12月18日に大腸内視鏡検査を受けました。
受けて大正解でした。
今回は長いレポートなので目次を作ります。手短に読まれたい方は興味ある箇所をクリックしてご覧ください。
大腸内視鏡検査を受けて年を越そう
12月18日に近所の消化器科クリニックへ行き大腸内視鏡検査を受けてきました。
大腸カメラはもちろん人生初。私は2年前の春から膀胱がんの術後BCG治療の合間を使って市のがん検診を受け始めました。
胃がん検診は2年前に胃カメラを受けてピロリ菌なし、食道、胃ともに異常なし。医師から次は2年後でいいよと言われたので次回は来年の予定です。
大腸がん検診は便潜血検査を去年、今年と受けてともに血便なし。
それでも担当医師からは「便潜血がないといってもがんやがん化する前のポリープが100%ないとは言い切れない。いちばん確実なのは大腸カメラです」と春先に言われたのが気になって年内中に近所の消化器科クリニックに行き内視鏡を受けることにしました。
ブロ友さんから「大腸カメラは事前の食事制限や下剤はあるけど検査はそこまで痛くない」と助言をいただいていたので落ち着いて検査に臨めました。
検査の流れを振り返ります。
検査の結果は?
ポリープが2個見つかりすぐに切除しました。
検査3週間前に初診
大腸内視鏡検査を実施しているクリニックへ行きまずは初診を受けます。
保険適応にするためには何かしらの症状を医師に報告しないとならないので私は「時々便秘になったり便が固い時があります」と言いました。便秘はそこまで頻繁にはありませんが便が硬めでバナナ状に出る時もあればコロコロした形がいくつか出ることがあります。
その後院長先生が私の現病や内服薬のことを確認され、検査OKになりました。
初診の診察はそこでおわりそのまま検査の日程を決めて看護師さんから検査前の食事や下剤についての説明を受けました。
検査の2日前
できるだけ大豆、ワカメ、きのこなどの食物繊維が入った料理やふりかけ、牛乳など大腸内に残渣物が残りやすいものを控えるようにしました。

前々日の昼食。残渣にならないものをチョイス。
検査前日
前日からは制限食になりました。朝食はおかゆのみ。
昼食と夕食はクリニックで購入の検査食です


昼食は鮭がゆと肉じゃが。

夕食はクリームシチューとクラッカー。
いずれも柔らかく仕上がっています。味は塩気や甘みがあってきちんと食べられました。
そして夕食後からは下剤スタート。

ラキソベロン内用液を0.5本分。50滴をたらして180ccの水と一緒に飲みます。5滴でも効果がある下剤なのでこの後がこわい。
検査当日の反応便
前日19時にラキソベロンを飲んだ後、お腹の具合はずっと変化なく午前2時、3時と過ぎました。4時、5時と完全に目覚めていましたがまだ便意はなし。ラキソベロンは7〜12時間後に効果が出るそうですのでこの後になるのかなと思いながら水分補給は多めに摂っていました。よっておしっこは近く1時間から2時間おきにトイレで排尿しました。
6時すぎ(服用11時間経過)からお腹がキュルルとなってきて6時20分に排便あり。いつもと同じ硬め。6時35分に2回目の便。形はまだ硬めもお腹が張ってて次は柔らかいのがでると予想できる。
6時50分に3回目。ここで水様便に変わる。その後は4回目と5回目の水様便が出ました。
腸管洗浄剤の服用開始と反応便

モビプレップ内用液
まだお腹がゆるゆるの中でいよいよ検査前の一大イベント、モビプレップの服用です。
粉末状の薬を2リットルの水と混ぜてコップ10杯分2時間かけて飲みました。

味はスポーツドリンクの甘みを抜いた感じ。ごくごく飲めるような味ではないけど吐きたくなるようなまずい味ではなかったです。
なんとかがんばってモビプレップ2杯→お茶1杯を5回繰り返して便が透明になり服用終了。1.5リットルまで飲みました。
この下剤は便が透明になればOKだそうです。
【2時間後から急にきたー】
7時に服用開始してから2時間までは排便なし。やっぱり自分は便秘なのかな?と思っていたら9時10分頃から便意がきてトイレに駆け込むと茶色い水様便。そこからは5分間隔で薄茶の水様便が2回でました。モビプレップの味にだんだん飽きてきてお腹も水分摂りすぎて張ってきて同じ姿勢でいたせいか車酔いのような気持ち悪さがあったので少し部屋の中を歩いたりストレッチしました。
すると腸が活性化したみたいで3分間隔で水様便が6〜7回出ました。もはやカウントする余裕なし。水様便はほぼ透明になったのでやっとモビプレップは1.5リットル飲んだところで終了しました。
その後も3時間以内に10回以上水様便がありました。
モビプレップの吐き気対策
説明書と私の実践をミックスして挙げます。
・3〜4杯目位まではスポーツドリンクを飲んでいるんだとイメージしながら飲む。
・ゆっくり飲まないといけないので5杯目あたりから味が飽きてくる。そのためモビプレップを2口3口飲む間にも都度お茶か水で口直しをする。(口直しのお茶、水は可と説明書にもあり)
・1リットル越えてくるとまずく感じることもあるので鼻の息を止めて飲む。
・途中でお腹が張り腹痛で気分が悪くなることもあるのでずっと同じ場所で座っているより立って部屋の中を歩いたり軽く身体をストレッチしたり仰向けに寝たりしてみる。
私は水様便が出始めてからは気持ち悪さが解消されました。
いよいよ検査本番
12月18日午後
午前中は前夜飲んだラキソベロンの反応便にはじまり腸管洗浄剤モビプレップの反応便でトイレが大忙しでしたが昼前には治まり13時過ぎに自宅から徒歩20分でクリニック到着。

大腸内視鏡検査で有名な地元のクリニックです
受付をすませたら検査前の着替えをしました。パンツが膀胱鏡検査の時と似ていますがこちらはお尻側に穴が開いているタイプ。
検査着に着替えて検査用のベッドに仰向けになりしばし待機。
前の患者さんの検査が終わり5分後には呼ばれて検査室へベッドごと移動。14時頃から検査が始まりました。
私は3週間前の説明で麻酔を使わない選択を希望しました。
リアルタイムで大腸内を見てみたいなと思ったためです。
そしてナース3人+検査の医師が準備をして私は血圧測定と痛み止めのゼリーを肛門に塗られていよいよカメラが入りました。

こんな姿勢になりモニター画面を見ながら検査を受けました
ところどころ痛みが出ました。激痛ではないがお腹が急に張って圧迫されるような鈍痛。片手でベッド柵をつかみ我慢します。
大腸の開始点になる盲腸までカメラが進みました。ここからカメラを終点の肛門まで動かす約1.5メートルが検査範囲です。検査中はカメラ挿入時のような痛み方はほとんどありませんでした。
途中でポリープが見つかる

→は内視鏡カメラの撮影ルート。緑の部分にひとつずつポリープがありました。
私はカメラが映すモニター画面を横向きに寝ながら見ていました。
いい感じに進みましたが先生の手が止まります。「ポリープがあるので切除しますね」とあっさり話され膀胱がんのTURBT手術で使われていた電気メスのような輪っかのついた器具で切除されました。
うーん残念。異常なしを期待していたけど甘くなかったかあ。
でも切除できるポリープなら小さいはずと自分に言い聞かせて気持ちを切り替えます。
「あともう少し。検査は終盤です」と看護師さんが声をかけてくれます。
するとモニターを見ていた私でもすぐに分かるようなきのこ型のポリープが見えてきました。案の定先生がカメラの手を止めて「切除します」の声。
こちらも輪っかのついたメスで切り取られました。
その後は何事もなくカメラは肛門まで到着し検査は終わりました。
大腸ポリープが見つかってよかった
今回の検査は「大腸がんを否定してくれればOK。ポリープは検査中に切り取れる大きさだったら受け入れられる」ぐらい気持ちのゆとりをもって臨んだのでショックはなかったです。
むしろ「直近2年の便潜血検査で異常なかったのにできていたのか」という驚きのほうが大きかったです。
がんって自覚症状を出さずに音もなくジワジワ成長するんだと改めて痛感。
丁寧にカメラを見て即ポリープ切除してくださったTクリニックさんありがとうございました。
原因は何だったんだろう?
まあ生活習慣なのでしょうね。
私はタバコはやらず、酒も元々弱くて飲んでも発泡酒1缶まで。2年前から飲んでいないので同じく2年前までは改善していなかった加工肉や揚げ物やジャンクフードの多い食生活と夜勤があり体内時計が不規則になる職業が原因で大腸に傷がついたと思っています。
30年の長い月日続けたよくないほうの生活習慣でポリープができたと思うことにします。
院長の説明を受ける
私が今回切除になった大腸ポリープについて
1つ目
横行結腸5mm
2つ目
直腸3mm
9割方良性の腺腫でしょうがあとは病理に回し正式診断になると院長から説明を受けました。
私は疑問に思ったことを院長に質問しました。
「このポリープは便潜血検査では反応しなかったのでしょうか?」
院長「ポリープの大きさが1センチ以下だと便が通過しても擦れずにポリープを素通りすることも多いです。ある程度の大きさになると確実に出血しますし年単位で血便を放置すればやがて癌化してくるポリープもあります。」
便潜血検査が陰性なら早期がんの可能性は限りなく低いが良性ポリープが潜んでいる可能性は十分ありということ。そして良性ポリープでも1センチを越えれば便潜血検査に引っかかりやすくなるそうです。
担がん率
腺腫性ポリープの中にがん細胞が併存している確率
担がん率はポリープの大きさに 由来するデータがあるそうです。
大きさ別担がん率
5mm未満 0.5%
0.5~1cm 5%
1~2cm 20%
2~3cm 25%
3cm以上 30%
大きくなるほどポリープ内にがん細胞がまぎれこんでいる確率が高いのが腺腫性ポリープの特徴だそうです。
でもご安心ください。たとえ検査中に切除したポリープの中にがん細胞が入っていたとしても大腸カメラの検査中に切除できるような種類のがんは他臓器転移やリンパ節転移の入り口にあたる筋肉層には浸潤しておらず粘膜下層までしか入っていない早期がん。治療は大腸カメラをもって終了、以降は経過観察だけになることがほとんどのようです。

がん情報サービスHPより
上の図のTisとT1までは大腸内視鏡検査中の切除が可能。
早期発見してすぐに切除することが進行性大腸がんを防ぐ最大の近道といえるでしょう。
私は結果的に52歳で初めて大腸内視鏡検査を受けましたが偏った食生活や継続している喫煙・飲酒の習慣に一抹の不安がある人は40歳過ぎたら一度は大腸カメラも入れるほうがよいと思います。
自身の大腸の状態を知り安心感を得られますし小さい良性ポリープなら切除してもらい次回検査は1〜3年後でもよいそうですので。
帰りは昨日の検査食と今日の下剤反応便に検査とがんばった自分をねぎらうためスイーツ食べて帰りました。
大腸がんと闘われた皆さまに救われた
今回の大腸カメラは運悪く大腸がんの診断を受けられ同じ後悔をみんなにはさせたくないとYouTubeやブログで市町村の検診や大腸カメラの重要性を発信してくださった皆さまのおかげでたどり着けました。その中にはサバイバーさんだけではなく大腸がんでご逝去された皆さまの発信も含まれています。
感謝しかないです。
来月は膀胱鏡検査。
通院が続きますが前向きにひとつずつクリアできるようにがんばります!