大腸カメラをふりかえる
自覚症状あったのに…通院遅れた膀胱がんの教訓
早期大腸がんは自覚症状がない
1度大腸カメラを経験すると安心できる
未成年のお子さまを持つ親御さんこそ
食生活は予防を徹底しないで予防を

このようなエビデンスをしっかり頭に入れて予防しておけばあれもこれも食べれないにならずに友人との付き合いや家族との外食も楽しめます。

12月18日に大腸内視鏡検査を受けました。
受けて大正解でした。
今回は長いレポートなので目次を作ります。手短に読まれたい方は興味ある箇所をクリックしてご覧ください。
12月18日に近所の消化器科クリニックへ行き大腸内視鏡検査を受けてきました。
大腸カメラはもちろん人生初。私は2年前の春から膀胱がんの術後BCG治療の合間を使って市のがん検診を受け始めました。
胃がん検診は2年前に胃カメラを受けてピロリ菌なし、食道、胃ともに異常なし。医師から次は2年後でいいよと言われたので次回は来年の予定です。
大腸がん検診は便潜血検査を去年、今年と受けてともに血便なし。
それでも担当医師からは「便潜血がないといってもがんやがん化する前のポリープが100%ないとは言い切れない。いちばん確実なのは大腸カメラです」と春先に言われたのが気になって年内中に近所の消化器科クリニックに行き内視鏡を受けることにしました。
ブロ友さんから「大腸カメラは事前の食事制限や下剤はあるけど検査はそこまで痛くない」と助言をいただいていたので落ち着いて検査に臨めました。
検査の流れを振り返ります。
大腸内視鏡検査を実施しているクリニックへ行きまずは初診を受けます。
保険適応にするためには何かしらの症状を医師に報告しないとならないので私は「時々便秘になったり便が固い時があります」と言いました。便秘はそこまで頻繁にはありませんが便が硬めでバナナ状に出る時もあればコロコロした形がいくつか出ることがあります。
その後院長先生が私の現病や内服薬のことを確認され、検査OKになりました。
初診の診察はそこでおわりそのまま検査の日程を決めて看護師さんから検査前の食事や下剤についての説明を受けました。
できるだけ大豆、ワカメ、きのこなどの食物繊維が入った料理やふりかけ、牛乳など大腸内に残渣物が残りやすいものを控えるようにしました。

前日からは制限食になりました。朝食はおかゆのみ。
昼食と夕食はクリニックで購入の検査食です


ごぶさたしています。
玉川温泉の湯治旅行から戻り2ヶ月が経過しました。
温泉効果は心身ともにでています。特に気持ちのほうが明らかにアップしています。
膀胱がんのTURBT手術から2年半、BCG治療終了から1年が経過した現在、体調面がこの2年半でいちばんよいです。
今年の4月に予定されていたラスト3回のBCG治療を断念し治療終了にしたことでかえって排尿痛や頻尿が解消されて膀胱がん罹患前と同じような体調ですごせています。
私は10月1日付で部署異動になり現在人手不足傾向のある部署に配属され通常業務に加えて早くも同僚のコロナやインフルエンザ罹患による代役で私に声がかかり臨時出勤することも何度かありました。
それでもピンチヒッター歓迎とばかりに元気に働けています。
9月までは前部署で5年以上勤務していた慣れやマンネリ、仕事上の困難ケースに対処するもなかなか成果がでずストレスが溜まっていました。
そんな中での急な部署異動で気分一新、さらには玉川温泉への湯治旅による免疫活性化で私の心身が再生された感じです。
今年の夏場は『がんの経過がよくてうれしい』
気持ちより『仕事にいくのがしんどいなあ』のほうが勝ってしまっていましたが今はポジティブに出勤できます。
休日はできるだけ車に頼らず外出、ウォーキングを欠かさずにして外食は極力控えて家で作る習慣にしています。



【ホルミシス効果◎】
玉川温泉のホルミシス効果って本当にあるのだろうか?と懐疑的に思っていた私ですが地元の横浜に戻り日々を過ごす中でコロナ、インフルエンザに感染することなく身体の痛いところもなく毎日を送れている点、仕事に向かう時のメンタルが明らかに半年前より上がっている↗点からも『ホルミシス効果はあります』と私ははっきりと言えます。
がんサバイバーさんのブログや動画でよくみられるのですが
がんをカミングアウトした相手(家族や親友ほど近しくない友人知人や会社の同僚)から『そうかあ。大変だね。でもがんって2人に1人がかかる時代っていうからね〜』と言われて凹んだ。傷ついた。
というくだり。
私も職場や友人知人たちに打ち明けた時、何度か言われたことがあります。そしてこれを言う人にはある共通点があります。
『がんは2人に1人がかかる時代だしね』と言う人はがんを他人事に考えている。
身内のがん闘病に関わったことや親友をがんで亡くしたこともなくこれまでがんと無縁な安全な場所で過ごしてきた方々になります。
悪気は全然ないと思います。
「周りもいずれはほとんどがんになるんだしあなたはそのタイミングが早かっただけだよ」となぐさめてくれるつもりなのでしょう。
こちらがムッとして言い返すような発言でもないです。
でも2人に1人=実際にそんな身近に発症することはないとがん患者やがんサバイバーは知っています。正確には人の生涯において100歳までにがんになる確率が50%ということなんですよね。
腑に落ちる記事を見つけました。
https://toyokeizai.net/articles/-/87744
30歳の人が40歳までにがんになる確率は0.5%(200人に1人)、50歳までだと2%(50人に1人)、60歳までだと7%(14人に1人)。
30歳の人が50年後の80歳までにがんになる確率が42%。
男女ともに70歳までにがんにかかる確率は20%もなく70歳から天寿をまっとうする90歳台までの20数年間で一気に確率が上がり結果的に『日本人が生涯がんになる確率は2人に1人』となります。
がんは高齢になればなるほど発症リスクが上がるというのがデータでも裏付けられています。
つまり他人事のように『2人に1人はがんにかかるっていうからね』と言う人が近い未来で自分もなるだろうと思わないで発言しているのは当然なんです。なぜなら私たちサバイバーは40歳・50歳・60歳の年齢で低確率をすり抜けてがんになってしまったが『2人に1人はがんになるっていうからね』と言っている相手はじいちゃんばあちゃんを除く身内や親友はだれもがんになっていない可能性が高くそんな真実をサバイバーたちはみんな知っているだけに余計イラッとするわけですね。
私はこの言葉をかけられても特に何も思わず『そうだよね』と受け流しますがやはり若い年齢、特にAYA世代でがんに罹患された方を前にしてそれを言うのは慎むべきだと思います。
