大雪戦のゲーム開発日誌 -2ページ目

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13Oct
- デジゲー博2018のお知らせなど
  ども、宗です。本日は、あと1ヵ月後に迫ったデジゲー博2018の展示物の予定のご報告などを。大雪戦としては、新作『LETHALOPERATION-Arms of justice-』をどうするかが焦点なわけですが・・。残念ながら、まだ完成品を見せられる段階ではないですねー。ですが、そこでこちらです。デジゲー博インディーズシューティングゲームキャラバン＞＞特設ページ＜＜速い話がデジゲー博でSTGを出している一部のサークルを巡ってスコア合計点で勝負しようぜっていう企画です。こちらに大雪戦も参加しまして、スコアタ用のステージとチームを現在準備中です。前回の反省から回転効率のために編成や装備は固定とし、決定ボタンですぐ始まるようにしておきたいと思ってますがこの人↓は確実に操作キャラに入れておきます。またなるべく新武器を優先的に装着させておきますので、「ボンディング」や「エコー」の使い勝手がどんなもんになるかをそこで試して頂ければ、と考えてます。なおこのインディーズキャラバンで優勝を狙うのであれば、高得点を取るテクニックも必要ですが、参加サークルさんは全部で１０もあるので、制限時間内にいくつ回れるかという効率も重要だと思われます。とはいえ、デジゲー博は年に一度の挑戦的なゲームが集まるお祭りです。前は海図の上の模型を動かして操作する海戦ゲームとかありましたし。。。シューティング以外にも面白い発想やアイディアを持ったゲームがいっぱい楽しめる場所ですのでめいめいの好きな形で楽しんで頂ければと思います。既出のゲームや資料集もいつも通り持ち込みますしね。はい、では本日はそんなところで～。
24Sep
- リーサルアームズ・オブ・ジャスティス開発記7『武器を生産する２』
  はい、引き続きオブジャス用のウェポンの作成です。予告通り、具体的なブツを見せながら新兵器紹介と参りましょう。ただ、今回、複雑な動きのウェポン作成を簡単にするための関数づくりに苦戦しまして…。新兵器の中でもシンプルな傾向のものの紹介になります。■ワインダータイプ：スナイプ属性：ブレード上下に射出し、カーブを描いて前方の敵の位置を通りすがりに斬りつけキャラの手元に帰ってくる、ヨーヨーに近い性質を持ったウェポンです。ブレードが得意なキャラが使えばいろいろな効果が乗りますし、ヨーヨーに近いということは…。■ハイスタンプ　■エリートスタンプタイプ：ワイドショット属性：ロックオンルギッタ編、レイ編では連射力がなく、なにより威力が最低レベルだったため序盤しか出番のなかったスタンプですが、その上位互換バージョンです。弾数・速度は当然上がり、威力もそこそこ、なにより広範囲に撃てる貫通弾なので片っ端からロックオンします。スキルの『〇〇アイ』シリーズ持ちのキャラであれば、ボンドやブレイクを起こしまくれるかも？■ライトレーザータイプ：チャージ属性：ブレイクシンプル・イズ・ベストの方向を極めるべく開発されたチャージショットです。他のレーザー兵器に比べ照射時間は短いもののチャージ完了がルギッタのダブルスマッシュよりも早い。先端から敵に当てることで、ブレイク→連続ヒットも発生します。２ループチャージで３本撃てます。まあ、軽いブレイク属性持ちは非常に便利なため入手できるのは中盤以降になるでしょう。■ブラックハーツタイプ：ワイドショット属性：なし自身の身体を覆うように、大量の拡散弾を後ろの向かって射出する後方攻撃に優れたショットです。本作の場合、向きは自由に変えられるので、背中を向ければ普通の拡散弾としても使えますが↓前方で敵に接して連射すれば、全弾根元でヒットします。総合的にみて、玄人向けのショットと言えるでしょう。こんな感じで、前回紹介したエコーやボンド以外の部門もいろいろと新兵器を開発中です。新キャラの専用装備も、今回は調整が間に合いませんでしたがきっちり枠を用意して開発中です。このウェポンについてはそう遠くない時期に、動いているものをお見せできると思いますので、もうしばらくお待ちください。と、今回はそんな感じの兵器紹介でした。次回はスフィアタイラントかな…。あれはネタバレどころか、先に説明しておいた方が扱い方が理解しやすいような所がありますからね。それでは、本日は以上で。
09Sep
- リーサルアームズ・オブ・ジャスティス開発記６『武器を生産する１』
  ども、宗であります。やっぱり新作の開発状況となると、話せないことの方が多いのでなかなか厄介なものですね…。まあ今回と次回は順当に、新システムも絡めて武器の話などしたいと思います。武器を生産する　１完全新作の場合と、このオブジャスのようにすでにあるデータも使用していく場合では、実はちょっと考え方が違います。完全新作の場合、作る装備の中でバランスを考え強いの、弱いの、王道、邪道を揃えていくものです。ですが今回のような場合は、すでにあるものが築いたバランスに合わせ強いの、弱いの、王道、邪道と取り揃えていく…。っていうのは５０点の考え方です。人間てものは同じくらいの「使い慣れた武器」と「新しい武器」があると「使い慣れた方」を取るんで。（その方が攻略が楽ですから）その結果、遊んだプレイヤーはどう感じるか。「新作？もう一回遊んだだけやったなぁ」という感想で終わってしまいます。よって考え方の順序は逆であるべき。１．まず新武器に使う理由、優位性を用意する！２．「それ」を保ったまま、１つのゲームとして頑張ってバランスを整える！結局、既出データも使うというのは楽なことばかりじゃないってことです。というわけで・・・。ロックやブレイクなどの武器属性に、新たに２つの属性を追加しました。１つは「Echo」　＝反響弾。こっちは要するにチャージショットの「ハウリング」やスフィアタイラントの「ヒノカグツチ」の連鎖誘爆効果を属性化したもの。要は、敵に当てると増える弾です。敵多数時の殲滅力は特にプロトスフィアをプレイした方ならご存じかと思います。とはいえリーサルオペレーションは戦場の質が違い、「ハウリング」も「ヒノカグツチ」もあまり目立つ活躍はできませんでしたが…。それが、もう一つの新属性弾の追加によって話が変わるのです。そのもう１つとは「Bonding」　＝接着弾。敵にあたるとダメージを与えると共にブロック化して敵にくっつき、そのブロックに与えたダメージもくっついた敵に入ります。ただそれだけならちょっと敵の当たり判定が広くなるだけですが、貫通攻撃と組み合わせれば、本体とブロックにまとめてヒットで倍率ドン！ブレイクと組み合わせればチェーン数までドン！上記反響属性のショットと組み合わせれば…わかりますよね？敵がすばしっこいなら固めればいい、弱点がないなら作ればいい、というような上位の接着属性ウェポンも予定してますのでご期待ください。試作段階でも、ガチガチブロックをくっ付けてから大きな一撃をぶちかますのがめっちゃ気持ちよかったです。ただ、威力のほうもヤバかったので（紫フロッグが初期レベルで瞬コロ・・）うまいバランスに頑張って落とし込みたいと思います。はい、本日はこんなところで。次回は具体的な新兵器をいくつか紹介できればいいな…と思ってます。
26Aug
- リーサル新作開発記5『タイトルを決める』
  ども、宗です。カンブリア・ソードのRTAがひと段落して、夏コミも終わったということで元の新作開発記に路線回帰です。という訳で、今回はゲームタイトルについてです。ゲームタイトルというものはイメージの重要な一翼を担ったり、物語の大切な軸を示したり、ここぞという時にタイトル回収して盛り上げたりと、製作側からすれば、１回だけ使える強力な手札です。さらに、何かの記事でも委託ショップでも、どんなに１つ１つの扱いが小さい場合でもゲームタイトルだけは必ず提示されます。よってゲームタイトルはめっちゃ重要。用途は多数あるものの、呼称として通じればいい、なんてことは考えられないです。しかしそれでも、コミケの同人ゲーム島を渡り歩いてみると、体験版なんかの半分はタイトルに（仮）ってついてるんですよね（汗名前の考え方なんていくらでもあるので、及第点のタイトルを考えるのは簡単です。なのになぜ（仮）が増えてしまうのかというと及第点なら簡単でも、ベストと思えるタイトルをつけるのは非常に難しいからです。考え尽したって結論が出るまではすごく時間がかかりますしね。なので、ゲームタイトルが決定する時は「これ以上は無い！」というタイトルを見つけた時か、「もうダメ！完成しちゃう！」…という時、になります。ちなみに、たわーおふぇんす！の場合…。タイトル＝ゲームコンセプトでしたからほとんど自動的でした。その名前に多くの人が「なにそれ！？」となる。しかし遊んでみると本当に「わたーおふぇんす」だったりする。それも「TDが攻める」というのと、文字通り「縦積みされた味方が攻め込んでいく」という２つの意味で。これほど強力なタイトルはそうそうあるもんじゃないです。逆に『迷子の量産型ロボット』とか、無難な名前で売られていたら…。「すぐ死ぬパズルアクション」としか感じない人が多発し、そのシステムを褒めてくれる人は今の半分もいなかったでしょう。では、本作はどうなのか、というと。シリーズものではあるのですが、その命名規則に従うのは諸事情でよろしくなく、５月から月２回の頻度で、相方のTBNと「こんなのはどうか？」「あーでも、こういう意味が欲しいんだよー」的なやり取りをしては持ち帰り、互いに考えてからまた話す、というようなことを夏コミ後までやってました。結果、決定したタイトルがこちら。LethalOperation　－Lethal　Arms of Justice -です。つまり今制作中のゲームとは、リーサルオペレーションシリーズの第３弾にして、最後を締めくくる１本、ということです。『ルギッタ編』『レイ編』ときて『Lethal Arms of Justice』とくると「流れ的にどういうことなの？」と思われるでしょうがその辺も含めてこうなんです。真相はプレイしてのお楽しみという事で、ご期待下さい。あと、タイトルだけじゃなんですので、新たに追加された機能を軽く１つ紹介しておきますね。はい、このセーブ・ロードデータの右下にあるやつ。『達成率〇％』レイ編、ルギッタ編にはなかったものですが、今回はこれを採用します。必要ですから。……リーサルクライシスからのプレイヤーさんなら、どういう意味か、わかりますよね？（達成率がないと、真エンドに到達してないのに　クリアしたと勘違いしちゃうプレイヤーが続出するってことです）はい！ではようやくゲームタイトルも発表できたということで。次回からはタイトルも「Lethal Arms of Justice開発記」と改め、紹介しても大丈夫な所を抜粋して、少しづつお話ししていきたいと思います。それでは～。
19Aug
- BiimシステムRTA動画作成記5（終）『編集・投稿する』
  はい、次のコミケとデジゲー博の申し込みも済ませまして、一息つきながら戦利品を遊びつつ次回作のシステム作成もボチボチしている宗です。さて、RTA動画の作り方についても今回が最後です。実際のところ興味がある人が一番知りたいのもここでしょうね。というわけで、今回は編集作業についてです。１）最初の恒例説明文をつける。動画のマナーとしても、視聴者になんの動画か示すという点でも必須です。さらにいうと、一度作れば２つ目をつくる時はまずコピペして、（ゆっくりムービーメーカーは多数のキーをまるとコピペできます）使うなり、アレンジするなりすればいいので、しっかり作りましょう。自分の場合はこんな感じ。注意っぽく赤字も使い、時間差表示を行っています。あと確認の意味を込めて「OK?」というボイスも後からつけました。２）RTA動画を配置し、適度に切り分ける。２０分以上なら、複数パートに区切った方がいいでしょう。あんまり長いと見る側がダレますし、ネタが濃いと疲れさせてしまい、濃さが裏目に出ます。（自分の体感だと、１５分くらいが手ごろかなと）ちなみに、後で分割するのは非常に面倒ですし、編集時にPCへの負荷もかかります。ボス戦勝利後などの区切りのいいところで分けて、別々の動画素材にしておきましょう。ついでに、少しだけダブらせて、前パートの終わりを次パートの始まりに含めておくと、前回の説明からの話はじめがスムーズにできます。３）ざっくり解説を振り、倍速を入れていくさ、ここからが本番です。・ゆっくりと解説枠をゆっくりメーカー上に配置し、　マウスで適切な位置とサイズに置いて「ロック」する。・１パート分の動画をゆっくりムービーメーカー上に張り付けロック　いっぺん動画を観る。一度確認するのは後で矛盾を作らないためです。ちなみにｃｔｒｌ＋ホイール操作で、全体のタイマーの刻みを拡大/縮小できます。広い範囲を見渡す時は上記図のように縮小してやると作業しやすいです。・頭からざっくりと、ゆっくりボイスを入れていく。くちの形のアイコンクリックすると、タイムラインにゆっくりボイス用の「キー」が置かれ、同時にメッセージ編集用のウインドウが開くので、言葉を入力して、「|→」ボタンで発音させます。「は」や「へ」、読み方が異なる漢字は発音側を直接いじって修正します。※この調整を応用すれば、声で建前を、　文字で本音をしゃべらせたりもできます。・「間延びした部分」は前後を切って、２倍速にする。まずは分割、切断したい場所に再生位置を合わせて、「再生位置で分割」倍速したい部分の前後を分割したら、その箇所をダブルクリックして編集、「倍速」を好みの速度に変更する。　（倍速は音が耳障りになるので、音量も２割ほど下げるといいです。）倍速にした分、後ろに隙間ができるので、切った後の動画のバーを掴んで寄せてぴったりくっつける。これで倍速処理はOKです。・最後に通しで聞きながら、解説がテンポよく聞こえるように　発声タイミングや文章量を調節していく。少し多めに作って、面白味の薄いセリフはボツにするくらいがちょうどいいと思います。解説文やボイス、BBは後回しです。ネタというものは差し込み可能な場所に入れるものではなくもっとも適した場所に入れるべきものです。最後まで文字入れが済んでから、考えて入れましょう。で、ゆっくりボイスを付け終えたら、この辺で１パートだけmp3形式にして出力してみましょう。またかよ、と思われるかもしれませんが、１分程度の短いサンプルでは気づけない、音、映像、セリフのどれか１つだけがわずかづつ遅れていくことが結構あることらしいので…（宗も音が遅れることがありました）。というわけで、今回は少し丁寧に手順を解説しましょうか。A）ゆっくりムービーメーカー上でファイル＞出力＞〇〇.exoファイルを保存B)Aviultを起動（連携ができていれば、自動的に起動します）　拡張編集を選択し、キー配置ウインドウを表示する。C)Aで保存した〇〇.exoファイルをそこにドラック＆ドロップ。プラグイン設定が最低限出来ていれば、Aviult上でもゆっくりムービーメーカーと同じようなキー↓が表示されます。D）ファイル＞プラグイン出力＞拡張x264出力（GUI）Exを選択。E）その先の保存先選択画面で、「ビデオ圧縮」を選択して、　設定画面を開く。F）プロファイル＞ニコ動＞ニコ動３０分未満　を選択後、保存を押して設定画面を閉じる。G）ファイル名をつけ、保存を選択。するとコーディングが始まり↓１～３時間後にはmp4形式になった動画が生成されます。時間がかかるものなので気長に待ちましょう。※ズレが起こったり、音か映像が丸ごと無効になっていた場合は　大抵プラグインの設定が原因です。　Aviul＋その症状などのワードでグーグル先生に聞いたりして、　正しい設定を模索しましょう。上記が大丈夫であれば仕上げです。４）解説やネタを入れて仕上げるよく使われている音素材はニコニ・コモンズの音声素材、動画素材にあります。作者によって音量は結構違うので、使う時はしっかりボリューム調整をしましょう。もし最大でも小さすぎる時は２つ作って重ねるとそれなりに大きく聞こえます。あと、ここにあるものだけだと個性が出ないので、外も探しましょう。「動画　〇〇」で検索すれば大抵のものは見つかります。もちろん元の動画そのままでは素材として利用できませんが、そこはすでに録画環境とAviultがあるのだから、それらを駆使すればなんとでもなるでしょう。ただ、迷惑をかけないよう複製元には注意と敬意を払いましょう。あとはちょっとしたコツですが、序盤は笑えるものやツッコミ待ちのネタ優先。ボス戦や終盤は盛り上がるネタ（デッデッデデデデ等）やカッコいいものを優先するといいです。どんな娯楽でも、盛り上げ方や緩急のつけ方は面白さに直結します。ネタがすんごい濃ゆい兄貴でも、よくよく見てるとここぞという時は白熱した実況と、ネタはネタでも燃えるネタをチョイスしてますよ～。５）ニコニコ動画に投稿するモノさえ完成すれば後は簡単です。ニコニコ動画のマイページにある「投稿」を選択、さらに「動画を投稿する」を選択。次の画面でドラック＆ドロップで動画をアップした後、必要情報やサムネ画像を決めて入力していけば、投稿完了です。「biimシステム」と「biim兄貴リスペクト」は定期的に巡回している視聴者がかなりいらっしゃるようなので、（私もその一人ですが）タグ設定を強く推奨します。と、そんなかんじで。宗がカンブリア・ソードを題材に行いましたbiim式動画の作成解説は以上、それを踏まえて作成した動画がこちらになります。・カンブリア・ソードRTA Part１/４・カンブリア・ソードRTA Part２/４・カンブリア・ソードRTA Part３/４・カンブリア・ソードRTA Part４/４今回は題材が良かったこともあり、カテゴリーランキング２７位、再生数は４万に届こうかという今まで投稿した中でも一番人気でした。このような良き作品を作り上げたサークルVAGUES GAMES及び、作者のおかださんに感謝です。では、本日は以上で。次からはまた次回作の制作日誌を再開したいなーと思っております。
11Aug
- BiimシステムRTA動画作成記4『編集環境を整える』
  どもです。まずはコミケお疲れ様でした。今回は新作を出せず、期待されていた方、申し訳ありませんでした。あと、今回はほとんど店番で座っていたので、他サークルさんを見て回れなかったんですよね。少し時間をかけて、ゆっくり情報を集めたいと思います。と、アイサツを済ませたところで本題へ。実際には、もうコミケ当日の朝３時に完成させて（汗ラストまで公開しましたので、よろしければこちらをご覧ください。・カンブリア・ソードRTA Part１/４・カンブリア・ソードRTA Part２/４・カンブリア・ソードRTA Part３/４・カンブリア・ソードRTA Part４/４さて環境を整えるという話ですが…。たぶん、Biim式動画を作ろうと思った場合、ここが最難関です。PV動画作成経験のある宗が土日をマルっと使い潰してなんとかなったくらいなので。逆にいうと、編集環境さえ準備できれば、あとは時間さえかければ、完成・投稿にたどり着けます。難所とはいえ、多くの人が苦労しつつも乗り越えていますのでなんとか頑張りましょう。１）「ゆっくりムービーメーカー」をインストールする「Biimシステム」と名前がついてはいますが、専用の編集ソフトなどがある訳ではないのでゆっくり動画作成用のゆっくりムービーメーカーを使用します。自分はこちらのまとめサイトを参考にして導入しました。https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/339.html２）「aviutl」と、必要なプラグインをインストールする「ゆっくりムービーメーカー」は実際のところこの「AviUtl」で使う動画素材を作るソフト、というものです。よって作ったデータをAviUtl用に変換して、それをAviUtlで公開用の動画として出力する、…という作業工程が必要になります。上記のまとめサイトにもありますが、また、AviUtlは拡張性が高いソフトであり、必要な設定と、プラグインデータで拡張をしないと、ゆっくりムービーメーカーで作ったデータをきちんと再生できません。必要なプラグインデータは複数あり、自分はこれら↓のプラグインを、この順序で並べたらうまく行きました。ただ、どうやらPCによって個体差があるらしいので、このあたりはまとめサイトを読むなり、グーグル先生に聞くなりして試行錯誤して下さい。同じところで苦戦した人は多く、沢山の解答がヒットしますので、諦めなければ正しい答えはきっと見つかります。３）ゆっくり（宗の場合はうどんげ）の　　データセットをネット上で手に入れ、登録する。ゆっくりは有志が作ったものを使わせていただく形になるので、自分が使いたいキャラのデータを探してきて、ゆっくりムービーメーカーで登録する必要があります。（霊夢ならデフォルトですぐ使える）といっても、まとめサイトにある通りにやればここは簡単でしょう。新しすぎるキャラでなければ、東方のヒロインはほとんど見つけられると思います。４）解説用の枠を用意する。飾りっ気のない四角の枠なら、ゆっくりムービーメーカーの図形機能で作れますが、個性を出すために、枠の画像を用意することをオススメします。１種類あれば複製後、横長、縦長にサイズを変えて当てはめればOKです。ただ、自分の場合はそれも面倒なので、一枚のウインドウセット↓を作って各RTAに流用しています。以上の環境整備がそこそこ整ったら…。５）試しに短い動画をMP４化してみる本気で編集を始める前に、ちゃんと出力できるかどうかチェックしましょう。　・動画　・ゆっくりボイス付き文字　・静止画　・効果音が入ったサンプルを作り、ゆっくりムービーメーカーからaviuｌtにデータを移して、実際にエンコードしてみましょう。（まずゆっくりムービーメーカーの「出力」ボタンでexoファイルを作り、　それをAviUtl「拡張編集」のタイムラインにドラック＆ドロップ。　そうして移動ができたら、それをプラグイン出力でMP４化です。）なお、動画制作者の間では常識ですが、このMP4化するエンコードは、非常に時間がかかります。今回投稿した動画は、どれも３時間くらいかかりました。なのでまあ、一回試すだけなら短い方がいいでしょう。最終的にMP４形式で、ゆっくりムービーメーカー上で見た通りの動画が出来上がっていればOKです。その環境を使って、面白い動画をどんどん量産してください。はい、今回は以上になります。来週に編集の解説をして、「biim式動画制作編」は〆たいと思います～。
04Aug
- BiimシステムRTA動画作成記3『走る』
  どもです。本題の前にコミケ前恒例の業務連絡を。先ほど、えーでるわいすさんが音頭を取っている『コミケ(C94)同人ゲームまとめ動画』が公開されました。＞＞こちらのページから＜＜お好みの環境へ飛んで、是非ご覧ください。今回ウチは既出作のみなので提出していませんが、ニュージェネレーションの風、とでも言いましょうかより自由な作品が増えて来ていると感じましたｗあと、うちの相方もでている萎えラジは…。すまねえ、実は昨日だったんだ…。いや、毎回コミケ直前の土曜日だったんで、すっかり油断しておりました…。事前に告知できず、申し訳ありません。と、業務連絡を済ませたところで。本日はbiimシステム動画の中枢となる、ランの話です。一切タイムを削る余地のない、完璧なプレイを録画できれば理想ですが、それはそうそう実現できるものではないです。そこに少しでも迫るために、通常プレイとは違った、RTAなりのゲームプレイが要求されます。１．他者のプレイを研究するまず最初に、これ推奨です。一人でひらめく攻略法などたかが知れていますし。走るゲームの動画がネット上にあったら、いっぺん目を通しましょう。、RTAでなくとも情報の宝庫です。実際今回の自分のプレイも、こちらの動画を大いに参考にさせていただきました。１２番武器が強いなんて、これを見るまで思ってもみませんでした…。２．パターンや能力を「解析」する次に自力で攻略を固めていくわけですが、単に敵の弱点や死角だけではなく、自機や敵がどんなロジックで動いているのかも解析していきます。我らがbiim兄貴はネタになるガバプレイも目立ちますが、解析力と、その眼力はすごいものがありますし。特にアイテム出現やボスの行動パターンの、「ランダムか・確定か？」の見切りは非常に大切です。完全ランダムだと思っていたボスの動きが、特定タイミングだけ固定だったなどを発見できたりしたら、それに備えるだけで安定も加速もできますからね。本走のつもりだった録画を犠牲にしてでも、確認する価値があります。３．区間走を行い、目標タイムを決めるだいたい集められる情報を集めきったら、腕を上げるために区間走を繰り返します。どんなに素晴らしい攻略法が手元にあっても実行できなきゃ絵に描いた餅ですから。その点、今回のカンブリア・ソードは、ステージセレクトが資料集に載っていたのでやりやすかったです。この区間走で、アクションやSTGなら指にテクニックを覚えさせ、RPGならチャート通りの動きを、なるべくそらで行えるように頑張りましょう。RPGの長くて複雑な道のりを、全部チャート見ながら本走、なんてまず無理でしょうしね…。また、区間走時もタイムを計り、目標タイムを決めましょう。通しのテストランで決めてもいいですけどね。５．本走に挑む十分に腕を上げ、目標タイムも定め、いよいよ本走です。これは実際にやった人しかとわからないと思いますが…めっちゃ緊張します。べつに失敗しても撮り直せば済むのですが、そのやり直しを何回繰り返したと…！ってのがありますから。１発うまく行けば、すべてが報われる訳ですし、緊張するのも仕方のないことです。まあ、本走はあまり気張らず「１日１度、序盤のタイマーストップは２回まで」みたいな感じでやるといいんじゃないかな、と思います。頑張って下さい。で、いい記録が出たら次は編集に入ります。実はもういい記録が出ているので編集するとこんな感じになる、というものをせっかくですからご覧いただきましょうか～。カンブリア・ソード RTA1時間17分29秒 Part1/4前回もいいましたが、いい記録の動画の方が編集作業は断然ラクです。スーパープレイならそのまま解説するだけで見る人を楽しませることができますし。それに面白いガバプレイというのは結局、そこまでの苦労や努力、つまりはグットなプレイが台無しになるからこそ面白いもんですぜ～？目標がbiimシステム動画の投稿であっても、RTAは競技です。真剣に走って、いい記録を出してください。はい、本日はそんなところで。
29Jul
- BiimシステムRTA動画作成記２『録画環境を整える』
  どもです。いまやっているカンブリア・ソードのRTAはできれば夏コミ前に公開しちゃいたいので巻きで行きます。前回も説明した通り、BiimシステムのRTA動画に必要なものは以下の通り。　１）RTAを走るゲーム　２）RTA用の攻略データ　３）プレイを録画する環境　４）録画映像に一緒に映るタイマー　５）ゆっくり動画の編集環境　６）作った動画をUPする環境単純に考えたら、次は決めたゲームを如何に攻略していくところですが…。初挑戦の場合は、録画環境の整備も並行して進めて行ったほうがいいでしょう。宗は大雪戦のPV動画である程度知っていましたが、そうでない場合いい記録を出せたのに、動画配信までたどり着けない…。という悲劇を生む可能性がありますので。たぶん、初めての人にはけっこう面倒ですしね。１．録画用ソフトウチの場合、かなり昔からBandicam（バンディカム)というソフトを使用しています。操作が直感的で使いやすく、ウインドウ指定だけではなく、指定した範囲のモニター出力の録画もできます。　　　　上記公式ページで体験版なら無料で使用でき、製品版との違いは「広告文字が録画した画像に入ってしまう」以外は些細な差なので、自分に合うか合わないかは無料版で試すと良いでしょう。２．タイマーいろいろありますが自分はKAZAMITimer（かざみタイマー）を使用しています。これをゲーム画面の邪魔にならない場所に置き、ゲーム画面と同サイズのモニター出力を録画すればRTA動画の撮影はOKです。また、PCで遊ぶアクションやSTGの場合、キーボードよりゲームパッドの方が断然有利なので欲しいです。「無線」より「有線」の方が反応がいいのでオススメします。それとPCで起動できるソフトではない場合、アマレコTVなどのキャプチャソフトとPCとゲーム機をつなぐ端子が必要になります。ゲーム機ごとにけっこう違うっぽいので、走るゲームに合わせて、検索なりして調べましょう。ここまでできれば、Biim式には届かなくても世界記録を出してスピードランドットコムに登録したり、RTAを走った記録としての配信はできます。あとはまず通しクリアを行い、区間テストランを繰り返し、他人の動画を観たり考えたりして攻略表やチャートをまとめあげ、本番に臨むだけです。（本番時、こういう表やチャートは印刷推奨です。　エクセルのままだと誤操作が怖すぎますし、処理も重いです。）ま、本番といってもRTAの場合、失敗しても撮りなおせば済むんですけどね。前回も言いましたが、いい記録を素材にした方が断然編集しやすいです。RTAのランは本気で頑張りましょう。では、本日は以上で。
22Jul
- BiimシステムRTA動画作成記１『題材を決める』
  えー…。現在作成中のゲームについて。敵と自キャラのリスト作りは、一部の事情ありキャラ以外は登録し終えたのですが…。その次の制作過程は、どう考えても『新システムの実装』なんですよね。しかし一方で「ゲーム名」の決定がまだでして。できれば新システムは、ゲーム名の発表を皮切りに１つ１つ紹介していきたいので…。というわけで、シリーズ新作制作記はいったん置いといて。最近気晴らしと勉強がてらやっているRTA動画の作り方で、時間稼ぎをすることにしました（汗たぶん夏コミが終わったら戻ってきますので、ご了承下さい。（もし同人ゲームのRTAランナーが増えてくれたら　それだけでもやる価値あるだろううし…。）ではまず、『RTA』と『Biimシステム』から説明しましょうか。ぶっちゃけていうと↓地獄のヘリコマンドーRTAとか↓アガルタRTAのことです。『RTA』とは「リアルタイムアタック」の略であり、いかに早くエンディングにたどり着けるかを競うゲームの競技プレイのことです。で、『Biimシステム』というのは、そのRTAのプレイを第三者が面白く閲覧できるように「ゆっくり実況」や「解説枠」などを編集でつけたものです。つまり、自分で走ったRTAの記録動画を「素材」に見て楽しいゆっくり実況動画を作る！！ということですね。多くの人を楽しませるためのもの、と言う点でゲーム作りにも通じるものがあるんじゃないかと思ってます。BiimシステムのRTA動画に必要なものは以下の通り。　１）RTAを走るゲーム　２）RTA用の攻略データ　３）プレイを録画する環境　４）録画映像に一緒に映るタイマー　５）ゆっくり動画の編集環境　６）作った動画をUPする環境その中でも最重要はやはり１）RTAを走るゲームこれです。まず自分がすごい時間遊び倒せるゲームであることが必須。RTAである以上、そのゲームを徹底的に遊び倒します。ただ流行ってるから、程度の理由でゲームを選んでも編集どころか、いい記録を出す所まですら気力がもたないでしょう。その上で、他の人をあっと驚かせるプレイができるとか、豊富な話題を用意できるゲームであるとか、そういう所加味して決めるといいでしょう。また、リリースされたばかりのゲームは控えましょう。RTA動画というのはゲームの大部分のネタバレを含むため、プレイ前の人の目に触れると、苦情がきてもおかしくないです。期間についての定義はありませんが最低でもリリースから半年は空いてた方がいいと思います。あと、biimシステムの動画の場合、必ずしもRTAが速い＝良いではないのですが、いい記録の動画を素材にしたほうが圧倒的に編集しやすいです。見て面白い失敗（メガトンコインのように）も確かにありますが、面白く見せるには編集力やセンスが必要です。ヘタクソなRTAになってしまうゲームは避けましょう。それと最後にもう一つ。「昔頑張ったけどクリアできなかったゲーム」というのはけっこうオススメです。リベンジしてやろう、と思うと不思議とモチベーションが上がりますし「１秒でも早くクリアする」という、より難しい目標を立てて攻略していくと、案外スルッとクリアできるんですよ、これが。それに、自分が悔しくもクリアできなかったってことは、同じように最後までたどり着けなかった人がいるでしょうからね。RTA動画はそういう方々に喜ばれます。と、そんなもろもろを考えた結果、宗が走る第三のRTA動画はたぶんコレ↓になります。そう『カンブリア・ソード』です。ネタは濃すぎて話しきれないくらいあるでしょう。なんせカンブリア紀の生物達の宇宙戦争ですし。またSTGはタイムに差が出にくいものですが、このゲームのプレイ時間は半分がボス戦なんで普通プレイとRTAでは、けっこー差がでると思います。・・・ま、２D横シューを最近遊んでなかったから、必要になる前にカンを取り戻しておきたいって事情もありますけどね。はい、そんな感じでした。次回は録画準備のお話しをしたいと思います。
01Jul
- リーサル新作開発記４『空箱と名簿を作る』
  ども、一週あけまして3週目ぶりの宗です。夏コミのサークル発表などはひと段落つきましたが、作成的には序盤の踏ん張りどころ、に来ています。空箱と名簿を作るゲームというものはざっくり言って「マップ（シーン）の上で　オブジェクト（キャラ）を動かす」ことで進行します。テキストや音も広義的にオブジェクトの１つとすれば、ジャンルを問わず、すべてのゲームがそうだと言っていいでしょう。で、「シナリオ」と、「ある程度の画材」が揃ったならば。この「シーン」についてはオープニングからエンディングまで、必要なものを割り出して、全部先に用意してしまうことにしています。画材は代用でも白い箱でもいい、重要なのは「数」と「シーンの名前」です。また、味方キャラ、敵キャラについても、制作予定のものは名前を全部つけて、ステータスはとりあえずみんなコピペでいいので、登録だけは全員分済ませてしまいます。この作業が実はけっこーしんどいです。まだ存在しない制作中ゲームの完成像を想像しながら最低限は？より面白くするには？といろいろ考え、悩みながら完成品とは程遠い、簡素なデータを地道に増やしていくだけですから。苦労やかかる時間の割に、作る喜びが薄いんですわ～。「だったら序盤から順々に仕上げていけばいんじゃね？」というのは、ゲームの規模が小さければありです。しかしデカい場合はとてもオススメできません。面白いゲームというものは、ギミックにせよパワーアップにせよ、そういう要素が存在すればいいというものではなく、さらにそれらが全体に適量分配されてこそ面白いのですから。この配分はプロでもけっこう失敗する難しい仕事です。さらに宗はよく思いつきでトンでも装備を制作途中で追加します。そこうまく乗り切るためには、空箱と名簿は絶対に揃っていた方がいい。まあこれについては、以前同人ゲーム制作ノウハウの『需要と供給』で詳しく書きましたので、興味がある方はこちらをご覧ください。このペース配分はその道１０年のプロでもよくしくじる、かなり難しいポイントですからね…。ちなみに、作った箱と名簿は、その後、絶対変更しちゃダメ、なんてことはないです。そんな縛りをしたら、むしろ先に作ったことが裏目に出ます。大抵敵は10％、箱は20％くらい、こうした方がもっと良い、などの都合で増やしたり差し替えたりしてます。ただし多人数制作の場合、没が出たら周知をして、必要なら謝罪もきちんとしましょう。同人でゲームが完成しない原因て、かなりのものが仲たがいからの事故でしょうしね。。。。では、本日は以上で。ちなみに名簿の方は大体終わって、必要な数はそれで間違いないんですが…。…こんなに使いこなせるのか……いや、そもそも作れるのか…？と、巨大な山岳を見てしまった気分でした（汗
10Jun
- リーサル新作開発記3.5『画像ロードの切り分けと先読み』
  と、本日はまず先に報告を。夏コミことコミックマーケット９３金曜日西地区 "る" ブロック 39b大雪戦で、当選させていただきました。今回は、まあ『たわーおふぇんすでんじゃらす！』がメインの出し物になりますね。今開発している新作は、すごい奇跡的な爆進でも起こらない限りまだちと厳しいだろうと思います。で。本当は、今日こそゲームタイトルを！―と思っていたのですが・・。ちょっと相方から「待った！」がかかってしまったので。もう少しの間、タイトルを熟考です。というわけで、今日は『画像ロードの切り分けと先読み』の話でお茶を濁したいと思います。ゲームを起動してから、タイトル画面が表示されるまでの間って、どんなゲームでも結構長いですよね。あれ、大体のゲームは後で必要になる画像や音声データを必至こいて読み込んでる時間だったりします。例えばリーサルオペレーションくらいになると、割と性能のいいPCでも、もしタイトル画面からエンディングまでのデータをいっぺんに読み込んだら1分半～２分はかかるでしょう。いやもう数が数なんで。そこで重要になってくるのが、「分割」と「先読み」、な訳です。まず「分割」について。話だけなら簡単で、タイトル画面からエンディングまで全部読むから時間がかかってしまうわけで。タイトル画面に必要な画像データだけなら、↓の３枚だけなので、1秒くらいしかかかりません。というわけで、最初のロードはタイトル画面と、頻繁に共有するフレームやフォントだけを読み込む。次の、ロード画面で必要になるフレームや味方ユニットのグラフィックはタイトル画面からロード画面への切り替わり時に読み込む。さらにステージ開始前は、次のステージで出てくる敵と背景をチェックして、その敵と背景だけを切り替えの暗転中に読み込む。…と、このようにこま切れにして読み込めば、それぞれのロード時間は数秒で終わり、プレイヤーさんのストレスにならなくなるわけです。ただ、製作の手間でいうなれば、全部まとめて最初に読むほうがはるかにラクではあります。分割する場合、どこで切るかを間違えて、まだ読み込んでない画像を表示しようとすれば即エラーですからね。あと、同じ画像を破棄せず2回読み込むのもダメです。その瞬間は通ることもありますが、その画像を消した後、なぜか生き残ってしまうのでボタンの掛け違いが起こり、後になってエラー終了します。（すみません、ルギッタ編初期のバグは半分がコレです…。）なので、読み込みの切り分けはできるだけ早くから、計画的に行うべし。後からだと、宗と同じ地獄を見ますよー・・・。で。その切り分けをさらに一歩進めると、「先読み」っていう話になります。ゲームってのは常にメモリ全力でフル回転してるってーことはなく、当然、緩い時とキツイ時があります。くっそ大量の敵が弾幕吐いたり、リザルト計算＆セーブデータ更新中などは大忙しですが、他はそれらの半分もなく、ゆるゆるです。「だったらその緩いときに　裏でこっそり画像読み込みをやっておけば　ロード時間とかチャラにできるじゃん」というのが先読みです。これについては使ってるエンジンとプログラマーのセンスがモノを言う世界です。ウチは…まあ専属プログラマが居ないので、あくまでも安全第一です。シーン切り替わり前のプレイヤーがキャラを操作できないタイミング、1秒くらいを先読み時間に当てています。（それだけでも開発中はエラーの原因になりまくりですが…）慣れた作り手だと、普通にステージを遊んでいる最中に裏で読み込みをやらせてるらしいです。必殺技の発動演出中にその必殺技本体の画像を裏で読み込ませるとか小刻みにやっている人もいる、とか。ちなみに最適解はプレイヤーが快適にプレイできればいい、これに尽きます。細かく刻み過ぎても、ロード画面の頻出やカクカク動作が起こってそれはそれでストレスになるとのことですし、最終的には出来上がったものから感じとるしかないでしょうね～。今作の場合は…まあ『たわーおふぇんす！』の遺産を基本的には引き継ぎつつ、少し改良を加える感じでやってます。表には一切見えない部分ですけどね。はい、本日はそんな話でした。ゲーム開始前のロード時間が気になっている若手の制作者さんがもしいらしたら、まずざっくり2分割して「タイトル画面以前」と「タイトル画面後」に、読み込みタイミングを分けてみてください。それだけでも、だいぶ印象が変わりますよ～。
27May
- リーサル新作開発記３『必要画材をリストアップ』
  ども、宗です。本日は、やることが決まってたら簡単に作れる、『必要画材のリストアップ』についてです。（実行が楽かどうかは別です）当たり前の話、ゲームってのは好きな場面、好きなキャラだけ用意すればあとは勝手にゲームになる訳ではありません。１０分もすれば二度と会わなくなるような雑魚敵や、たかが通常弾、誰も気に留めない街の中の床板１マスまで、ゲームの中を構成する画像は「すべて用意しないと」ゲームは完成したゲームにならないわけです。どうでもいいところでも、手の抜き方を間違えると、一生懸命作った画像より目立ったりしますからね（汗それぞれ適切な力加減で作っていくためにもリストアップはやっておきたい作業です。ただまあ、「用意しないと」であって、すべて作成しないといけない、ってことはないです。最近は無料～数百円程度で画材を提供してくれる方々もいらっしゃいますし、Unityやツクールであれば、付属しているセットも提供者もさらにたくさんあるでしょう。なので、どういうものがどれだけ必要なのか。足りないものは何なのか。それさえはっきりわかってしまえば、画材を揃えるのは素人であっても不可能ではないです。今回の場合も、すでに作った同シリーズということで、流用できる画像は流用するので新たに何が必要なのか、というリストになります。「２/３」とか書いてあるのは、必要数３、作成済み２、という事です。具体的にはこんな感じです。■■■必要な画材■■■■キャラキャラはこういう感じ↑で１セット。このキャラの場合、大弓がパーツとしてくっつく感じですね。士官級戦器５/３序盤用量産型戦器２/３終盤用量産型戦器３/３大型警備システム０/１ネット用雑魚兵器　１/３くらい終盤用雑魚兵器　　０/３くらい【禁足事項】　０/１街のモブ用人間・戦器など　０/１０くらい【禁足事項】キャラ　０/２ちなみに、雑魚キャラは、他の画像よりも優先度早めです。（主人公の次）出現させる場所の配分や振り付けなど画像の後に続く作業が多いので。------------------------■背景背景は↑のように遠景の１枚絵がドンという事が多いです。いくつかは有料のものを買って、ゲームに合う色味やぼかし調整をして使ってます。　タイトル画面　　　　２/２　ラストバトル　　　　０/１　ラストダンジョン　　０/３　準ラストダンジョン　０/２　後半戦用背景　　　　０/２ｘ５（基本的にありものの改造）　電脳空間用新背景　　０/５　ボス戦用背景　　最低でも０/４　重要イベント用、非戦闘背景　０/２　【禁足事項】　０/１０くらい？　エンディング　０/『余裕があったら６』最低１でも成り立つ------------------------■マップチップ　地面や壁、建物や地形を構成する、　いわば第二背景です。最小５０マス～最大２００マス、↑で１セットになります。　ラストバトル　０/１　ラストダンジョン　０/１　準ラストダンジョン　０/１　電脳空間用背景０/１　後半戦用マップチップ０/３（ありものの改造）　ありものの色替え、パーツ追加を５、６マップ　特に【禁足事項】は空きがあったら詰められるだけつっこめ------------------------■弾・エフェクト　弾は１個２個より「このキャラの弾」「この技の弾」と数えてます。　動きも含めての弾ですし、バラで使うことなんてそうそうないですし。　主人公専用必殺技０/１　【禁足事項】０/１　【禁足事項】用、空中にひび割れを起こすエフェクト　【禁足事項】用の　【禁足事項】い　【禁足事項】　【禁足事項】用の　【禁足事項】っぽい弾　後半雑魚・ボスに共通して使わせる通常弾　（リークラのウォーズウォーの赤弾みたいの）　黒色で見栄えのする弾画像が案外少ないので３つくらい増やす　フルクスタとかほとんど弾画像を選ぶ余地が無かったし。------------------------■立ち絵・会話イベント用小道具【禁足事項】とまあ、そんな感じです。さらにいうと宗の場合、もう少し進んだら、「敵と味方の技の振り付け」や「今回初実装するシステム」などについてもリストを作って、作業進行の目安にします。…あ、そっちは見せられませんよ？全部禁足事項です。ほんとうはスケジュール表を作った方がいいんでしょうけど…予定が狂って表を直して、を繰り返すのが不毛なので…（汗）ちなみに、他の同人ゲームサークルさんは、たぶん違った作り方をされていると思いますが、個人でやってる方なんかだとわりと勢いで！…という方が多かったような気がします。では本日はこんなところで。宗を含めたメンバー全員がだいたい本番モードで無事に新作の完成に向けて動き出しました。お蔭で生活の忙しさギアが一段上がりましたが、それも含めて、実は少し安心しています。…歳を重ねると、情熱の火がちゃんとつくかって、結構怖いんですわ～。
13May
- リーサル新作開発記２『置き場を整理する』
  ども、GWってなんだっけ？…と周囲の忙しそうな悲鳴などを聞いていると思ってしまう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。宗は例大祭もコミティアも不参加だったのでまあそういう忙しさは無かったのですが…。今やっとかないと後でヤバい、クッソ時間のかかる作業をずっとしていました。それが今回の置き場の整理、です。これはシリーズ物に限った話ではないのですが、ゲームを一本制作する際、当然、一番使い勝手のいい場所に開発用のフォルダなりなんなりを並べておくので、その場所を新作に譲り渡したいわけです。それに、ゲームを１本完成させた後ってのは最後の突貫作業で「とにかく完成品の出来がすべてだ！　ブツに載らないとこなんてかまってられるか！！」となってしまい万が一のための複製ファイルや後で消すつもりの不良ファイルがどんどん生産されていくもんなんです。そういうごみファイルを落ち着いた状態でちゃんと見て、消したり整理したりしながら、本作業の場所を新作に明け渡す。…これが宗の手元で最初にやる作業になります。ゲーム制作にあまりなじみのない方だと、たぶん「簡単」だとしか思えないと思いますが、「たわーおふぇんす」↓と「リーサルオペレーション」↓ですら数千あるファイルの半分近くはおんなじ名前ですからね。（中身は異なるものがほとんど）さらに同じ作品でも日本語版、英語版や体験版やらバージョン1.00～1.2１などなどあるのでこれの整理はとにかく時間がかかります。具体的には休日５つ含めて１０日くらいかかりました。でもコレはちゃんとやっておかないと、新作を作る時に旧作のデータをコピって使う際にリーオペの一部を移植したつもりがたわーだったり、新作作ってるつもりでリーオペにたわーを移植したり、とかすでにやってしまってますからね…。その時はすぐ気づいて直してますが、もし気づくのが遅れたら大惨事です。砂漠に落とした５円玉を探すハメになります。ま、今ならそうなってもまだマシですけどね。仕込まれたトラップが佳境の時期に発動しようもんなら…。まあ、そんな感じでけっこう面倒で時間のかかる作業なのですが、かかる時間の９割は、削除やファイル転送の待ち時間なので。ぼちぼちこんな感じのドットを打ちながら進めてます。というわけで、次回はキャラドットの話でもしようと思います。それでは～。
30Apr
- リーサル新作開発記１『シリーズものなら最初はシナリオ』
  ども、宗です。『たわーおふぇんす！』の開発が、先日、一通り完了しました。（実は延長戦がまだちょっと残ってますが）　『たわーおふぇんす！』は実のことろ大雪戦の新しい道を模索するための斥候であり、海外版とかSTEAMとかを視野に入れ、他のサークルさんに参考にしてもらえるかも、と思い作り方も１～１０まで公表しながら制作したわけです。※興味がある方はこのブログの、　テーマ：同人動的ゲーム制作ノウハウ　で閲覧してみてくださいな。が、実をいうと宗のペースアップにもあの開発形態はプラスに働いてました。開発記１つに、１～３時間を消費していたのですが、それを差っ引いても開発が進んでいることを示し、モチベーションをアップさせる力の方が大きかったです。と言う訳で。これから作る作品についても、なるべく２週間に１度を目処に、公表できるものだけ制作状況など報告しながら進めていこうと思います。で、まず最初に何から手をつけるかーという話を。『たわーおふぇんす！』は完全新作かつ他の候補もあったので、まずメインシステムと企画書でしたが、今回の場合はまずシナリオからになります。何を作るかがサークル内で完全に合意できてましたからね。で、作曲やキャラデザインに費やしてもらう時間はあればあるほどいいので、そのためにはシステムよりシナリオです。実を言うと台本と、基本的なスクリプト打ちこみ分はもう完成していますが……。その台本の見せられない部分を黒塗するとこうなります↓…・…いや、もう、ほんとすんません。２行目と８行目が致命的にアウトで、見えてる所からあてずっぽうな推測をされても困るので周囲もアウトです。まあでも、何もないのに虚勢を張っていたり、ただ闇雲に作れるところから作っているわけではなく、きちんと作りたいものの形はすべて決まっているという事なので、（それこそ、もう５年前以上前からね…。）その辺りはご安心ください。次回は、前作品の開発後、次の作品を開発する時、この切り替えのタイミングはこういう事をしてますよ、というあたりのお話をしようと思います。キャラ画像も少しばかり晒しますよー。
13Apr
- たわーおふぇんす開発記29『DLC（ダウンロードコンテンツ）を出す』
  ども、宗です。終わらせたつもりだった「でんじゃらすたわーおふぇんす！」で延長戦が発生してしまいましてな…。日本の個人制作界隈の方々が、同じ轍を踏まないように今回苦労した事などを、つづっておこうと思います。番外編SteamにDLC（ダウンロードコンテンツ）を出す。そもそも、たわーおふぇんすのアペンドディスクという位置づけにした「でんじゃらすたわーおふぇんす！」なわけですが、ネット販売という形態でこのブツを考えたらダウンロードコンテンツ（DLC）と呼んだ方が適切です。そしてSteamの場合、DLC用の登録システムがついています。逆に言うと、すでにあるルールに合わせないとユーザーには「手順がめんどくさいナニコレ」的なものになってしまう訳で。そこは合わせざるを得なかったわけです。と言っても、ゲーム本体を英語版と日本語版の登録ができたのであれば、それほど難易度は高くないです。英語版に、日本語版を上書きするのと同じ要領で追加データを上書きするよう設定するだけですから。具体的にはー。１．アペンド用のデータを用意する。もちろん英語バージョンも。２．サークルの管理ページ上に、「たわーおふぇんす」の「新しいDLCを追加」する。３．その新しいDLC（以下でんじゃらす）にデポ（ゲームデータをアップロードする箱）を２つ作成、　　でんじゃらすのIDと、デポ２つのIDをメモる。４．本体データをUPした時と同じ要領ででんじゃらす用の日本語データ、英語データを両方UP、　　ビルドブランチなどの設定を済ませる。５．ちゃんと設定できていれば、この時点でβモード上でダウンロードが可能になり、　　本体をダウンロードした状態ででんじゃらすを買って、チェックボックスで有効化すれば　　本体起動前に自動的にアップロードが始まります。　　　　（変な場所にチェックをするとゲーム側がアップロードタイミングを発する必要が生じるので注意。）それができたら後は必要な画像やゲーム情報を入力し、チェックしてもらってOKだったらリリース、とそんな感じです。ゲーム単品と違うのは、最初のでんじゃらす枠の作成だけで、あとはほとんどゲーム本体とおんなじです。余計なところをいじらなければ、「起動と同時にアップデート」がデフォルトで設定されてますし。なのでここで細かい所については、改めて説明するより、こちらをたわーおふぇんす開発記２７「Steamに出す-前編-」たわーおふぇんす開発記２８「Steamに出す-後編-」ご覧ください。で、今回、どんなミスが起こっていたのかと申しますと。　１．英語版だと問題なくプレイできる。　２．日本語版だとを認識してくれない。　３．英語版で一度でんじゃらすをプレイした後だと、日本語版も普通にプレイできる。という感じでした。日本のSteamユーザーの方々、気づくのが遅れて本当に申し訳ありません。（何回も入れては消してと試行錯誤していたので、気づけませんでした…）その原因はなんだったのか、なのですが、恐らくSteamとは関係なしに用意した、「自動アプデ」が原因だったと思われます。日本語版はゲームを起動するとすぐ自動アプデを行い、Steamに登録されているものより１つ上のバージョンになっちゃうんですよね。それでSteamの預かり知らない形で中身が変わるので、DLCを上書きする時の、「本体持ってますか？」チェックに引っかかったんではないか、と。英語版は、後発だけに、自動更新するような不具合がなかったため問題ありませんでした。日本語版の方も、Steam本来の手順で本体が最新版にアップデートされるようデータを更新したら、この問題は解決しました。ま、そんな感じなので。これからSteam進出を考えている方々、もしご覧になっておりましたらDLCと自動アプデの食い違いにはご注意下さい。あと、個人宛のメールやSNSでのご相談であれば、Steamの規約で出せないような、突っ込んだ話や内部の画像を使った説明もできますので…。何かあったらご相談下さい。実際、宗に相談されていた方が最近↓の「ABYSS CRAWLERS plus」でスチームデビューを果たされました。（まあ、たぶん宗なしでもできてた気はしますけどね。）絵に多少荒いところはあるものの、物語もシステムも、深くてやりごたえのあるローグチックなARPGです。雰囲気が肌に合うアクションゲーマーさんは是非BGMも含めて堪能してみてください。それでは、本日は以上で。
25Mar
- でんじゃらすたわーおふぇんす！４月３日にsteamもリリース
  ども、最近RTAランナーも兼任するようになった、同人ゲーム作者の宗です。（まあユーザーを楽しませられたらなんだって良し、　というのがウチらの方針でもありますが。）先日もちらっと書きましたが、Steamで「でんじゃらすたわーおふぇんす！」のリリースが決まりました。４月３日の昼ごろからこちらのページでDL可能になる…はずです。英語対応もOKです↓ただしこちらはあくまでも「ダウンロードコンテンツ」としての販売になります。単品で買おうとすればちゃんと警告がでますが、「『Steamの』たわーおふぇんす」製品版を持っていないと利用できないので、ご注意下さい。あともう一点、これは連絡というより撤退宣言なのですが…。今年から、４月１日に特別な何かを用意するのはやめようと思います。ようするに、↓みたいなやつのことですね。。。ここ数年、その準備で２か月分は作業時間を費やしていたのですが、それをゲーム制作に割り当てたいのが１点。そしてもう一点の方が重要なのですが…。最近は大手企業が派手な事をやるようになっちゃったので、そこに勝負をかけても目立てないんですよね。業界の人っぽく言えば、４月１日はすでにレッドオーシャンなんです。散々いろいろやった後で、今でも競争が苛烈な４月１日に、わざわざ戦う意味はない、と判断しました。・・・というわけで、毎年楽しみにされていた方々には申し訳ありませんが来週を含めた今後の４月１日には特に何もいたしませんので、ご了承下さい。その分、ゲーム作りに力入れていきますんで。…長いチャージ時間を経てしまいましたが、今走らせているプロジェクトにも、ようやく筋が見えてきました。次は間違いなく、大雪戦の強キャラをことごとく倒してきた強者なら、ある程度は想像できるもの、そのままのゲームです。その性質上、完成版のリリースまで、特にストーリーについては体験版も出せないくらい情報統制をかけますが、いずれ少しづつ開発状況なども報告していきますので…。これからも大雪戦とお付き合い頂ければ幸いです。では、本日は以上で。
17Mar
- AGARTHA(アガルタ)のRTAを走ってみた。
  ども、こちら宗です。少し前からですが、DL.siteさんで英語版のでんじゃらすたわーおふぇんす！をリリースさせていただきました。英語の方が読みやすい方は是非どうぞ。また、Steamさんでも本日チェックに通過しました。審査から公開まで２週間空ける必要があるのですが、４月頭にはダウンロードコンテンツとして「でんじゃらすたわーおふぇんす！」steam版もリリースします。steam待ちの方々はそちらでよろしくお願いします。と、ちょっと前置きが長くなりましたが。以前感想をここに書いた神奈川電子研究所さんのAGARTHA（アガルタ）についてこれ、RTA走ったらすごいプレイが見せられるんじゃないか？…とふと思ってしまいまして…。走ってきました。作りたいと思ったものですぐ作れるものはさっさと作ってしまうのが一番です。とはいえ、ここまで速くできるとは思わなんだ。あ、タイム的にです。というわけで。本命は動画の方であり、ここで語ってもなんなので、あとはそちらでご確認ください。楽しんでいただけたら幸いです。それでは。
28Feb
- でんじゃらすたわーおふぇんす！1.11bをUPしました。
  ども、冬コミ以来の宗です。ちょっといろいろ忙しかった中、でんじゃらすの英語版に着手してまして。だいたい終わったのですが…リリース時は締め切り前のテンションと何百と繰り返して指に染みついたテクニックがあったのでほとんど気にならなかったのですが少し時間置いてから再び遊んでみると、高難度モノってのは……イヤー、テストプレイでもきつかったス。と、いうわけでというかなんというか。なおしたいなーという所がいろいろあったので。日本語版の『でんじゃらすたわーおふぇんす！』の1.11b修正パッチを用意させていただきました。英語版だけ手入れをして、日本語版はそのままとかナシですしね。ネットにつなげる環境で「でんじゃらす」を適用したたわーおふぇんす.exeを起動すれば自動的に更新されます。一度挫折した方も是非もう一度チャレンジしてみて下さい。※以下、すべて「でんじゃらす」限定の仕様修正です。■アルスブレードと〇ーピスを　壁に接した状態で壁に向かって発進させると　壁を抜けてしまう不具合を修正。　（その影響で多少前バージョンより減速しています）■コンティニューやゲームロード後、　後ろから迫るバズソーバーのスピードが落ちる不具合を　修正。全般的に難易度は若干上がる修正なのですが、　『存在しないはずの研究所2　　　　　　　　　「廻る金トゲ空中戦」』このステージが、超難度ステージと化していましたので…。（時間をかけて正確に操作すれば不可能ではないですが…。）■『存在しないはずの研究所４　　　　　　　　　「最奥を目指して」』　の左の壁の当たり判定が消えていたのを修正。　また同ステージの２段目右端で何もないのに　タワーが崩れる現象を起こらないよう修正。■紫の高速レーザーと、誘導ミサイルが角度次第で壁を抜けてくることがあったので、壁を抜けない程度に速度を調整。（とはいえ、視認してから避けようってのは困難だと思います。　撃たれる前に対応しましょう。）■『蝕まれた廃棄場　　　　　「小さな兵器のすべきこと」』　のステージ構成を、先へ進むほどマイルドになるよう調整しました。■ラスボスのHPを現実的な数字に見直しました特にラスボスに関しては、通常モードと同じ攻略法は通じにくいですが、今回の修正後なら残機３でも上手く立ち回れば対抗可能だと思います。（それでも最初のマップで決着をつけるのは難しいでしょう。　やるならデンジャラスの場合、むしろ後半です。）と、以上になります。挫折する人が出るのは想定内なのですが少しだけとはいえ、変更した最後の一言を、もし誰も見てなかったらちょっと寂しいものでして…。まあ、そんな気持ちも含めての今回の修正となりました。英語版はもう少々お待ちください。モノは同時進行で作成したので、最終チェックが済み次第、まずDL.Siteさんからリリースさせていただきます。では、本日は以上で。
23Dec
- 冬コミ直前恒例報告など
  ご無沙汰しております、宗です。コミケまであと１週間、既出作品の郵送はすませており、あとはなんとかして手元の『危険物』をスペースに飾るべく作り続けるのみ、と言う訳で毎年恒例の連絡事項です。まず我が大雪戦のサークルスペースは１２月２９日（金）　東３ホールケ３０a 大雪戦島端になります。ウチもちょっとは知名度がついてきた、ということでしょうかねぇ。出し物は『たわーおふぇんす！』　　　　　　　　　　　（￥１０００）とたわーおふぇんすのアペンドディスク『でんじゃらす　たわーおふぇんす！』　　（時価。まあ５００円以下だと思います。。。）こちら、お手軽感のために切り捨てていたテクニカルなアクションやパズルの深みを追求し、敵味方双方の移動速度・弾速・発生頻度を倍以上に、ステージ構成もコンセプトを遵守しつつ大幅改革、ぶっちゃけて言えば本気で殺しにいくモードの追加パッチです。※本体『たわーおふぇんす！』が必要なのでご注意を。他、既出作も一通り持ち込み予定です。続いて、うちの相方とDNAさんがこの冬コミに出る同人ゲームを紹介していく萎えラジDNA C93直前スペシャルとき　：　12/23(今日です)　19:00～22:00(予定) ところ　：　Youtube Live MC　：　DNA　TBN今回はちょっと入り口が見つからなかったのですが、現在こちらで放送中です。コミケ前の目星付けに是非どうぞ。それと、今回もお世話になりました、コミケ（C93）同人ゲームまとめ動画がこちら。&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm32460210"&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;コミケ（C93）同人ゲームまとめ動画 Part1/3&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;/a&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm32460359"&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;コミケ（C93）同人ゲームまとめ動画 Part2/3&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;/a&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm32460484"&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;コミケ（C93）同人ゲームまとめ動画 Part3/3&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;/a&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;『でんじゃらすたわーおふぇんす！』も動いている画面で解説してますので、どれほどでんじゃらすなのかの指標にでも見て頂ければ幸いです。と、以上、コミケ前の連絡事項でした。また当日にお会いしましょう。それでは。
21Oct
- たわーおふぇんす開発記28(完)「Steamに出す-後編-」
  というわけで、Steam販売に至るまでの後半戦です。　　１・英語に翻訳する　　２・取引のための登録と認定　　３・ゲームをアップロードする　　４・販売用ページに必要なデータをアップする　　５・審査を通過する　　６・リリース前後のユーザー対応この4番目からですね。＞前編はこちら＜とはいえ前回の「３．データをアップする」が峠です。そこを越えて仮ダウンロード＆プレイができたのなら、あとは難しくはないので頑張りましょう。４・販売用ページに必要なデータをアップするSteamの場合、ゲーム以外に提出が必要なものがかなり多いです。具体的には　・PV動画　・プレイ画像５枚～10枚　・バナー（↓こういうの。サイズで５種、ｘ言語ごとに必要）　・動作環境、説明文、連絡先などの諸々の情報　・プレイ報酬のアイコンなど（これの種類もめっちゃ多い）ここまでが最低限必須になります。（画像のアップは普通の手段で大丈夫）Steam上の先駆者様のストアページなどと見比べながら、ひとつひとつ提出していきます。さらに、可能であればのオプションで・プレイ報酬、トレーディングカード用の画像データ（枠はあちらで用意してくれるので、ロゴと中の画像ですね。）・プレイ報酬、背景画像データ・トロフィー設定（指定方法でフラグを仕込み、専用ページで設定）・ランキング設定（同上）・割引セールの設定・・・というところです。最低限の入力がすべて終われば、そこではじめて２つ存在する「審査を受ける」ためのボタンが押せるようになります。※逆に言うと、そのボタンさえ触らなければ、どこをどういじっても　　取り返しのつかない事にはならないってことです。　　「Steam に公開」というボタンも大丈夫ですよ。　　…というかちょくちょく押さないと　　　ゲームデータのアップロードができないです。　　（引っかからなかったけど、罠、ですね、あれは。）５・審査を通過する昨年までは「Greenlight」という一般ユーザーも含めた投票審査があったのですが、今はスチーム内の人がチェックします。たぶん、ずっと通しやすくなりました。（ま、Greenlighは票の取り方がウマいゲームだけが　　　　　　通ってた感がありましたからね…。）さらに審査の結果、不合格でもあきらめることはありません。直さなければいけない場所の指摘が「英語で」返ってくるので、頑張って修正し、リトライしましょう。ウチも1回目は不合格だったので、具体的に言いますと・・・修正必須・『このゲームについて』セクションが、理解しづらいよ！　…これ、最初は説明文のことだと誤解しちゃったんですけど、　ちゃんと自力で英語を読んだら動作環境の事でした。　（自動翻訳は専門用語に対してあまりに無力です…）　先駆者様の動作環境と見比べ、おかしなところを修正しました。・『法律のライン』で、開発者の　エンドユーザーライセンス契約書を含んでいたらダメだよ！　「無断複製を禁止します」的なものはNGという事です。　入れるなら、ゲーム開始前の使用許諾書を作り、　そこに書き込む必要があるようです。　まあ、堅苦しいのは好きじゃないので削除で対応。・redistributablesがないと動かないよ！（DirectX機能の１つ）　その場合は、必要なチェックボックスにマークをつけてね！　これについてはどこにチェックをすればよいのか　丁寧な解説を添えてくれたのでありがたかったです。　指示に従ってチェックを追加しました。・スチーム外のHPやメールのアドレスを、　ゲームの説明文に書いたらダメ！　説明文に「大雪戦」のHPとメールアドレスを加えていたのが敗因。　素直に削除しました。修正推奨・バナーの「TOWER OFFENCE！」が読みにくいよ！・スクショが小さいよ！（こっちのミスです）・スクショの中にゲームのスクショ以外が混じってるよ？（同上）こんな感じでした。大変なのは把握するまでで、わかってしまえば簡単でしたね。ちなみに１ミスで通過しました。指摘された場所は必ず直してから提出しましょう。それがこの世界の礼儀です。６・リリース前後のユーザー対応リリース可能になったら、あとは予定日を設定して、その日を待つだけ……ってわけでもなかったです。発売日を決めると、近日リリース欄に自分のゲームが並ぶのですが、その直後から「宣伝したいから、Keyをくれませんか？」という内容のメール（英語ね）が来ました。このKeyというのは、ダウンロードキーの事であり、この段階まで進めば、申請さえすれば宣伝用に簡単にもらえます。本当に宣伝してくれるなら大歓迎ですが、大半は「転売屋」です。言われたままにホイホイ渡してしまうとせっかくのゲームをこのように↓叩き売られてしまいます。ピンポイントでKeyを無効にすることもできますが…。それで損をするのは、ゲームを買った人であって、ウソでKeyを盗んだ人間ではありません。もめ事の元にもなるらしいので、英語を得意でない人がやるのは得策ではないでしょう。（それで悪評を立てられ、悔しい思いをした　開発の方もいらっしゃるとか。）とりあえず「a key」ではなく、「a few key」とか「some key」となぜか複数のキーを要求してくる人と、「商談をしましょう」的なメールは疑うべきです。また、沢山の会員がいる紹介ページを証拠に示されても、その管理者のカタリであることを疑いましょう。ほぼ一致のメールアドレスと複製の写真を用意するくらい、今は簡単にできますからね。ウチの場合、５件ほど、少なくとも「たわーおふぇんす！」がどんなゲームかを理解した上で紹介したいという方だけにキーを渡しましたが…。それでも転売はされていました。あとは、実際にプレイした方々へのユーザーサポートも油断せずに行いたいところです。あちらの場合、AWSDが移動、EnterやShiftで決定の方が一般的なので、「Zキーで決定」という所からわからない方もいたりしますからね。…とまあ、数々の苦難を潜り抜けて、無事たわーおふぇんす！は　このようにSteamからリリースされ、お手軽に購入できるようになったわけです。次からは同じ手順を繰り返すだけですので詰まったりせずにリリースできるでしょう。とはいえ、大雪戦の別のゲームをどうするかは…。まず次回作を無事に完成させてから、ですね。長い道のりではありましたが、「たわーおふぇんす！」の発想から企画書、製作から販売まで、全工程の解説は、以上で終了になります。この解説が、同じ世界で頑張ってらっしゃる、もしくはこの世界に入ろうとしている誰かのほんの少しでも、手助けになれば幸いです。では、本日は以上で。ご視聴、ありがとうございました。