【2月7日】

今日は去年11月に受けたBCG膀注以降続いている排尿痛の経過受診だった。


採血結果を待っている間に院内コンビニでパスタ購入。BCGの時の思い出がよみがえる

【排尿痛は3割軽減】

排尿時の痛み具合は前回受診した1月10日から1ヶ月が経過し、徐々にではあるが軽減している。

1月下旬までは痛みレベルに変化がなく仕事中だとつらい時もあったが2月に入り3割軽減しておりだいぶ堪えられる痛みに変わってきた。

理由はわからない。12月18日から飲み続けていた前立腺肥大症治療のエルサメット錠と痛み止めのセレコキシブが1ヶ月半かけながら徐々に炎症を抑え込んでくれたのか?あるいは適度な運動としっかり睡眠をとる生活が奏功したのか?

今日の診察で主治医A先生に「少し痛みが軽くなってきました」と報告すると先生も笑顔で「いやぁよかったです」と応えてくれた。

結果、来月の膀胱鏡検査までは今飲んでいる薬が処方されて1ヶ月かけてさらなる痛みの軽減を図ることに。

1月は仕事のほうではあれこれあってテンションだだ下がりだったけど月末の南伊豆旅行で気分転換して気持ちが吹っ切れたのが排尿痛にもよかったかも!と何の根拠もないけどいいように受け取っている。



【膀胱がん切除後の代償】

私は膀胱がんの治療過程で合併症も出ている。


・膀胱がんの切除手術(TUR-BT)の後、右の尿管が狭窄し右腎臓からの尿の流れが左腎臓9割に比べて1割以下の機能となる。


・原因不明の慢性蕁麻疹


・頻尿、排尿痛


すべて現在も治療中。

蕁麻疹はほぼ毎日皮膚に赤い箇所ができるが原因は皮膚科クリニックでも不明とのこと。もっとも蕁麻疹の80%は原因不明らしい。

今は抗ヒスタミン剤のビラノア錠を毎日飲みかゆみが強い時は塗り薬オイラックスを塗り対処している。


腎臓は症状はほとんどないが今から1年4ヶ月前(術後半年後)に水腎症を発症、その時左右の腎機能を調べる腎シンチグラフィ検査で左側9割稼働に対し右側は1割以下の稼働という結果が出た。ほぼ右側の腎臓は無機能に近い。

腎臓は片方だけでもADLを落とさず生活できるという話もあるが水腎症の時はクレアチニン値1.45まで上がった。もし2→3と数年単位で上がれば私が60歳70歳と生きられても腎臓移植や人工透析も視野に入れる状況となるため妻にも協力してもらい塩分コントロールとたんぱく質制限の食生活を続けている。 

現在のクレアチニン値は1.18と改善傾向なのでほぼ片腎ながらなんとか持ちこたえているところ。


【待合室での学び】

合併症は色々あるががんに比べれば対処の仕方はあるのでうまくお付き合いしながら日時生活を続けていきたい。


今日の泌尿器科はかなり混んでいた。 

元々年配の患者さんが多い科なので付き添いの家族がいらっしゃる方が多い。

車いすを押してあげたり本人に代わって医師や看護師とお話したり。

夫か妻の同行もあれば息子娘のパターンもある。

一緒に付き添う方も時間を作り必死にツレの病気に向き合っている。

多分患者さんにとっては一人じゃないと思わせてくれるだけで貴重な存在だしまして医師の説明を一緒に聞いてくれるのは心強い。

私も主要な場面では妻に頼ってきたが家族はいちばんの味方、理解者というのを再確認したよい日でした。


【1月下旬】

膀胱がん再発予防のためのBCG治療を1年半で18回注入し、残り3回を前に強い副作用が続きドクターストップとなり医療的な再発予防策は終了した。

これからはまだ続いているBCG副作用の排尿痛への対処と最も肝心な再発予防を自己免疫の力によって行わなければならない。

病院に通ってBCGを打ってもらい副作用を痛み止めでコントロールしていけばとりあえず再発予防へいちばん近道だったのがこれまでの治療。

それがなくなるとつらい頻尿と排尿痛には悩まされないけどその分何をすべきかしっかりとお勉強しなきゃならない。


【お互いにお疲れ様旅】

BCG治療の期間も何度か旅行はしたけどその後には必ずBCGが待っていたので[治療前に楽しいことしておこう]という目的が主だった。

今回は膀胱がん発症から入院・手術、BCG治療とずっとすぐそばで見守り私と一緒に苦しみや痛みそして無再発の安堵を分かち合ってくれた妻へのお礼&自分へのご苦労様の意味を込めての旅にしました。


【旅行でNK細胞を活性化させよう】

楽しいことをしたり笑ったりたまには泣いたりと感情表現を我慢せずに出すのは免疫細胞にも好影響をもたらすという。


今回は海のある街、伊豆下田への旅行です。


踊り子車窓から伊豆大島と太平洋を望む


南伊豆といえば金目鯛の煮付け






下田海中水族館で海の生き物たちとふれあう


カワウソ君の反応がかわいすぎる

【朝日に大感動】
宿泊先の下田プリンスホテルからの朝焼け

ライジング・サン

潮騒が心地よいです

旅のラストは金目の押し寿司そばセット

お天気に恵まれた7ヶ月ぶりの旅行は笑いあり感動ありと心に残る時間となりました。



皆さんこんばんは!


膀胱がんの再発予防BCG治療を終え、現在は副作用に対処しているところです。

排尿痛は依然としてありますが前立腺肥大症の治療薬エルサメットと痛み止めのセレコキシブの併用服用が効いてきたのか徐々に痛み度数は軽減し、10段階の0.3〜3だったものが0〜1.5程度になっています。


【10年前に全英が感動したベストセラー】

BCG治療とのお別れを機に私は自己免疫力アップを次なる目標に切り替えて取り組んでおります。


まず今回は本活です。

読書はこれまでの人生でいっぱい読んだと言えるほどはしていませんでしたが膀胱がんになり入院やら通院やら自宅安静が増えて何かと座ってるだけの時間が増えたこともあり読書する習慣が根づきました。


そんな中、最近読んだ中でのイチオシはこれです。

【通い猫アルフィーの奇跡】

https://bookmeter.com/books/9841963


この作品はスイスイ読めるし喜怒哀楽のすべてがつまっており猫飼いの私にとっては「あるある」と思わせてくれたり後半にかけては泣いて笑っての連続だったりで最高の作品でした。

単なる読書にとどまらず涙活&笑活にもなってNK細胞活性化にも一役買ってくれそうです!


皆さんも病院の待合室や自宅での自由時間にでもぜひ!

アマゾンではkindle(電子書籍)も扱っているようです。