ここのところ体調はすこぶるよいです。

そのため仕事は夜勤も通常通り入りがんになる以前の生活に戻った感じです。

そしてこれまでの1年間はBCG膀胱注入治療が中2ヶ月で行われてきましたがやっと中5ヶ月になり気持ちに余裕が出てきました。

中2ヶ月だと7月にはBCGとなるところが今度は10月。

副作用も尿管ステントを入れない選択をしたことで排尿はずっと安定しています。


じんましんは服薬治療を実施中ですが相変わらずあります。

でもかなりかゆみが強いのは2日に1回ぐらいでその時だけ抗ヒスタミン薬を患部に塗ればかゆみはすぐ消えます。


【学生時代の友達と再会】

毎年年賀状のやりとりは欠かさずしていた友達が先月私に電話してくれました。

私が年賀状に膀胱がんの治療をしている旨を明るく報告した文面だったのですが受け取って半年後に心配してくれたようで何年ぶりかに話しました。

彼とは大学時代ほんとに仲良く過ごして卒業旅行も2人で行ったくらいでしたが仕事に結婚とそれぞれの生活をしていくうちに10年以上会わなくなっていましたがこの電話を機に『久々に会おっか?』となり11年ぶりの再会を果たしました。


会って話していたら30年前にタイムスリップしたかのようにマシンガントークが展開されて6時に会ってから4時間しゃべくって最高に楽しい時間を送れました。

私の闘病ネタも話しましたが【見た感じ全然具合悪そうに見えないじゃん!】と言われて「だったらしめっぽい話題になるより楽しい昔のバカ話で盛り上がろう」となりました。

知らず知らずに見た目だけでなく気持ちもあがってきたのかなとうれしくなりました。


【がんが私にもたらしたもの】

キャンサーギフト。

この言葉は賛否あると思います。

私は今も余命宣告されていませんし休薬期間は痛みはなく食べて寝て生き続けています。

治療の過程で食生活を変えたり運動を多くしたり患者会で新たな出会いに恵まれたりもしました。

そんな人間ならばキャンサーギフトという言葉を受け入れられるのかもしれませんがやはり周りを心配させたり仕事に穴をあけたり薬の副作用に苦しんだりもしたわけで全てを贈り物とは思いたくないです。


言い方を変えて

【キャンサーゲット=がんから自分が得たもの】

と解釈すればよかった面と悪かった面と両方を受け入れられそうです。


なにはともあれ旧友との再会に心躍った週末の夜でした。