湯治旅

 初日前編


10月11日
【とっても早い時間に家を出る】
天気はくもり。雨じゃないのが何よりです。いよいよ待ちに待った秋田玉川温泉へ行く日になりました。
朝3時30分に起床。ほとんどの荷物は1週間前にスーツケースに詰め込み宅急便で旅館に送ったのですが当日分の荷物はリュックサックに詰めてござも持っていきます。

準備できたらあまおう君に朝ごはんを差し上げ少し遊んでから妻と2人で4時半出発。
ござを爪とぎにされては困るでござ

ちょっぴり寂しげ

あまおうと1週間以上会えなくなるのは2年前の手術入院以来。寂しいですがママは3日目で帰宅&初対面済みのペットシッターさんも来てくれるのでまあ自由に過ごしててくださいな。

【まだ駅は真っ暗】
最寄り駅から一番電車に乗り東京駅へ。今までの旅行で朝早く出発することは何度もあったけど4時50分の始発電車に乗ったのは初めて。3連休のスタート日のためか車内は乗客がそこそこいました。

【東京駅で駅弁購入】
6時前に東京駅に到着して駅弁購入。

そして秋田新幹線こまちに乗りみちのくへ出発!

行き先表示板に秋田の表記。気分がさらにアガ↗ります。

出発したらさっそく駅弁で朝ごはん
妻は神戸牛弁当

私は牛すき焼き弁当

朝6時半発の新幹線で早くもお弁当をいただきます。もう?かもですが3時半起きで朝食抜きなのでお腹はかなり減っているんですよ。

【9時20分田沢湖駅到着】
東京から田沢湖までは新幹線で約2時間50分。意外と早いです。というのも田沢湖は秋田県でも内陸に位置し、岩手県との県境付近になります。そのため秋田市までだと4時間かかるのですが田沢湖は3時間かからずに行けるのです。
田沢湖に到着。駅のホームでは龍が出迎えてくれました。


秋田県内陸東部、岩手県との県境に位置する仙北市(特に青で囲んだ地域)が今回の旅行先です

【寒さに驚く】
新幹線を降りて真っ先に感じたのは「寒っ!」気温を見たらまさかの11℃。「これ冬の気温じゃん!」2人でツッコミまくり。
長袖シャツ厚めのものにしてレインウェアも用意しといてよかったです。

その後あらかじめ予約しておいたレンタカーの営業所へ行き車を借りました。

【田沢湖を車で周回】
9時30分に田沢湖駅出発。湯治の旅とはいえやはりその土地の観光も大事なのでまずは田沢湖へ。
湖畔はとても静かでした。
昨日まで横浜で半袖着ていたのに田沢湖ではこの格好です

【田沢湖を学ぶ。ここは日本一の湖なのです】
田沢湖は火山の噴火によってできた大規模なくぼ地(凹←こんな地形の土地)に水が溜まってできた湖です。
いわゆるカルデラ湖といわれ北海道の摩周湖や鹿児島の池田湖と同じ構造です。

そして田沢湖は深さが日本一の湖!
水深はなんと423m。2位の支笏湖より60mも深く周囲は1周20kmあります。

湖の水深ランキング
1位 田沢湖(秋田)
2位 支笏湖(北海道)
3位 十和田湖(秋田青森)
4位 池田湖(鹿児島)
5位 摩周湖(北海道)

有名なたつこ像

【駅前の食堂は混んでいました】
昼食は駅前の食堂みちのくさんで稲庭うどんをいただきました。寒い中、稲庭うどんは美味くて温かくて最高のランチになりました。

【いよいよ舞台は玉川地区へ。道中玉川ダムを見学】
田沢湖観光&ランチを終えて向かうは玉川温泉。車を走らせること1時間。途中で玉川ダムに寄り水源になっている宝仙湖の景観を眺めました。


玉川ダムから宝仙湖と山々を眺める。写真中央の遠めに写っているのが焼山で玉川温泉はこの山の山麓にあります。

その後玉川ダム資料室というところにも寄りお勉強しました。
中和処理施設の説明。玉川温泉の強酸性の水は玉川毒水と呼ばれ生態系を死滅させてしまうためこの水を施設で中和させてから流して農業用水や生活用水にし、生態系も守っていきます。人間にとって多大な効果をもたらす玉川の水も植物や魚や昆虫、それらを捕食する鳥や動物にとっては毒にしかならないということですね。
でも中和処理施設のおかげで生態系を維持しながら玉川温泉も共存共栄できているというわけです。
勉強になりました。

【寄り道は終えてついに玉川温泉に入る】
長くなりましたので初日の続きは後編にて。
ご拝読ありがとうございます。


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準備編最終回

10月4日〜10月10日

出発10日前から前日まで


【10月初旬】

職場の部署異動があり私は5年半勤めた部署に別れを告げて10月1日から新たな部署の勤務が始まりました。


9月30日。異動前の所属部署最後の出勤日。同僚たちに送別してもらいました。


膀胱がんの罹患から治療中は職場の協力によりBCGの注入後に3連休の融通をしてもらい仕事でも目の前のことに集中していればがんの今後がどうなるだとかあれこれ考えずに済んだので家族と同じく職場の皆さんには感謝です!

【10月4日】
出発1週間前。新しい部署の仕事にも徐々に慣れてきたところです。
いよいよ宅急便が自宅に集荷に来てスーツケースの荷物をひとあし先に玉川温泉へ送ってもらいました。

【お天気チェックが止まらない出発3日前】
当日持っていく荷物の詰め込みは8割方完了しました。
残りは前日夜の準備で大丈夫。
あとは当日を待つのみですがいよいよ気になるのは湯治中の天気です。
雨が降ると屋外岩盤浴はテント内しかできなくなるので晴れがベストですが曇りでもOK。
雨だけは避けたいところです。特に最初の3日間は妻も一緒に行くので晴れてほしい。
各お天気サイトのネットサーフィンが止まらないです。今の季節は天気がはっきりせず雨予報かと思ったら6時間後晴れ予報に変わりやったー!と思いきや翌日また雨予報に戻っていたり。
でも総じて旅行期間は晴れか曇りでした。

【気分は子どものワクワク感と同じ】
玉川温泉に行くと決めてからは仕事をがんばり出発日をずっと待っていました。
まるで学生が勉強にバイトにがんばりディズニーランドやUSJへ行く直前と同じ気持ち。
長期間同じ場所の滞在という意味ではクルーズ船の旅に出る方々と同じでしょうか。
なんにせよ私は玉川温泉に片思いしてしまったので実際に現地に行き対面して気持ちをぶつけたい(なんのこっちゃ)
とまあ色んな妄想はしていますがあと1回夜勤を乗り切れば出発日になるというところまできました。

【指輪を外して準備万端】
玉川温泉の湯に入ると指輪は確実に変色するか溶けるので紛失予防も兼ねて夫婦で自宅に置いていくことにしました。

【翌日早朝出発の前夜】
いよいよ明日が旅の始まり。ワクワクが止まらないです。3時半起きなので早めに寝ておこう。


準備編はこれにて終了です。ご拝読ありがとうございました。


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準備編⑥

【9月下旬〜10月初旬】

旅行の2週間前になり仕事が休みの日を使いながらあれこれ荷物の準備にとりかかっています。

今後、湯治を考えている皆様の参考までにスーツケースで事前に旅館に配送する荷物のリストをこちらに載せておきます。


何をいれるんだろ?

事前に自宅集荷で玉川温泉旅館へ送るスーツケースの中身

衣類一覧
・Tシャツ5〜6枚
・長袖シャツ3枚
・ボクサーブリーフ5枚
・ズボン1枚
・ジャージズボン3枚
・サイクルズボン1枚

・くつ下4足

・フリース1枚


※衣類は出発当日に着ていく分は枚数にカウントしていないです


Tシャツとジャージズボンを多くしたのは屋外岩盤浴に行く機会が多いであろうことと汗をたくさんかくだろうことを想定しています。旅館には洗濯機と乾燥機もあるので2回転から3回転すれば8日間うまく使いまわせるかな。

スーツケース内は衣類8割です

屋外岩盤浴用の荷物一覧
・タオルケット2枚
・バスタオル2枚
・ハンドタオル4枚
・S字フック(屋外岩盤浴のテント小屋で使用)


ゴザはすでに購入していますが長さがあってスーツケースに入らないため出発当日に持ち運ぶことにしました。
参考までに玉川温泉のサイトから岩盤浴の荷物紹介です

その他
・折りたたみ傘
・マスク10枚(コロナやインフルの流行期になっていた時のみ使用)
・本2冊
・髭剃り用具一式
・洗面用具一式
・緑茶と紅茶のティーパック15杯分
・飲み薬
・塗り薬(入浴後の皮膚のかゆみヒリヒリ対策のクリーム)
・ポケットティッシュ
・レジ袋大3枚+45リットルゴミ袋1枚(脱いだ衣類を洗濯するまで入れておく用)
・メガネ拭き用スプレー

出発当日に身につけて持っていく荷物一覧
・当日着ていく衣類
(レインウェアmont-bellを羽織る)
・リュックサック
・新幹線のきっぷ
・財布+スマホ
・スマホの充電器
・折り畳み傘
・電気カミソリ
・メガネ拭き用スプレー
・整髪料
・パスモ
・岩盤浴用のゴザ
・熊よけの鈴
※指輪は夫婦揃って強酸性の湯対策で自宅に置いて行くことにしました

あとは当日を待つのみです。スーツケースの自宅集荷はクロネコヤマトにお願いして出発7日前に来てもらうことにしました。

荷造り完了!

キジシロ君は乗ってるだけ。運んでくれるのはクロネコ君。

発送は出発1週間前の10月4日。クロネコヤマトの自宅集荷→玉川温泉旅館往復プラン5500円です。

つづく


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