子供の頃から口呼吸をする癖が長く身について、よく喉を痛めます。
日頃よく咳が出るのも風邪をひきやすいのも、
口呼吸するために、扁桃がカサカサになっているからと、
頭ではわかっているのですが、
長く身についた癖はそう簡単には治りません。
でも、入院して自分の身体のケアを主体に生活しているのですから、
この際鼻呼吸の癖を付けようとチャレンジしています。
夜寝るときも口を閉めて寝ますが、
眠りに入る時にどうしても顎の筋肉が弛緩し、
夜中にふと意識が戻った時は口呼吸に戻っています。
それで妻にお願いして口閉じテープを調達しました。
このテープは、薬局では売ってなくてネット購入です。
葉っぱ見たいな大きさのテープを鼻の下から、
下唇にかけて貼ります。
思っていたよりも粘着力は強くなく、
絆創膏に比べると格段に弱い。
これで大丈夫なのかなと思いつつ、
口閉じテープを貼って寝ました。
今朝目覚めてみると、テープは外れていませんでした。
これで、睡眠中の口呼吸からさよならできる可能性が出てきました。
今朝の朝刊で、ノーベル物理学賞で3人の日本人化学者が、
青色発光ダイオードで受賞になりました。すごいですね。

昨日もお見舞いに来ていた方々から、
顔がほとんど腫れて無くてびっくりだと言われました。
鎮痛剤を飲むのをやめて今日で4日目ですが、
殴られた後のようなジーンとした痛みはありますが薬を飲まなくても支障はありません。
その辺りのことを主治医先生に聞きました。
手術によって口内と上顎洞の粘膜が損傷を受けます。
わかりやすくいうと、骨がむき出しになるわけです。
その骨を粘膜で覆われることが手術した部位の回復となりますが、
その回復を早めるために、土台の役目を担うシートを貼ります。
身体はそのシートを自分の粘膜だと思って?せっせと粘膜補強を行う、ということです。
先生の説明を自分の頭で理解できるようにいうと、
シートによって、人間の回復力、新陳代謝力を強化している、ということでしょうか。
そういう医学の進歩で、早い回復を実現しているんですね。
それと先生から、一つ注意する点を言われました。
このシートは剥がれやすいのだそうです。
口内だと食べ物とかが口に入り、そのシートに当たったりなんかすると取れてしまう。
でも僕の場合は、上顎洞の骨に貼ってあるので、動く可能性は少なく取れにくいそうです。

ご飯を食べると、食べかすが手術後の空洞内に溜まってしまうのが、
今最大の困りごとです。
傷が早く回復するためには、口内の清潔を保つ必要がある。
歯磨きをせっせと行っても、肝心の空洞内に食べかすが残ったのでは清潔は保てません。
食べかすが空洞内に侵入することは、
少なくともタンポンプロテーゼではやむを得ないことです。
だから食後の掃除が大事。
その掃除をスポンジブラシでやっているのですが、
空洞内の神経は鈍く取り残しがあるのかないのか良く分からないし、
かといって粘膜が傷ついているところをどの程度までこすって良いかもわかりません。
それで指先で探ってみることにしました。
看護師さんから、
爪を立てないように、優しく指の腹で、
そしてばい菌が入らないように手袋を付けてやってくださいと言われました。
やっぱり感覚が上がったので、最後の仕上げはスポンジよりも綺麗にできそうです。
一方、空洞内の粘膜はまだぐじゅぐじゅで、
手術で切ったところは骨がむき出しになっていることもわかりました。
優しく掃除することが大事です。

鼻を噛んだら、茶色の粘液に包まれた5mmほどの塊が出てきました。
なんだろうと見てみたら、ご飯粒でした。
体が排除したのでしょうね。
それにしても、食後の清掃は大きな課題です。
元気を取り戻すのに大事な食事。そのメニューを紹介します。
朝 全粥300g
ささみのスープ煮
麩の味噌汁
バナナ
牛乳
昼 米飯200g
鰆の香味焼きとふかし芋
いんげんの練りごま和え
玉葱の味噌汁
梅びしお
夜 米飯200g
いり鶏
卵豆腐
うまい菜のポン酢和え
梅びしお
一日の栄養量は、エネルギー1500Kcal
たんぱく質60g
塩分 8g
数字だけ見ると、エネルギー摂取量こそ少ないと感じるものの、
たんぱく質と塩分は妥当なようです(栄養士さんがきちっとやっているので、当たり前ですが)。
実感は、たんぱく質は少ないと感じます。
塩分もちょっと薄い、と当初感じましたが、
我が家はもともと薄味なので、慣れました。
素材のそれぞれの味わいが十分感じられる塩気と考えれば、ほとんど問題ありません。
午後に栄養士さんから、退院後の食事の注意点について、
妻とともに説明を受けました。
食事のバランスについて言及されたのは想定していましたが、
注意の方向は、一言で言ってしまうと、ダイエットの反対です。
体力をつけるために2000Kcalは取りましょう、
カロリーは米やパンで取りますが、食欲が落ちた時には芋を柔らかくしもいいですよ、
野菜は、調理前の状態で両手いっぱい分が目安ですが適宜でいいですよ、
油は普通に取っていいですよ、
間食も度を超えなければいいですよ。
ようは、左上歯が無くなって、それまでとは比べものにならないほど硬いものや、
繊維の多い野菜が食べづらくなります。
その結果食が細くなって、筋肉が衰えてはいけないので、
しゃっちょこばらずに臨機応変に、完食もOKだと言うのです。
完食大好きの僕にとって、とても素晴らしいアドバイスでした。
あと放射線治療で口の中が渇いたり、
口内炎ができた時の対応も伺いました。

夕食後、会社の同僚の方々が見舞いに来てくれました。
思っていた以上に元気だと、口々に言っていただきました。