玉川温泉湯治旅 
6日目 午後
10月16日
屋内岩盤浴

【午前のおさらい】
早朝6時の屋外岩盤浴を実施。朝食後に湯治相談室でナースから入浴法のアドバイスをいただきました。10時半に新玉川温泉へバスで移動し内湯に入りました。その際、ナースの助言を参考に源泉100%はこれまで3回ローテーションしていたところを1回に短縮。源泉50%の湯と蒸気浴をメインにしました。
昼食は新玉のレストランで味噌ラーメンを食べて13時半のバスで玉川温泉旅館(通称本玉)に戻りました。

【クマ出没警報が…】
旅館に貼っているクマ出没警報です。
クマ問題=岩手秋田北海道はここのところずっとニュースになっていますね。なんとか解決法があればよいのですが…
こちらも玉川温泉と新玉川温泉を本来徒歩で行き来できるはずがクマ出没情報が春先からあったそうでずっと禁止されています。移動はすべて車、バスにて行ってくださいということです。

【快適な屋内岩盤浴】
さて本玉に戻り14時からは屋内岩盤浴の予約を入れました。雨が昼前から本降りになったのでテント岩盤浴も今日は中止です。
屋内岩盤浴は旅館宿泊者は会員登録すると800円→300円で利用できます。私は屋内岩盤浴が2回目。前回登録して妻と一緒に行ったのでトータル料金3回2400円だったところを900円でできました。
玉川温泉ホームページより
ござの貸し出しあります

朝のうちに湯治相談しておいてよかったです。源泉由来成分(ラドン含有の微量放射線)を含んだ平らで温かい御影石にうつ伏せたり仰向けたり。20分位ウトウト寝ていました。
屋内岩盤浴のメリットは室温が一定で外岩盤浴のように天候の影響を受けないところですね。
それにナースさんから効能は屋内も屋外も同じと教えてもらえたので満足度も初回よりアップです。

【夕方研究路を散歩】
雨でしたので最初からテント岩盤浴はしないつもりで自然研究路内の散歩をしました。雨だと路面の水はけが悪いことが判明。明日晴れたとしても大噴にゴザを敷いたら濡れてしまうかなと思います。
テント小屋も6人位いましたがやはり寒さのせいか皆さん旅館内の岩盤浴にシフトしたようです。

夕食今日は肉を選びました。残すところ明日あさってのみなので悔いが残らないようにしっかり食べました。
夕食は豚肉料理を選択しました

食後は内湯に入り源泉100%を1回、50%と蒸気浴3回ずつのローテーションでした。
6日目ともなると旅館部屋というより自宅部屋のようになってきました。

【本日の入浴回数】
内湯 2回 岩盤2回


玉川温泉旅館へ行きたいけどちと不安な人へのQ&A
・1人で行くとさびしくないか?逆に常連客につきあわされないか?

実体験した私の回答
食堂での食事は1人でもまったく問題ないです。4人テーブルが基本ですが1人用テーブルもちゃんと10席くらい用意されていますし窓のほうを向いて食べる配置なので周りの視線も感じません。混んでいれば1人客同士の相席もあります。湯治は1人で来ることも多いのでこのようなところに旅館側の配慮を感じられました。
このように窓に向かい1人用テーブルが10卓以上並んでおり外を眺めながら食べられます。両側のテーブルも1人用です。

内湯や岩盤浴も皆さんわりと静か。連れのいる人同士で会話はありますが見知らぬ人に話しかけられることはほぼないです。
私が読んだ玉川温泉解説本では食堂で宿泊客が集まり食事しながらワイワイやっている様子や内湯で長話をする湯治客の様子が書かれていました。人見知りな人にはハードル高めのように思われますがおそらくコロナ禍の感染対策で黙食や黙浴の習慣が今も残っていること。もうひとつは自炊部ではない旅館部の宿泊客が食堂に集まっていることが理由と思います。
自炊部に泊まると調理場や隣りの食事スペースで毎日のように顔を合わせるでしょうからご近所付き合いのような関係は必要になるかもしれないです。

玉川温泉湯治旅

6日目午前

10月16日


今日の体重測定

出発前 66.4kg 出前比

1日目 65.7kg -0.7kg

2日目 65.0kg  -1.4kg

3日目 65.4kg  -1.0kg

4日目 65.3kg  -1.1kg

5日目 65.4kg  -1.0kg

6日目 65.3kg  -1.1kg


毎日同じような体重です。散歩コースが自然研究路内にとどまっているので本当はもう少し歩いたほうがよいのでしょうね。


【早朝屋外岩盤浴】

今日は早朝5時40分にござを持ち自然研究路へ向かいました。雨予報が出ていたので降る前に屋外岩盤浴をしておこうと考えて早めの行動です。


自然研究路は曇り空

大噴は元気に活動中


研究路内を少し遠回りして6時前にテント小屋入り口へ着きました。並んで待っている人の姿はなくオープンした時もまだ4組ぐらいでした。


オープン直後はガラガラ

屋根があると風を防いでくれるので露出側の体が冷えずにすみます

快適快適〜

6時半になると続々とお客が来てテントは8割埋まってきました。私は7時に終わらせて朝食へ。


今日は玄米にしました。
自家製豆腐が美味しかったです。

朝食に欠かせなくなった2種類のスムージーと牛乳

岩泉ヨーグルトは毎朝出ます。すでに甘くなっておりまろやかな食感。


【湯治相談室を利用しナースの助言で新しい発見あり!】

朝食後は事前に予約しておいた湯治相談室に向かいました。



湯治相談室には看護師さんが常駐していて宿泊客の入浴に関する相談や体調不良時の対応にあたられています。山奥の玉川温泉にとって貴重な存在です。私は5日目にして初めて相談にいきました。

私が看護師さんに行った相談内容は

「最初に参加した入浴説明会でおすすめされた入浴法(源泉100%→50%→蒸気浴)のローテーションを続けているが3日目あたりから源泉100%に入ると身体の数ヶ所でヒリヒリするところが出ている。この入浴法を守るべきでしょうか?」


私の質問に対する看護師さんの回答です。

・源泉100%は皆さんこだわって無理して入ってしまう傾向がある。しかし、源泉100%と源泉50%の湯内のPH1.2度は変わらないので50%の湯でも効果に差はない


・蒸気浴や箱蒸し湯があるそばから源泉をひいているので蒸気にはたくさんのラジウムが含まれている


・屋外岩盤浴は人気スポットなので皆さん自然研究路に向かうが旅館内の岩盤浴も源泉由来成分が含まれているから屋内岩盤浴も併用するのが効果的


・入浴と岩盤浴は1日に最大で4回以内がよい。あまりがんばりすぎると湯あたりしたり皮膚炎になってしまう場合もあるため。


なるほど。どれも事前情報では分からなかった話ばかりでたいへん参考になりました。

内湯も岩盤浴も病気を直接湯の力で治療するためじゃなく自己免疫力を強くするためなのでやり過ぎて体力が落ちるとそれも免疫細胞にとっては困った話ですからね。

看護師さんの助言も取り入れて残りの湯治がんばろう。


【10時半新玉川温泉へ】

いよいよ雨が本降りになり午後の屋外岩盤浴は難しいと判断。仮にテント小屋でできても気温が低めなので芯から温まれないと思い中止にしました。そのかわりに看護師さんの助言どおり屋内岩盤浴を午後やることにして午前は新玉川温泉の内湯へ向かいます。


【新玉川温泉で入浴後はランチ】

新玉の内湯は源泉100%に入る回数を1回にとどめ50%の湯に3回、蒸気浴を3回実施しました。おかげでヒリヒリ度はかなり落ち着きました。看護師さんありがとうございます。

湯上がり後のランチは比内地鶏味噌ラーメンです。味噌スープのコクがありまろやかな味わいでした。新玉の食事処は食堂というよりレストランですね。リゾート地のレストランの作りでした。

若者にも好かれる造りだと思います。

比内地鶏味噌ラーメン。スープも具もおいしかったです。

新玉ホームページより
高原リゾート感漂うレストランでした。

つづきは午後編へ


【玉川温泉旅館へ行きたいけどちと不安な人へのQ&A】

・部屋はどんな感じでしょうか?


実体験した私の回答

昭和生まれの方でしたら民宿に泊まられた経験がおありでしょうが玉川温泉旅館はそんなイメージです。若い方でいえば部活の合宿で泊まる宿舎といえるでしょうか。私は湯治をテーマにした旅行なのであえてトイレ風呂なしの部屋にしました。

4.5畳なので荷物置き場があまりなく雑然としています。

妻が一緒だった3日目まではリニューアルされた部屋でトイレテレビ付きにしました。そのへんは家族と一緒でも病気療養が主なのか?旅行目的が強めなのか?自炊部に長期滞在しようとしたが満室で旅館部にしたのか?など家族やお連れの方の事情が諸々ありますのでまずは事前に部屋と料金をよく調べたほうがよいと思います。

それと私が泊まっている本館はカメムシがよく部屋に入ってきます。おそらくどの館にも換気するとすぐにカメムシが入るので虫が苦手な方は隣りの新玉川温泉旅館をお勧めします。

玉川温泉湯治旅 

5日目午後

10月15日

屋外岩盤浴2連続


【午前のおさらい】

10月15日、5日目午前は早朝に内湯へ行き朝食後、9時半にテント小屋で岩盤浴をしようと行きましたがまさかの満員。大噴も混んでいたので自分で岩盤スポットを探し小高い丘の上にある岩盤を見つけたのでそこで行いました。

空が澄んで気温も高くて気持ちよかったです。


【午後も岩盤浴へ】

昼食を終えて午後は散歩してから岩盤浴を2回しました。

散歩中に寄った玉川温泉日帰り入浴者用駐車場からの眺めがよかったです。紅葉がすごくよく見えました。


画像の真ん中に自然研究路、左に進み山肌が削れている付近が源泉の大噴です


駐車場の車のナンバーを見ると秋田・盛岡・岩手・八戸・仙台・山形と東北各地からの入浴客が多かったです。東北に住む人なら日帰りや1泊なら年に何回でもいけますものね。関東も埼玉や横浜、東京のナンバーがありました。

【午後も混んでいる屋外岩盤浴】
テント小屋はまたも満員のため私はテント横の青空スペースにしました。
ここで約40分寝っ転がっていました。うつぶせだと岩がゴツゴツしているところが気になりましたが仰向けなら問題なくできました。

テント小屋が満員時は待っていれば10分か20分で開くのですがこの中で岩盤浴をしている人の中には大事な治療を兼ねている人もいますのでテント前で待ち構えて急かしては悪いからとテント小屋横のスペースで岩盤浴をしている人もいます。そんな方にならい私もテント横の青空スペースで行いました。

岩盤からの眺め。今日は気温が高いのでテントじゃなくても気持ちよかったです。

14時30分から15時過ぎまでは部屋に戻って休憩しました。
その後、売店で味噌塗りきりたんぽ(300円)を買い外でいただきました。

味噌塗りのきりたんぽ。弾力があってもちもち食感&味噌が香ばしいです。

15時半からはござを持って大噴へ。スペースがあったので昨日に続いての大噴にトライしました。


大噴は外気温に左右されそうです。今日は20℃前後あったので寒さに影響されず気持ちよくできました。
寒い日だと岩盤に身体をつけた側はあたたかいのですがつけていない方は寒くなってきます。大噴でやる場合はバスタオルでなくタオルケットをかけて防寒するのがよいかと思います。

【夕食は健康的に品数多し】


今夜のディナーです。
きりたんぽ鍋は毎日出ていますね。デザートの人参プリンは新食感でスイーツ男子にはうれしい味でした。

【本日の入浴回数】
内湯 2回 岩盤3回


【玉川温泉旅館へ行きたいけどちと不安な人へのQ&A】
・スマホの電波状態はどうなのでしょうか?

実体験した私の回答
玉川温泉旅館は館内のフリーWiFiが使えます。なのでインターネットやSNS、LINE、YouTube使用は問題ないです。
通話はドコモ使用の方のみ通話可。他の会社はすべて圏外になりモバイルネットワークにつながりません。
今の時代ですから皆さんLINE通話で代用されているんじゃないかと思います。私もソフトバンクなので先に帰った妻との電話はLINE通話にしました。
なお新玉川温泉旅館の周りはモバイルネットワークがつながり通話可でした。
旅行中に会社や取引先との電話やりとりがどうしても必要でドコモ以外のスマホ使用の方は姉妹施設の新玉川温泉旅館へ宿泊されたほうが仕事に支障ないかと思います。