をすることにしました。
ところがなんということか10時前時点で大噴前には20人近く、テント小屋も3つすべて満員。30人はいました。平日なのにこの玉川人気はなんなのか?
でもこれであきらめるわけにはいきません。こんな時は自分で岩盤浴スポットを見つけます。
少し小高い場所に登り大噴を下に見るような場所を見つけました。
下に降りると大噴です


ござのすぐ上の石から蒸気がわずかに出ていて岩盤がほんのりと温かかったです

今回選んだ場所は少しゴツゴツして安定しませんが仰向けで寝転ぶ分にはなんとかなりそう。地熱はほんのり温かくて外気温も20℃以上あったのでここでやることにしました。

気づけば30分熟睡してました

今日の午前は満員時の穴場探しが楽しかったです。そしてマイスポットにした近くからはこんな絶景が!
テント小屋を見下ろす丘にて

川の向こう側の紅葉が映えます

お昼は秋田三昧セットを食べました。
親子丼にいぶりがっこと山菜+稲庭うどん

午後は散歩してから岩盤浴を2回しました。

つづきは午後編へ


【玉川温泉旅館へ行きたいけどちと不安な人へのQ&A】
・玉川温泉のラジウムやラドンって具体的にはなんなの?

回答
ラジウムは固体です。玉川温泉では自然研究路園内にある北投石から微量放出されています。ラドンは固体のラジウムが崩壊して気体化された放射性物質です。
玉川温泉は北投石から放出されるラジウムが岩盤や源泉に含まれているため玉川温泉地域の屋内岩盤浴、屋外岩盤浴、内湯、蒸気浴すべてにおいて吸うことができます。特にラジウムの放射線数値が高い自然研究路の神社鳥居前は岩盤浴の人気スポットになっており呼吸器疾患の方々は身体を温めるのに加えて空気を吸うことも意識されて岩盤浴に臨まれています。
鳥居前、私も神社へお参りした時に見てみましたが地熱はほとんどなくじんわり気持ちよく岩盤浴ができる場所じゃないです。地面に手をついていた私を察してくれたのか鳥居前で岩盤浴をされていた人が私に「ここは温かくないよ。病気を治すための場所だからみんな集まるんです」と話してくれました。
鳥居前はいちばん線量が高い場所。そして毎回6〜7人はいて地熱がない分長時間されているようです。

玉川温泉湯治旅

4日目午後

10月14日

大噴で岩盤浴にチャレンジ


【14日午前のおさらい】

早朝に自然研究路を散歩してからテントで岩盤浴。朝食後に新玉川温泉に移動して内湯に入りました。



【午後は大噴前で岩盤浴】

新玉から玉川温泉に戻りお昼は玉川温泉旅館の食堂で比内地鶏ラーメンを食べました。

ダシが濃くて美味しかったです

そして午後。天気もよいので午前に続いて屋外岩盤浴に行きます。
大噴前は相変わらず人気スポットですがスペースがあったのでゴザを敷いて私もここで1時間岩盤浴しました。
大噴前はいつも混んでいてなかなかできない中今日はラッキーでした

大噴前は平らで快適です

大噴前は事前に調べた時、放射線量が高めで源泉から出る煙もたくさん吸えることから呼吸器疾患の療養に適しているそうです。テントもよいけどこちらもよいです。岩盤が平たくて仰向けうつぶせどちらの体勢でも痛くないし源泉近くで温かいのがまたよいです。ネックは雨でしょうね。私が来た初日と2日目は雨で人がほとんどいませんでした。
※音声あり

今日は大噴岩盤浴ができて大満足でした。
夕食は野菜メインですが内湯も入るししっかり食べて体力つけようと肉も選んでボリューミーにしてみました。
左下のお皿は豚肉のきのこあんかけです。ごはんは炊き込みご飯。彩り豊かな夕食でした。

【本日の入浴回数】
内湯 2回 岩盤2回


【玉川温泉旅館へ行きたいけどちと不安な人へのQ&A】
玉川温泉のラジウム効果はどのぐらいの日数ででるの?

回答
私は玉川温泉の売店である本を購入しました。
『玉川温泉 湯治の手引き』前田眞治著
著者は日本温泉科学会の会長で本は2022年改訂版となっています。

この本によると…
・肩こり、腰痛、リウマチは1回入浴しただけで効果あり。

・アトピーなどの皮膚病は数日間〜1週間の入浴を推奨

・糖尿病はカロリー消費目的で短時間入浴を繰り返し散歩も混ぜることがよい

・うつ病は3〜4週間が望ましい

となっています。
がんに対しては治療効果を証明できないため本に具体的な入浴法は記載がなく温泉効能にもがんに効くとは書かれていないです。しかしながら免疫細胞(ナチュラルキラー細胞)をかなり優位にすることはできるのでがん細胞を叩くためには玉川温泉の湯は医療以外の心強い協力者となるでしょう。
そのため入浴の程度は個人の判断になるということだと思います。


玉川温泉湯治旅

4日目午前

10月14日

本格的湯治開始


最初に体重測定です。

出発前 66.4kg 出発前比

1日目 65.7kg -0.7kg

2日目 65.0kg  -1.4kg

3日目 65.4kg  -1.0kg

4日目 65.3kg  -1.1kg


やや停滞ですね。いくら旅館の健康食とはいってもそれなりに食べているのでしかたないか。


【早朝岩盤浴へ】

よく晴れた朝。ここまで天気がよいのはこちらに来て初めてです。

朝5時50分。自然研究路を歩いて外気浴。

世界で2カ所、ここ玉川温泉と台湾北投温泉でしか採取できない北投石仲間の提携記念碑


北投石の説明。台湾にある北投温泉で最初に発見されたため北投の名が付いたそうです。

大噴は今日も元気に活動
大噴のエメラルド色の神秘さと煙の迫力がコラボしています。


※音声注意

【満員のテント内で朝岩盤】
いちばん奥のテントに入り6時すぎの早朝岩盤浴スタートです。
テントは3つとも6時オープンと同時に皆さん入られ8割埋まっていました

テント内からはこんな景色になります。
岩盤テントでは硫黄の匂いと噴気口からあがる煙の音がセットです

約1時間の岩盤浴を終えてテント付近を散策。
噴気口がいくつもあり煙が高く上がっていました。ここはまさに火山地帯です。
両側から出ている火山ガスは有毒物質もあるそうなので吸うのはやめましょう
※音声注意

7時半朝食。食堂は混んでいましたが1人席も用意されているので私のような1人宿泊客も気兼ねなく食事ができます。

【新玉川温泉の日帰り入浴へ行く】
朝食後は湯めぐりパスを使い新玉川温泉へ移動します。

新玉川温泉。通称新玉です。


玉川温泉と新玉川温泉の宿泊客はフロントで湯めぐりパスをもらえばそれぞれ日帰り入浴が無料になります。
送迎バスで10分。新玉川温泉は姉妹施設で旅館というよりはホテルに近いです。湯治よりはレジャー観光で泊まるお客さん向けですね。
駐車場も200台ぐらい駐められそう。本家玉川温泉旅館は駐車場が狭いのでほぼこちら新玉にとめて無料送迎バスで移動することになります。
なお、お風呂は玉川温泉の源泉からひいているので成分は同じです。こちらは露天風呂がありますので開放感があります。
蒸気浴や箱蒸し湯も楽しめました。ここでも源泉100%→50%→蒸気浴のローテーションを3回実施しました。

つづきは午後編へ


【玉川温泉旅館へ行きたいけどちと不安な人へのQ&A】
旅館やお風呂のバリアフリーはどう?

回答

旅館内は増築やリフォームを重ねているため段差やスロープ箇所がたくさんあります。
直線の通路を歩いていてもちょっとしたスロープを登ったり4段ぐらい階段を登ったり。館内は基本スリッパ使用なので時々つまづきそうにもなります。
車いす使用の方を大浴場まで誘導する際は2人がかりでないと進めない段差箇所があります。
内湯のほうも脱衣所から浴室内入り口は段差があります。
内湯の洗い場には要介護者用に4つのスペースがあります。このスペースは広く確保しているので付き添いの方が横について洗髪や洗体を行うには問題ありません。
とはいえ、やはりお風呂場は出入り口で他の利用客との接触の危険や滑りやすい浴室内で転倒のリスクがあるのでゆっくり安全に入る場合、旅館内に唯一設けている貸切風呂がおすすめです。貸切風呂は予約制で1時間まで利用可、湯は源泉50%とのことです。
貸切風呂は1階フロント近くにあり客室から遠い大浴場とは違いわりと行きやすいです。