朝はいつも通り体温を計り、朝食を食べ、回診を受けた後は、
退院の準備を進め、挨拶をして会計を終えて病院を出ました。
3週間いたので、この場所に情も移ります。
去るとなると、寂しいとは言えないものの少し心が動きますが、
病院側はいかなる入院者に対しても平等対応をしなければならないのでしょう、
少しそっけない気もしましたが、それが市民病院の宿命なのでしょうね。
逆に、扱いが違うとねじ込められたら、堪りませんものね。

外に出る長袖シャツだけでは肌寒い程で、入院した時は半袖だったのに、
もうすっかり秋です。何はともあれ自宅に戻りました。
二人の兄に早速退院報告をしました。
しばらく食べていないものをお昼にすることにして、
それから久しぶりに愛車に載って、
芦屋にある人気のピザと生パスタの店で昼食を食べました。
明日は妻の誕生日、その日を家で迎えられることが嬉しい。

外食した場合、食べた後の口の中と入歯のケアが問題だな、
とすぐに現実に対処しなければならない問題が出てきます。
入院で身体はなまっているし、しばらく離れていた仕事もリカバーしなければならないし、
世間の情勢にも追いつかなければなりません。
そういうことも一つ一つこなして行こう、と明日からのことは楽観的に考えています。
手術後の傷の回復も順調だと回診の先生も言ってくれています。
もちろん完治したわけではなくて、左頬の内側はじくっとした感じと、
ジーンとしびれた感じは今も続いています。
でもそれらが完治するには入院してなくても良いので、
15日に退院することが決まりました。
気持ちの方もどんどん退院の方に向かっています。
退院前日の夜に担当の先生がわざわざ部屋を回ってくれたので、
先生に最後の挨拶が出来ました。
三連休があって週のスケジュールが通常と違うので、
担当先生の回診はもう退院前にはなくて、
担当先生に挨拶できずに退院することになると思っていたので、
こうやって直接お礼を言えたことがとても嬉しかったです。
担当先生には、感謝の念に絶えません。
今後の放射線治療について、放射線治療科の先生と看護師さんから説明を受けました。
1時間以上に亘るきめ細かい説明でした。
一番気になるのは、治療による影響ですが、予測される副作用は、
口腔内の粘膜炎(しみる、痛む)、唾液腺障害による唾液の減少、皮膚炎(日焼け)、
倦怠感、鼻詰り・鼻出血です。
又今後長期にわたって照射した場所の骨と軟骨が弱くなるので、
歯を抜く時等に十分注意する必要があるそうで、
そういう場合には事前に相談して下さいと言われました。
照射する量は普通だそうで、多分入院するほどじゃないでしょうと言われました。
もっと詳しく教えて貰いましたが、追い追い説明して行きます。
治療開始を10月30日とし、計25回、5週間治療です。

プロテーゼ、入れ歯と言った方がわかりやすいですね、が出来上がったので、
口腔外科でいろいろ調整して貰いながら合わせて貰いました。
手術した傷の治りは順調ですよ、と先生は言ってくれました。
素直に嬉しいです。
まだ仮のプロテーゼなので、歯が着いていないものですが、
喋ることは出来ます。
もちろん、口の中にセットされているので違和感はありますが、
清潔に保つことに意識を保つことは必要ですが、
それ以外はできるだけ気にしないようにしようと思います。
鈍感力の発揮、ですね。
何故か鼻呼吸の話になって先生もテープを使っているそうです。
肌に優しい絆創膏でも代用出来ますよと、アドバイスをもらいました。

先生や歯科技師、歯科衛生士さんたちにお礼を言って、治療室を出るとすかさず、
口の中が唾液でどんどん満たされて行きます。
生理的現象なのか入歯が唾液腺を刺激しているせいなのか、よくわかりません。
入歯を着けて夕食を食べました。
食べ物が喉に行きにくく なったこと、
繊維質のほうれん草が食べにくくなったこと、
入歯を歯に固定するためのフックのところに食べ物が残りやすくなったこと、
が主な変化です。
特に食べ物が口に残るので、今まで以上に水分が必要です。