本日は
UTGソフトウェアさんの
でんじゃらす☆ぱっちぇさんを 

パチュリーとすわこ様が主人公の東方2次、
2D横のパズルアクションです。




1つのステージは20フロア前後のマップで構成されており、

その迷宮の中を探索し、鍵を集めて先に進み、

最後にボスを倒せばステージクリア。


自キャラの性能はジャンプアクション的で、

踏みつけで敵を、たたき上げでブロックを破壊することが出来ます。

とはいえ基本、攻撃はショットです。


プレイヤーは2人のキャラのどちらかを使用でき、

それぞれが異なるショットを3~4種類持っており、

特定のショットが必要な場面もあったりします。


特にパチェさんはジャンプボタンおしっぱで空中歩行が使えて、

空中に立ち止ったままショットを撃てたりもするので、
結構ひょいひょい進んで行っても大丈夫です。


ステージギミックは、鍵と扉を中心に、
スイッチブロックや動く床、壊せるブロックなど
正統派なものが多い印象です。

テクニックよりパズルに対して知恵を絞る場面の方が多いかな。



しかしゲーム進行をサポートするものは

「全体マップ」「死んでも最後にくぐった扉から何度でも挑戦可能」
「ステージ途中でもセーブ&再開もできる」と、

非常に充実しています。



そのできることの多さゆえに最初は戸惑う所もあると思いますが、

死んでもペナルティは点数だけなので
アクションビギナーでも楽しく遊べるでしょう。


……ノーマルモードまでは。



本作は開始時にモード選択があり、

ノーマルの他にエキスパートモード、
クリアでさらに上のモードが遊べるようになります。


上位のモードは
敵が増えたり強くなる…というものではなく、
ステージ構成から
まったくの別物になります。

上位モードほど難しいのは当然なんですが、

難しさの質、つまりステージのコンセプトが

大きく異なっているんです。

手前のモードの遊び方を引きずっていると

1面から最後までどこまでも死ねます。

他のゲームのハードモードなどと同列に考えたりなどせず、

それぞれ
『・裏面』

『・脱出ゲー』

『・ただの拷問』

くらいのつもりで気持ちを切り替えて挑まないと

モニターを叩き割ってしまうかもしれないので注意。


とはいえ、主人公の能力も

ステージに置かれたギミックの仕様も基本的には同じなので、

他で培ったテクニックや知識は役に立ちます。


(正直それでここまで変えるって

 かなり凄い話だと思うので、
 ゲームのレベルデザインに関わる事がある人には

 是非見ておくことをおすすめしたいです。)




また、ボス戦も面白いです。
どのボス戦でも手頃な足場が大量にあるため
ポジション取りがやりやすい分、
ボスは結構な面積を占める弾幕を放ってきます。


序盤やスぺカ前の大人しいタイミングは
まあ力押しでなんとかなりますが、

最後の方はそうもいきません。

大量の弾幕に巻き込まれたら連続ヒットしてしまうので

一瞬の油断が命取りになります。


だがそんな激しい猛攻の中で死角を見切ってじりじり動き、
チャンスを見つけて叩きこんだりするのが
とてもパズルアクションぽくて面白い。


さらに言うならショットの中に、撃てばしばらく場に残って

連続ヒットするものがあるのですが、

それがこのボス戦に対して相性がとても良い。

一瞬だけでもボスに向かって発射できれば、

あとは逃げてもダメージを与え続けてくれますからね。


一瞬しかない隙をつく、

或いは相殺できる弾で隙を作って反撃する!

そういう戦いが熱かったです。




しかし……。

このUTGさんとかですのやさんとかは、
どうしてふわふわしたメルヘンチックな世界観で
マゾいゲームを出すのでしょうか、と(汗


常連さんはわかってるからいいですけど、
「このイメージに騙されたぜコンちくしょう!!」

……っていうプレイヤーさんとか居ないのかなとか
ちょっと心配だったりします……w



まあそれはさておき、本作は間口が広く、
アクションが遊べる方なら誰にでもお勧めできる感じです。


とはいえたぶん本作の真価は
高難易度でこそ発揮されていると思うので、
特に腕や頭脳に自信のある方に、
是非じっくり遊んでみて欲しいなーと思う次第でした。



それでは、本日はそんなところで。